伊勢神宮で授かれる御朱印7つのうちの1つがここ「月讀宮」で授かれます。
場所は外宮と内宮の中間地点にあり、内宮の別宮「倭姫宮」から内宮に向かう途中にあります。
自動車ならすぐなのでこんな近くにあるなら行かない手はありませんよね。という事で、内宮に行く前に立ち寄ってきました。
しかしながら内宮の別宮は正宮参拝後に行くのが正式であるという事だけ頭の片隅においておきましょう。
この記事では境内の様子、回り方、御朱印などご紹介します。
アクセス、駐車場情報、観光案内、混雑状況など撮って来た写真でシェアします。少しでも皆さまの旅のお役に立てれば幸いです。
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目次
月讀宮について
月讀宮は伊勢市中村町にあり、10宮ある内宮別宮の1つです。
御祭神は月読尊(つきよみのみこと)・「つきよみさん」とも呼ばれますが、同じく「つきよみさん」と呼ばれる外宮別宮の月夜見宮の御祭神「月夜見尊」は同じ神です。
「月を読む」と記すとおり、月の満ち欠けを教え暦を司る神であることを意味します。
月読尊は天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟神であることから、内宮別宮としては天照大神の魂を御祭神とする内宮宮域内の荒祭宮(あらまつりのみや)に次ぐ順位で、内宮宮域外の別宮としては最も序列の高い別宮になります。
宮域には月讀宮、月讀尊の魂を御祭神とする月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を御祭神とする伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)を御祭神とする伊佐奈弥宮(いざなみのみや)の4社があります。
少々わかりづらいので簡単に言うと月讀宮は月讀尊(本人)、本人の荒御魂、本人の父神・母神の4柱がお祀りされています。
複数の社殿が並ぶ別宮は月讀宮以外では瀧原宮の2社のみで、社殿は正宮に比べると小さめではあるものの、4つ並ぶ神明造の社殿は壮観であり、2014年の遷宮後と言う事もあり、とても美しいです。
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月讀宮のアクセスと所要時間
内宮より
国道23号線経由 1.8km 4分
内宮の別宮であるため正式には内宮参拝後に行きます。
外宮より
県道22号線経由
外宮 ⇒ 月讀宮 3.9km 10分
外宮 ⇒ 倭姫宮 2.8km 8分
倭姫宮 ⇒ 月讀宮 1.7km 4分
参拝のコツ
倭姫宮、月讀宮は外宮からも近いので3~4人で回るなら多少お金はかかりますが、バスよりタクシーの方が時間の節約になっていいです。
その分、内宮やおかげ横丁に時間を使うことが出来るので、時は金なりです。
外宮から月讀宮までタクシー代約1500円
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月讀宮の駐車場情報
県道12号沿いにも鳥居がありこちらが表参道になります。しかし、こちらの①駐車場は狭いので、一回前を通って空いてなかったら②へ行きましょう。
駐車時間は下記参拝時間を参照にして下さい。
①参拝者駐車場(表参道側)
利用時間 1時間以内
駐車台数 普通車4台
利用料金 無料
②参拝者駐車場(裏参道側)
利用時間 1時間以内
駐車台数 普通車20台
利用料金 無料
※①②とも夜間駐車は禁止となっていますので、おおよそ参拝時間+1時間程度と考えましょう。
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月讀宮の参拝情報
鎮座地
〒516-0028
三重県伊勢市中村町742−1
電話番号
神宮司庁 0596-24-1111
御祭神
- 月讀宮 月讀尊(つきよみのみこと)
- 月讀荒御魂宮 月讀尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)
- 伊佐奈岐宮 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
- 伊佐奈弥宮 伊弉冉尊(いざなみのみこと)
葭原神社(あしはらじんじゃ)
内宮の末社になり、御祭神はいずれも田畑を守護する五穀豊穣の神とされる。
- 佐佐津比古命(ささつひこのみこと)
- 宇加乃御玉御祖命(うかのみたまのみおやのみこと)
- 伊加利比売命(いかりひめのみこと)
参拝時間
1月・2月・3月・4月・9月 5:00~18:00
5月・6月・7月・8月 5:00~19:00
10月・11月・12月 5:00~17:00
授与所
通常時は1名で拝受されていますので、参拝開始時間の30分後くらいから参拝終了時間の1時間前を目安にすると良いでしょう。
御朱印
300円(書き置きはありません)
所要時間
約30分
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月讀宮の歩き方
裏参道
裏参道側は鳥居の右側に20台ほど停める事ができます。
鳥居前で一礼、内宮の外宮なので、内宮の流儀に従い右側通行で行きます。
葭原神社(あしはらじんじゃ)
裏参道の鳥居からすぐの右側にあります。ひっそりと隠れるように鎮座していますので、気付かない方の方が多いでしょう。
裏参道から来た場合は先に参拝しておきましょう。
手水舎
参拝者も少なくこのくらいが丁度いいかもしれません。
表参道から来てもここで合流しますので、手水舎は一つです。
日当たりのいい参道の先にお社がみえてきました。
左側に授与所、トイレがあります。
参拝順序
参拝順序があり立て札に順番がかいてあります。お社が4つ並んでいますので、順番を覚えて前に進みましょう。
そそうの無い様に参拝することも大切ですが、なによりお参りの心構え、気持ちも大切です。
簡単に言うと月讀尊・荒御魂・父神・母神の順番です。
月讀宮
他の3つと比べると若干大きいのでよ~く観察しましょう。
月讀荒御魂宮
伊佐奈岐宮
伊佐奈彌宮
4つの宮を一つのフレームに収めるのはけっこう大変です。
神宮の悠久の歴史とは異なり、式年遷宮で20年に一度建て替えられているので社殿は簡素で新しい。
まあそれが神宮の魅力でもあるのですが、豪華な朱塗りの社殿が好きな人にとっては少々物足りないでしょう。
宿衛屋
社務所とか授与所とか言いますが、神宮では宿衛屋といいます。
お神札、お守り、御朱印はこちらで。
一人で拝受されていましたが、別宮はどこものんびりした空気が流れており、慌てることもなく拝受できます。
表参道
表参道の鳥居です。鳥居前の砂利の広場が駐車場になります。そんなに広くないので4台停めれるかとうかです。
参拝にこだわる方は、裏参道から入ってもこちらから入り直した方がいいでしょう。
倭姫宮と同じで表参道からの方が距離が長く歩きがいがあります。
参拝のコツ
内宮の別宮になりますので、正式には月讀宮、倭姫宮は内宮参拝後に寄る方がいいでしょう。
しかしそこまで形式に拘るより、参拝の気持ちが大切であると思いますので、内宮参拝前に寄ってもいいと思います。
その方がルートとしては戻らなくていいので、効率よく参拝できます。
しかしその分内宮に行く時間が遅くなるので、時間帯によっては駐車場が満車になっている可能性も考えなければなりません。
御朱印
神宮系のシンプルなものになります。
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まとめ
月讀宮のご案内はいかがでしたでしょうか?
- 月讀尊は知名度は低いですが天照大御神の弟神であり重要なお社であることは間違いありません。
- 神宮の参拝は外宮・内宮だけなく別宮も回ってみるのも新しい発見がありますよ。
- 4つのお社は横に並ぶ珍しい配置になっている。参拝の順番があるので立て札をよく見よう
- 参道も長くないので参拝時間は30分、参拝者は少ないので御朱印の待ち時間は少ない
- 効率よく参拝するなら倭姫宮の次に寄る事をおすすめ。この後内宮に向かうと時間のロスがない
- 4人いればでタクシーも効率が良い。30分もあれば参拝出来るので駐車場に待たせて次に内宮へ
- 伊勢神宮の7つの御朱印の1つ、外宮、内宮から近いのでできれば立ち寄りたい
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