芦ノ湖に来ると必ず目にする湖畔の大鳥居。これは箱根神社第一鳥居であり、正月の箱根駅伝のゴール地点でもあるのでTV中継でいつも映し出されます。
アナウンサーが「今年の山の神は誰に微笑むのか?」などと言いますが、まさに箱根神社の御祭神は勝負運の神様でもあります。
もう一つの芦ノ湖に浮かぶ鳥居も目にした事があるでしょうか? 湖から登る龍の入り口とされており気になる場所でもあります。
今回はパワースポットである箱根神社を紐解いてみました。鳥居から参道、境内、御朱印、縁結びで人気の九頭竜神社新宮と本宮の行き方などご案内します。
アクセス、駐車場情報、施設案内、混雑状況など現地で撮って来た写真でシェアしますので、少しでも皆さまの旅のお役に立てれば幸いです。
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目次
箱根神社について
箱根神社は、神奈川県足柄下郡箱根町元箱根にある神社です。箱根山麓の芦ノ湖畔の風光明媚な場所に鎮座。
御祭神は、箱根大神瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)、木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)、彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)の三神の総称である箱根大神様です。
鎮座1250年を超える箱根神社は、いにしえより数多の武将が訪れる心願成就、勝負の神として名を馳せ、関東総鎮守箱根大権現と尊崇されてきた名社で、交通安全・心願成就・開運厄除に御神徳の高い運開きの神様として信仰されています。
近年では昭和天皇・皇后両陛下をはじめ皇太子浩宮殿下といった皇室の方々も御参拝され、民間も政財界人の参拝や、年間2千万人を越える観光客が訪れるという由緒ある神社です。
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箱根神社のアクセスと所要時間
関東方面
西湘バイパス 箱根口I.Cより 国道1号線 県道732号線経由 19.2km、28分
中部・関西方面
新東名高速道路 長泉沼津I.Cより 伊豆縦貫自動車道(無料区間)国道1号線経由 26.6km、35分
箱根神社の駐車場情報と混雑状況
芦ノ湖遊覧船や海賊船利用者の為に無料駐車場がいくつかありますが、箱根神社参拝者は①箱根神社駐車場(無料)を目指しましょう。
①箱根神社駐車場
普通車
180台
駐車料金
無料
営業時間
24時間
②P1神社前駐車場
普通車
40台
駐車料金
1時間320円 以後30分毎に160円 最大料金 1日¥1940
営業時間
現地にて確認
③P2第二鳥居駐車場A
④P2第二鳥居駐車場B
普通車
A、B合計28台
駐車料金
無料
営業時間
24時間
⑤P3元箱根観光駐車場
普通車
14台
駐車料金
無料
営業時間
24時間
⑥P6大芝駐車場
普通車
35台
駐車料金
1時間310円 以後30分毎に150円 1日上限 ¥1,890
営業時間
現地にて確認
⑦P5元箱根駐車場
普通車
50台
駐車料金
1回500円
営業時間
現地にて確認
⑧P4八丁駐車場
普通車
24台
駐車料金
無料
営業時間
24時間
キャパで見ても①箱根神社駐車場がベストです。私達は土曜日の10:00頃でしたが余裕で停める事が出来ました。
※情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
もちろん駐車場は無料がいい
①箱根神社駐車場(無料)はハイシーズンや、土日祝でなければ11:00頃でも停める事が出来ると思いますが、人気観光地ですから早い到着に越したことはありません。
バイキング船、遊覧船を利用される方は、神社の参拝者専用以外の無料駐車場に停めましょう。
芦ノ湖観光で来られた方は絶対無料駐車場に停めたいので朝一到着はマストです。
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箱根神社の参拝情報と御朱印情報
箱根神社
マップコード
57 123 196*03
鎮座地
〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80−1
電話
0460-83-7123
御祭神
箱根大神(ハコネノオオカミ)
箱根大神とは、御三神の総称
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)
木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)
彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)
ご利益
開運隆盛・金運守護・商売繁盛・縁結び
参拝時間
24時間
授与所
9:00~16:00
御朱印
箱根神社
九頭龍神社
箱根七福神 恵比須
一体300円
所要時間
約60分
宝物殿
鎌倉時代からの重要文化財が展示されています
拝観料
大人:大人:500円 (中学生以上)
子供:子供:300円
拝観時間
9:00~16:30 (入館は16:00まで)
九頭龍神社 本宮
マップコード
57 180 429*75
鎮座地
〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根九頭龍神社
電話
0460-83-7123
御祭神
九頭龍大神
ご利益
縁結び・開運・金運
参拝時間
9:00~16:00
授与所
9:00~16:00
御朱印
一体300円
所要時間
約30分
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箱根神社の歩き方
平和の鳥居
今上陛下の立太子礼と日本の独立(講和条約締結)を記念して昭和27年に建立されました。
参拝者用駐車場に車を停め境内を歩いて行くと右はこの鳥居、左は本殿方向と別れますのでまずこちらの鳥居を見に行きます。湖の上にあるのでくぐれません。
駐車場から一番にここに来たのには理由があります。それは湖面から本殿、そして箱根駒ヶ岳の頂上にある元宮(もとつみや)まで、一直線に結ばれた龍道が作られているのです。
この龍道は強いエネルギーが流れていると言われ、浄化力が高いパワースポットとの事。
また89段の石段は、89(やく)落としになるそうです。ここから一段一段数えながら龍道を登って行きましょう。
第四鳥居まで戻って来ましたが本殿はまだ上です。この鳥居の右側が手水舎、左側がお札所で御朱印はここで授かります。
授与所
御朱印は参拝後に授かるものですから帰りにしましょう。と言いたいのですが、混んでなければ先に貰っておくことをオススメします。
平日であれば問題はありませんが、土日祝などは先に御朱印帳を預けてから参拝に行ったほうがいいです。
さすが人気神社だけあって土日祝の拝受は二名では足りない気がしました。
第四鳥居横の手水舎
矢立の杉
手水舎の反対側で龍道沿いに立っており、一説には一番のパワースポットだと言う事です。
樹齢約1200年と言われており、高さ35mあるそうです。801年征夷大将軍の坂上田村麻呂が東北平定に向かう際に参拝し、表矢を献上して戦勝を祈願したとされています。
後世の武将達も物事を成す時に先人にならってこちらで祈願したそうです。
「箱根を背にするものは天下を制す」と言われる通り、政財界人に人気のある由縁であります。
龍道の両側の大杉からパワーを受けながら登って行きます。第五鳥居が見えます。
第五の鳥居をくぐると一気に視界が開け、ここの境内右側に九頭竜神社新宮があります。
九頭竜神社新宮
縁結びの神様として人気があります。
出来れば本宮、新宮両方お参りしたいところですが、本宮は行きたくても簡単には行けません。(理由は最後に)その多くの人の願いを聞き入れていただけたのでしょうか?こちらに分祠していだたき新宮が出来ました。
どちらも同じ神様が祀られていますので、そのご利益は変わりありません。お参りの気持ちが大切です。
龍神湖水の祭に因んで建立された新宮であり、芦ノ湖畔近くに鎮座している本宮より、御分霊を奉遷し、鎮祭されました。
龍神水
箱根大神の鎮座する箱根山を源とし芦ノ湖を満たす龍神甘露であるとの事で、この水は一切の不浄を洗い清める力を持った霊水との事。
これを持ち帰り家の神棚にお供えすると良いそうです。容器が無い方は、口にすることで全ての不浄を洗い清めてくれると言われています。
お水取り
九頭竜神社の手水舎でありますが、ご利益を求めてお水取りの人がたくさん訪れています。
9箇所から水が出ていますので混雑することはありません。ゆっくり水を汲むことができますので参拝の際はペットボトルなどを持って来るといいでしょう。
持って来なくて後悔した。安心して下さい、空のペットボトルも販売していました。
安産杉
鎌倉幕府を興した源頼朝は、特に当神社を崇敬しましたが、その御台所政子の安産を祈願して實朝(三代将軍)が無事誕生しました。
爾来武家庶民の間にもこの風習が広く行れるようになったといわれます。
本殿
朱塗りの神門
権現造(ごんげんづくり)と呼ばれる神社建築様式の1つで建てられていて、日光東照宮と同じ造りです。
拝殿は鈴が付いた綱が下がっているタイプです。左側にはお札所があります。
願いを込めてこの小槌を三度なでてから「小槌守」を頂くそうです。財界人、起業家に人気があるのもうなずけます。
最後に龍道を上から眺めます。芦ノ湖から一瞬気持ちいい風がサーッと吹き抜けた気がしました。
九頭龍神社 本宮の参拝方法
本宮は芦ノ湖畔にひっそりと鎮座しており、箱根神社からは徒歩で60分ほどかかります。
湖上には朱色の鳥居が見え、対岸は豊かな森に囲まれた場所。ここに九頭竜の神が祀られてるかと思うとテンションが上ります。
最寄りのバス亭は無く、駐車場もなく車でも行けません。アクセスは徒歩か船という、それはそれは他を寄せ付けない神々しさを醸し出しています。
ですので、簡単には参拝に来れない場所、本宮の魅力はそこにあると言っても過言ではありません。
ご利益は「縁結び」「開運」「金運」で、一度は訪れてみたい神社の1つではあります。
九頭龍神社本宮 月次祭
九頭龍神社本宮の月次祭は、九頭龍神様からいつも頂いている御神徳に感謝の心を捧げ、すべての人々が豊かな心で生活を営むことができるよう変わらぬ御加護を祈願して、毎月13日の午前10時から行われるお祭りです。
このお祭りの中で、御参列の方それぞれの個人的な神恩への感謝やお願い事を祈願するお祭り(御祈祷)も併せて行っています。皆様方にはぜひ御参拝下さい。
出典:箱根神社HP
※時期により受付時間・参拝時間・御祈祷時間が変更になっている場合がありますのでホームページでご確認ください。
ここが気になる
当日、参拝者が多い場合は、9:30前に出港して何回も往復して全員運んでいただけるのでご安心下さい。しかし、少しでも早く行きたい方は早めに受付をされることをおすすめします。
ご祈祷には2,000円かかりますが、強制ではありません。御祈祷申込みをなさらないお参りの皆様も乗船して月次祭に参列でき一緒にお祈りすることが出来ます。
箱根神社より
九頭竜神社本宮には月に1度の月次祭(13日)に参拝専用船が出るのでどうしても新宮・本宮両方参拝したい方は押さえておきましょう。
芦ノ湖遊覧船(海賊船ではありません)「元箱根港」で7:30から受付、9:30出港(片道約20分)、月次祭は10:00から。
乗船券は窓口で販売しており、往復で1,500円(お供え付き)です。
芦ノ湖遊覧船湖尻港より
13日の月次祭には行けないけど、どうしても行ってみたいという方は、芦ノ湖遊覧船「湖尻港」からなら近いのでここから徒歩がおすすめです。
本宮へ行くには「九頭龍の森」への入園料¥500円が必要になります。(13日の月次祭以外は、樹木園施設管理費として徴収)
開園時間は、9:00~16:00です。
※九頭龍神社本宮の参道まで、樹木園内を通らないと行けません。
芦ノ湖遊覧船運賃
箱根関所跡港 ⇒ 湖尻港 片道1,000円
元箱根港 ⇒ 湖尻港 片道1,000円
1日フリー乗船券が1,840円なので少しお得です。
箱根神社の御朱印
滞在時間は御朱印拝受も含めて約60分です。
御朱印拝受のコツ
御朱印も2名で拝受されていましたが、行列ができはじめていました。
授与所は駐車場横、第四鳥居の場所にありますので御朱印帳を先に預けて参拝に登っていくといいでしょう。
番号の書かれた札がもらえ渡し間違いはないので安心して預けることができます。
人気観光地ですので観光バスが到着すると一気に境内は人で溢れますし、御朱印帳を何冊も持参している方もみえますので要注意です。
箱根神社のまとめ
箱根神社・九頭龍神社のご案内はいかがでしたでしょうか? 人々を引きつけてやまない人気の一端がわかった気がしますね。機会があれば九頭龍神社本宮の参拝をオススメします。
最後に現地に行って気になった事をまとめてみました。
- 「平和の鳥居」は湖面から龍道のスタートなので一番に訪れましょう。
- パワースポットである矢立の杉、安産杉、九頭竜神社は押さえておきましょう。
- ペットボトルを持っていくとお水取りができます。
- 観光時間は1時間みておけば大丈夫です。ただし箱根神社駐車場に停める事が前提です。
- 御朱印は駐車場横の社務所で授かれます。混雑していたら先に御朱印帳を預けてから参拝するのもあり。
箱根といえば大涌谷です。「大涌谷で黒たまごを食べてきた。箱根海賊船 箱根ロープウエイを乗り継ぐ時と車で行く時の注意点」まで。
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