国宝5城の1つであり人気観光地です。それゆえに観光客も多く入場制限がかかる事もしばしばあります。
前回は夜間のライトアップしか見れなかったので、今回は天守の中に入ったり、松本城公園も散策して来ました。
城内外の様子や公園の風景等ご案内します。アクセス、駐車場情報、施設案内、混雑状況など現地で撮って来た写真でシェアしますので、少しでも皆さまの旅のお役に立てれば幸いです。
スポンサーリンク
目次
松本城について
長野県松本市にある松本城は、江戸時代初期に建造された5重6階天守を持つ国宝の城です。
現存12天守のうち5重天守を持つ城は姫路城と松本城だけであり、最古の5重天守とあって風格を感じます。
白い姫路城が白鷺(しらさぎ)城と言われるのにたいして黒い松本城は烏(からす)城と呼ばれています。
※松本城の別名「烏城」禁止? 市が松本城公式ホームページに「誤り」と呼びかけ。
壁面の上部を白漆喰、下部を黒漆塗りの下見板で覆っています。この漆喰の白と漆塗りの黒と白のコントラストがアルプスの山々に映えて見事な景観となっています。
スポンサーリンク
松本城のアクセスと所要時間
長野自動車道 松本I.Cから 国道143号経由 3.1km、約14分。
高速からのアクセスは抜群に良く訪れやすい観光地です。
スポンサーリンク
松本城の駐車場情報と混雑状況
キャパと駐車料金で一番のオススメ。ここならまず停められます。
1.市営松本城大手門駐車場
訪問日は6月土曜日で15時到着と遅めでした。この時間帯は何処も駐車場の空きがありました。
私達が止めたのは、市営松本城大手門駐車場で城の南側に位置する所にあり城下町にも行きやすく、城まで徒歩5分といったロケーションの場所です。
スポンサーリンク
松本城の観光情報
開場日
年末(12月29日から31日まで)を除き無休
開場時間
午前8時30分から午後5時まで(最終入場は、午後4時30分まで)
※下記の期間については、観覧時間を午前8時から午後6時まで延長いたします。
(最終入場は、午後5時30分まで)
ゴールデンウィーク期間中
平成29年4月29日(土曜日)から5月7日(日曜日)まで
夏季期間中
平成29年8月5日(土曜日)から8月16日(水曜日)まで(和服でご来場のお客様は、本丸庭園及び天守の入場が無料となります。)
松本城天守(本丸庭園内)観覧料
大人610円 小・中学生300円
観覧所要時間
松本城天守内の平均観覧所要時間は約45分から60分です。
スポンサーリンク
みちしるべ
黒門
二の門 平成11年に復元されました。天守に行くには内堀を渡ったところにある門を渡ります。
狭間(さま)が切られ、対岸の敵に備えて火縄銃で攻撃できるようになっています。この時間は閉城していますが、この門を越えると観覧券売り場があります。
一の門 この門を入ると本丸御殿がありました。本丸御殿に通じる格調高い正式な門です。
黒門の中に置いてあります。
本丸御殿跡
御殿跡を囲むようにぐるりと回る道で天守に向かいます。天守入場待ちが発生しますとここの通路にずら~っと並びます。
本日はスルーでさくっと城入場口まで行けました。帰りは反対側の通路を通って出ます。
天守の一部に耐震能力が不足しているらしく混雑時は入場制限をしているそうです。
恐らく城上部の階段の上り下りで人が溜まってしまう事による危険回避措置かと思われます。
本丸庭園の中に瓦を使って御殿部分が仕切ってあります。
現存する日本最古の五重天守はまさしく城といった風格があります。右側は乾小天守で4階構造です。
城の定番装備、石落とし、狭間が壁に並んでいます。
天守閣
天守と乾小天守の間の渡櫓に入口がつくってあります。奥の月見櫓が出口です。
入口で袋をもらい靴を入れて持ち歩きます。やはり空いてます。この時間帯はねらい目ですね。
乾小天守二階 現在乾小天守には耐震に問題があり立ち入りが出来ません。
天守三階 この階までは階段を待ち時間もなくどんどん昇れます。
天守四階 「御座所」城主が天守に入ったときはここに座を構えたと考えられています。
ここは床と天井の間が4m弱あり一番急な61度の階段となっています。松本城では最も急な階段です。スペースもだんだん狭くなってきており、混雑時には階段手前で待ちが発生します。
天守五階 ここが一番の難所でかなり急な階段です。階段の幅が一人分しかなく一列になって登って行きますので、下りる人と交互にかなりの待ちが発生します。
ここの待ち人数によって天守の入場制限がかけられると思われます。耐震にも難がある様なので安全を考慮したものなのでしょう。
子供は喜びそうですが足を踏み外すと危険ですので、必ず自分が下になって登って下さい。
天守最上階6階 「井桁梁(いげたばり)」屋根裏を見上げると太い梁が井の字の形に組まれています。
天井裏です。二十六夜神が祀られています。ここまで上がれる松本城って凄いです。400年前に木造6階建とはその技術力の高さにも驚かされます。
城内展示
松本城は火縄銃による攻防を予想して築城されました。
火縄銃の演武が行われるイベントがあるそうです。HPはこちら
壁の厚さがわかります。
蕪懸魚(かぶらげぎょ)天守を外から見た時についている三角の破風と呼ばれる部分についています。昭和の修理で取り替えられたものです。
鯱瓦(しゃちがわら)この鯱は大天守につけられていました。昭和の修理で取り換えられました。
松本城の展示物の特徴は、鎧、刀、槍といったものは無く鉄砲等の火器が多かったです。
天守からの風景
瓦の仕切りが御殿建物のあった場所です。中央通路は通り抜けが出来ません。
月見櫓 やぐらと名前は付いていますが武備はなく、北側、東側、南側の三方向に開口部があり月を愛でる為に作られたそうです。
西側の景色で現在この埋橋は強度不足で立ち入り禁止です。
こちらは北側です。
月見櫓から本丸御殿跡
南側
天守出口
月見櫓は三方を朱色の漆が塗られた回縁が黒い城のアクセントになっています。
帰りはこちら側に通路が作ってあります。
17:00の閉城です。時間的には一通り見て回れたのでよかったです。混雑時入城制限がかかる場合もありますのでご入城は計画的に。
松本城公園
城外は松本城公園が整備されており、お堀に囲まれた城をぐるっと一周できます。
春は桜、秋は紅葉と一年を通して楽しめる市民の憩いの場になっています。
撮影スポットがたくさんあり、夜間ライトアップもありますので美しい松本城を一日堪能出来ます。
5~6月はつつじとお城のコラボです。
松本城周辺に整備された、入場無料の公園。城外に出て松本城公園を散策します。
鳥さんとコラボしました。狙って撮ったわけではありません、鳥さんのアドリブです。
埋橋(うづみばし)
朱塗りの埋橋(うづみばし)がいいアクセントになってます。この橋は、昭和25~30年にかけて行なわれた昭和の大修理完成の際、昔の絵図にあった位置に架橋したものです。
対岸の埋門の名にちなんで、埋橋と命名されています。
内堀と埋橋を撮し込んだ天守閣の姿は美しく、絶好の撮影ポイントともなっています。
しかしながら昭和に作られたもので強度が足りず通行止めになっています。
文化財的価値はなく補強するにもかなりの費用がかかる為、現状は放置されてい状態です。
色、形、景観はすばらしいアクセントになっているだけに残念です。
内堀が四方を囲んでいます。現在外堀の整備計画が進められているそうです。
太鼓門
平成11年に復元されました。左側には二の丸御殿跡がありました。
松本城のご案内はいかがでしたでしょうか? 今回は訪問時間が遅く残念ながら城下町まで散策出来ませんでしたが、また桜の季節などその他と絡ませて再訪したいです。
まとめ
さすが国宝の風格が漂う松本城でであり一番好きな城に上げる人も少なくありません。現地レポで気になった事をまとめてみました。
- 松本城の観光所要時間は通常であれば60分で充分です。展示などゆっくりご覧になる場合には、2時間程見た方が良いです。
- 混雑時には入場制限がかかり3時間以上待ちになる事もあります。GW、お盆は覚悟して行きましょう。
- 急な階段が多いので女性の方はパンツがお勧めです。
- 松本城は築城400年と言われています。耐震診断結果がHPに記されていますので気になる方はこちら。
- ずばりオススメ時間帯は閉城1時間前です。
スポンサーリンク
最後までお付き合いいただきありがとうございました。この記事が気に入っていただけましたら、はなはなの励みになりますので、ポチッとシェアしていただけると幸いです。