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神社仏閣

金武宮・金武観音寺の御朱印情報 鍾乳洞は沖縄屈指のパワースポット

更新日:


琉球八社の1つ「金武宮」は首里城から最も遠くにあり、洞窟の中に祀られているとの事。正確には祠(ほこら)があるのみらしい。

しかも洞窟は金武観音寺の境内にあるため当寺が管理しており、金武観音寺の御朱印はあるが金武宮の御朱印はないのだ。

事前の下調べで以上のことがわかったのだが、御朱印があるないにかかわらず琉球八社巡りをコンプリートするには行くしか道はない。

ということで行ってみてとんでもないことが解ったので、金武宮・金武観音寺を紐解いてみたいと思います。

アクセス、駐車場情報、参拝案内、混雑状況など撮って来た写真でシェアします。皆さまの旅に少しでもお役に立てれば幸いです。

 

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金武宮・金武観音寺について

金武宮(きんぐう)は、沖縄県国頭郡金武町にある神社。

「官社の制」により琉球八社の一つとされたが、明治の近代社格制度では無格社。

琉球八社へは神職の役俸並びに営繕費が琉球王府から支給されていたが、金武宮は神職を置かず金武観音寺の住職が管理していたため王府からの経営支援は受けていなかった。

金武観音寺(きんかんのんじ)は、沖縄県国頭郡金武町にある真言宗の寺院であり、山号は「金峯山」と称する。

寺社建造物の多くが沖縄戦で焼失した中で、戦前の古い建築様式が残る貴重な木造建造物。

明治の神仏分離令後も観音寺と金武宮は一体として受け継がれており、現在も金武宮の御朱印はないが洞穴(日秀洞)を管理している「金峰山観音寺」の御朱印があります。

金武宮は沖縄における熊野信仰の始まりの社あったとされ、それを理解するにはまずこの2つを創建した日秀上人を語らずには始まりません。

 

日秀上人(にっしゅうしょうにん)について

時は室町時代、日秀上人(1503〜1577)は和歌山県にある高野山で修行を積み出家します。

当時紀伊国の補陀洛山寺(ふだらくさんじ)から補陀落渡海(ふだらくとかい)という極楽浄土の地を求めて船出する捨身修行が行われていた。

日秀上人は補陀落渡海を行うが、琉球王国本島中部の金武のフナヤ(富花港)に漂着し現地の住人に助けられる。

金武に補陀落浄土(観音様が住むと言われる場所)を感じた日秀上人は金武観音寺を建て聖観音菩薩(御本尊)・阿弥陀如来・薬師如来、を安泰し仏教の布教に努めました。

同時に鍾乳洞に熊野三所権現(本宮・那智・速玉の主祭神))を歓請しそこを拠点に熊野信仰を広めていったのである。

くしくもその時期は琉球国最盛期の頃であり伝播の速度も早まった可能性もある。

日秀上人は琉球において真言宗と熊野信仰を広め、波之上宮の再興を行い、阿弥陀・薬師・観音三像を作って護国寺(波上宮の隣)に祀り、琉球における真言宗の総本山となった。

それは波上宮・護国寺を琉球王国が最も尊んだことからも、日秀上人の名は琉球中に知れ渡っていたと思われる。

琉球八社のうち安里八幡宮以外の七社が熊野権現をお祀りしているのも日秀上人の功績によるもので、不思議な天命を持った人がなすべきことを行った結果を現在の我々が共有しているわけです。

日秀上人は晩年薩摩にわたり鹿児島神宮の再興に尽くし、鹿児島神宮境内裏手には即身仏になった石室が存在し、日秀神社としてお祀りされている。

 

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金武宮・金武観音寺のアクセスと所要時間

那覇空港より

沖縄自動車道
西原IC ⇒ 金武IC

料金
普通車670円 軽自動車550円

所要時間・距離
約52分・53.2km

その他
沖縄自動車道は通行もスムーズで今までに渋滞に合ったことがありません。(運が良いだけかも?)

スイスイ走れるからといっても制限速度80km/hなので取締に気をつけて走りましょう。(覆面パト多いです)

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金武宮・金武観音寺の駐車場情報

参拝者専用駐車場

マップコード

206 140 084*32

住所
〒904-1201
沖縄県国頭郡金武町金武222


098-968-2411

営業時間
24時間

駐車料金
無料

駐車台数
19台

車高制限
無し

他に1台停まっていましたが、土日祝でも余裕で停めれそうです。

 

境内駐車場

本堂横に車椅子・高齢者・妊婦さん専用駐車場がありました。

 

境内北側塀の途切れた場所から入れます。

数台の駐車スペース有り。

※情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。

 

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金武宮・金武観音寺の参拝情報と御朱印情報

マップコード

206 140 173*71

鎮座地
〒904-1201
沖縄県国頭郡金武町金武222


098-968-2411

御祭神

熊野三所権現

  • 伊弉冉尊
  • 速玉男命
  • 事解男命

参拝時間
8:00~17:00(要確認)

参拝所要時間
約30分(洞窟含む)

寺務所
9:00~16:30(要確認)

護摩焚き
毎月18日 10:00~

 

御朱印

拝受は時間をかけてゆっくり丁寧に書いて頂けました。

とても達筆ですばらしい御朱印です。

一体300円

 

御朱印帳

なし

 

琉球八社の御朱印

関連記事 琉球王朝から崇敬を受けていた琉球八社の御朱印をコンプリートしました。

琉球八社の回り方 御朱印拝受の方法を考察 沖縄の神社を巡る旅」を参考にどうぞ。

 

 

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みちしるべ

高野山真言宗

沖縄中部の金武町、田舎特有の「のどか」なお寺さんの風景、、、ではあるが、隣接に米軍基地「キャンプハンセン」が存在する。

県内最大規模の実弾射撃演習が実施されており、よそ者がとても「のどか」とは言えない現実がそこにはある。

※キャンプハンセン(49万㎡)は東京ディズニーシーと同じ広さ

金武町の武は発音せず「きんちょう」と読みます。

境内入口は駐車場から道路を挟んだ反対側。

山門はなく境内を囲んだ塀の端の右側は「高野山 真言宗 金峯山」の山号、左側は「観音寺」の門柱

ゆるやかな坂を下った先に本堂、参拝者の姿もちらほら見受けられます。

子供をだっこしている方は、観光客ではない感じを漂わせていましたがなんと住職さんでした。

優しそうな感じの方で、後ほど御朱印を書いていただきました。

 

金武観音寺のフクギ

参道わきにある「フクギ

推定樹齢350年で沖縄本島でも希少な巨木です。

神社であれば注連縄が巻かれ御神木なのでしょうが、寺社ではそういう扱いはないようです。

 

参道のお地蔵様

本堂手前に2体のお地蔵様がいらっしゃしますので順番に手を合わせます。

1体は子供を抱えていますので子供の健康・成長をお祈りしました。

 

金武観音寺 本堂

沖縄戦で多くの古い木造建築が焼失するも、戦前の古い建築様式を今に伝える貴重な本堂。

金武に派遣された米軍人が学者で、文化財として保護され奇跡的に難を逃れました。

現在の本堂は昭和11年に再建されたものではありますが、当時をそのままに受け継いでいるものです。

 

沖縄独特の強い台風の雨風にさらされていせいか、木造部分の痛みがとても激しい。

屋根は神社と同じく赤瓦の建築様式で寺社に赤瓦は珍しいものでしょう。

 

本堂裏側からは車が入れる道が作ってあり、こちらのスペースにはに指定車(車椅子・高齢者・妊婦さんのみ)駐車できるようです。

 

神仏習合のなごりなのでしょう、なんとお寺に「おみくじ」があるのですよ。

しかも20円? この前引いたところでは200円だったので沖縄は価格破壊をおこしてます。

 

正面中央が聖観音菩薩(御本尊)、向かって左が阿弥陀如来、右が薬師如来です。

日秀上人が奇跡的にたどり着いたこの地でお寺と神社を開祖していたとは、遠く離れた高野山ででは知る良しもなかったことでしょう。

そんな歴史に思いを馳せながら靴を脱ぎ正座して手を合わせます。

 

日秀洞(鍾乳洞)

琉球八社や金武宮の存在を知らなければ見逃してしまう「日秀洞」、本堂右側にあるのでお忘れなく。

地下30メートル、長さ270メートルと言われており、戦時中は防空壕として使われ、多くの人々が命を救われました。

※拝観時間は午前7時〜午後4時

 

琉球八社巡りをしているなら、この洞窟に入らなければここに来た意味がありません。

ちょっと急な階段、内部は暗そう、ちょっと異様な感じ、、、一人ならちゅうちょしそうですが「みんなで入れば怖くない」と突撃します。

ここから祠の屋根が見えるので、まずはそこまで行ってみましょう。

 

金武宮

ここが沖縄の熊野三所権現の始まりの地「金武宮(金武権現宮)」になります。

すでにこの辺りでひんやりした空気に包まれ汗が止まりますが、ここまでなら陽の光が差し込むので一人でも大丈夫ですよ。

まずはお参りを忘れずに行います、お賽銭箱はなく「本堂の賽銭箱にお願いいします」と注意書きがありました。

 

そこからまだ下に延びていく階段。

外からは想像していたよりも奥行きがありました。

 

直訳すると「ブッダの大きい傘」?

陽の光が奥まで差し込んでとても幻想的。

 

意外といっては失礼ですが、立派な鍾乳石もありまあす。

 

日秀上人が生活の拠点としていた洞窟、琉球の熊野権現始まりの地ですからパワースポットには違いありませんが、子宝鍾乳石はありませんので悪しからず。

 

水天

金武宮よりも階段を下った先に祀られている。

龍神様とも言われていますが、簡単に言えば大蛇伝説です。

この地方の伝承によれば、洞穴に住んでいた大蛇は若い女性を捧げないと大暴れする事で村人を悩ませていました。

その話を聞いた日秀上人は、助けていただいたお礼に洞窟に入り大蛇退治を行ったというものです。

この地方では絵本にもなり知らない人のいないヒーロー日秀上人なのです。

 

その奥に進むと柵で行き止まりに、現在ここから先の100畳もある大広間は鍾乳石保護のため立入禁止になっています。

この先は一年を通して温度が一定なので以前は民間業者が泡盛の貯蔵庫として使われていたそうですが、人気のあまりボトルキープされる人が増えすぎて別の鍾乳洞へ引っ越したそうです。

鍾乳洞の最深部は夏場はひんやり、冬場は暖かく感じると思いますのでぜひ体感して下さい。

実はココ画像では明るく見えますが、前も後ろも真っ暗で怖いのです。

電気が点いているように見えますがスマホのライトのみです。

みんなが怖いから戻ると言ったのにはなはなだけが写真を撮るだけの為に奥まで行ってみました。

足をツルっと滑らさないように気をつけて下さい

 

寺務所

なんたって地下30メートルまで行ってきたの上がってくると息が切れます。

一息ついて本堂左側の庫裡へ向かいます。

 

こちらの窓から御朱印を受け付けて頂けますが、不在でした。

御朱印を諦めかけた時、本堂前で子供と遊んでいる方がいらしたので、お尋ねしたら住職さんで快く書いて頂けました。

はなはな持ってる!

 

ネットのデマに苦慮

「子宝観音」?

どうやら間違った情報が拡散していて、問い合わせに苦慮しているようです。

以前テレビで紹介された時に、赤ちゃんの寝姿に似た鍾乳石があると放送され、ネットで「子宝観音」という鍾乳石があると広まったようです。

神秘的な洞窟ではありますが、そのような鍾乳石はありませんので、「ひと目見よう」・「子宝に授かろう」といらしても寺としても対応出来ないという事です。

不妊に悩む人の思いは切実で間違った噂のために、遠方からその為にこられたり・電話での対応は、観音寺としても困っているようです。

金武観音寺さんに「子宝観音・鍾乳石」の問い合わせは止めましょう。

 

ボトルキープ?・泡盛販売?

もう1つ掲示板に貼られていたのが、鍾乳洞の一番奥で酒の貯蔵・販売を行っており金武観音寺が経営しているかのような情報がネットにあるようです。

そのような事は観音寺さんでは行っていません。

金武観音寺さんにお酒の貯蔵・販売の問い合わせは止めましょう。

 

ちょっと調べたら近所の酒造屋さんが行っている5年、12年「ボトルキープ」サービスがありました。

神社巡りをしている者からするとなんでそんなとこでボトルキープなんかするの?と思いがちですが、

そもそも本来であれば当時相当に寂れていたと思われる洞窟を、金武町が公共事業として再興しなければいけないものを一民間企業に任せたのか始まりだと思われます。

始まりは推測にしかすぎませんが実際そうなっていた現実があり、現在はボトルが増えすぎて別の鍾乳洞に移動したとの事。

酒造屋さんが悪いわけではないし、悪いサービスを提供しているわけではないので一応ご案内しておきます。

気になった方は金武鍾乳洞の「古酒藏」の見学予約(有料)・お問い合わせはこちらから。

 

タコライス発祥の地

沖縄に来たあなた「タコライス」はもう食べましたか? 金武町はタコライスで有名なキングタコス発祥の地なのです。

タコライスってタコスと勘違いされメキシコの食べ物?と思っている人もいるかも知れません。

しかしタコライスとは、タコス+ライスの造語でタコスを日本風にアレンジした日本で生まれた食べ物なのです。

地元の人々からは「キンタコ」の愛称で親しまれ、週末には観光客で店内が溢れる事も。

まだでしたらぜひこの機会に金武町本店で召し上がれ。

ちなみに「キンタコ」のキンは金武町の「金」ではなく「KING」なのでお間違えないように。

 

キングタコス 金武本店

住所
〒904-1201
沖縄県国頭群金武町字金武4244-4


090-1947-1684

営業時間

10:30~24:00
定休日
なし

駐車場
260m先に有り

 

 

まとめ

金武宮のご案内はいかがでしたでしょうか?

境内には亜熱帯気候特有の植物が生い茂り、同じ境内に寺社、神社、鍾乳洞があるという、まさにチャンプルーな場所でありました。

現地に行って気になった事をまとめてみました。

  • 高野山で修行を積んだ日秀上人が開祖
  • 沖縄の熊野権現の始まりの地
  • 沖縄の寺社で戦前から残る建物はココだけ
  • 日秀洞(鍾乳洞)は暗いので最低スマホライトは必須
  • 日秀洞は見学だけでなく内金武宮で必ずお参りをしよう
  • 金武宮の御朱印はなく金武観音寺で拝受
  • 寺務所が不在の場合は境内の住職を探してみよう

最後までお付き合いいただきありがとうございました。この記事が気に入っていただけましたら、はなはなの励みになりますので、ポチッとシェアしていただけると幸いです。

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