内宮の別宮「倭姫宮」伊勢神宮で授かれる7つの御朱印の一つがここで授かれるのです。
外宮、内宮は参拝して御朱印を授かる人は多いですが、別宮までは・・・という方もいるでしょう。
外宮からも、内宮からも訪れやすい場所にあり、御朱印ガールも結構いらっしゃるのですが、それでも外宮、内宮に比べると参拝者は遥かに少ないです。
日本書紀を紐解けば偉業を成し遂げた倭姫命、あなたがいたからこそ伊勢に神宮があるのです。
はなはなはお伊勢参りの際は、倭姫宮は是非とも参拝したい別宮であると考えます。
アクセス、駐車場情報、御朱印情報など撮って来た写真でシェアします。少しでも皆さまの旅のお役に立てれば幸いです。
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目次
倭姫宮について
倭姫宮は伊勢神宮の14ある別宮の一つで内宮の別宮になります。
外宮と内宮を結ぶ御幸道路の中ほどの倉田山に鎮座し、4ヘクタールに及ぶ倉田山全体を宮域としています。
また、美しい参道で静かなたたずまいは、訪れた参拝者を魅了します。
第11代垂仁天皇の皇女で、天照大御神を伊勢の地にお連れした倭姫命(やまとひめのみこと)が御祭神です。
また皇女ですので、正真正銘の姫であられます。
第10代崇神天皇の皇女豊鍬入姫命の後を継いで「御杖代」として皇大御神(天照大御神)に奉仕され、皇大御神の鎮座地を探す巡行に出られました。
大和国をお発ちになり、伊賀、近江、美濃、尾張等の諸国を経た後、伊勢の国に入った巡行はここで終わりを告げます。
その訳は、日本書紀によると天照大御神が「五十鈴川の美しさが気に入った、ここに居たいと思う」とお伝えになり、倭姫命がこの地に皇大神宮をご創建されたからなのです。
今から2,000年前のことです。
『皇太神宮儀式帳』には、皇女豊鍬入姫命、倭姫命のご巡行の記録が残っており、大きな功績を残した倭姫宮でありますが、以外にもお宮が出来たのは大正時代なのです。
ネットで少しでも倭姫命の事を調べてみると、日本書紀では甥(おい)の日本武尊(やまとたけるのみこと)に草薙剣(くさなぎのつるぎ)をあたえたという伝承も残っています。
大きな功績を残した姫に興味が湧いて訪れたくなるのは必然であります。
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倭姫宮のアクセスと所要時間
内宮より
内宮 ⇒ 国道23号線、県道12号経由 3.4km 10分
内宮の別宮であるため正式には内宮参拝後に行きます。
外宮より
①外宮 ⇒ 県道22、37号経由 2.8km 8分 県道37号線にある倭姫前交差点を左折
※地図で見ると逆の北側からも入れるように見えますが、入り口は倭姫前交差点のみです。
②伊勢自動車道 伊勢I.C ⇒ 1.7km 6分
バス
近鉄・JR伊勢市駅や近鉄宇治山田駅から外宮内宮循環バスに乗り停留所「徴古館前」で下車
約15分
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倭姫宮の駐車場情報
※専用駐車場は駐車台数が少ないので微古館の駐車場を利用します。
①参拝者用駐車場
駐車料金
無料
利用時間
24時間
駐車台数
普通車4台(障害者用1台)
②神宮博物館駐車場
駐車料金
無料
利用時間
8:30~16:30
駐車台数
普通車43台
※トイレ有り
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倭姫宮の参拝情報
鎮座地
〒516-0014
三重県伊勢市楠部町5
電話番号
神宮司庁 0596-24-1111
参拝時間
1月・2月・3月・4月・9月 5:00~18:00
5月・6月・7月・8月 5:00~19:00
10月・11月・12月 5:00~17:00
授与所
通常時は1名で拝受されていますので、参拝開始時間の30分後くらいから参拝終了時間の1時間前を目安にすると良いでしょう。
御朱印
300円(書き置きはありません)
所要時間
約30分(倭姫宮のみ)
神宮微古館・農業館・美術館
住所
〒516-0016
三重県伊勢市神田久志本町1754-1
電話番号
神宮徴古館・農業館 0596-22-1700
神宮美術館 0596-22-5533
入館時間
午前9時~午後4時(観覧は午後4時30分まで)
休館日
毎週木曜日(祝日の場合はその翌平日)・毎年12月29日~31日。
観覧料
大人 | 小・中学生 | ||
---|---|---|---|
3館共通 | 個人 | 700 円 | 200 円 |
団体 | 500 円 | 無 料 | |
徴古館農業館 | 個人 | 500 円 | 100 円 |
団体 | 300 円 | 無 料 | |
美術館 | 個人 | 500 円 | 100 円 |
団体 | 300 円 | 無 料 |
※団体は20名様以上
※3館共通700円はお得だと思います、時間のある方は是非。
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倭姫宮の歩き方
表参道
入り口は2ヶ所あり、こちらの鳥居は県道37号倭姫前交差点のところにあります。
御幸道路沿いにあり、石碑に表参道の文字が刻まれているのでこちらが正式な参拝ルートでしょう。
バスで「徴古館前」で下車した人もここからが近い。
別宮お決まりの白い名碑。
こちらからの方が歩く距離は長いですが、伊勢神宮らしい美しい参道は歩いていて気持ちいいです。
倉田山の森の中を入って行き、若干の下り坂をどんどん進んで行きます。
玉砂利で段差はないが、ずっと下っている。
一番下まで降りたところでまさかの階段。
約50段あるので、難儀な方は4台停めれる駐車場横の裏参道鳥居から入った方が階段がないので良いでしょう。
裏参道
こちらの鳥居がもう一つの入口。4台ある駐車場の真横で、徴古館の前になります。
こちらも玉砂利を下っていく参道。
こちらのルートが近いです。わずか100メートルで手水舎が見えてきました。
宿衛屋(しゅくえいや)
社務所とか授与所とか言いますが、神宮では宿衛屋といいます。
お神札、お守り、御朱印はこちらで。
手水舎
柄杓が5つしかないので、参拝者の少なさがわかります。私達以外の参拝者は一人だけでしたので、ゆっくり参拝できました。
倭姫宮
天照大御神をこの伊勢の地までお連れくださった、偉大な功績を称えお慕いする方は多いです。
2000年の悠久の時に思いを馳せ「ご苦労さまでした・お疲れさまでした」そっと手を合わせ感慨深いです。
倭姫命(やまとひめのみこと)
第十一代垂仁天皇の皇女で凄いお人なのです。
天照大神の御杖代(みつえしろ)としてお仕えになった事に注目が集まりがちですが、
神嘗祭(かんなめさい)をはじめとする例祭を定め、神田などの神領を定め、禰宜などの役職を定め、神宮の宮社を定め、神宮の祭祀と経営の基礎を築いた事でも神宮にはなくてなならない人でした。
本殿は内宮に準じ内削ぎの千木と、6本で遇数の鰹木を持つ萱葺の神明造です。
ひっそりとたたずむ20年に一度式年遷宮が行われる古殿地。
御朱印
神宮系のシンプルな朱印が押されていますが、字体はそれとわかる独特なものです。
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「伊勢神宮7社参りの旅 1日で御朱印7社を回る方法と順番を考察」
神宮徴古館(ちょうこかん)
倉田山の西側には、神宮徴古館・農業館、美術館、神宮文庫等があり、この辺りを「倭姫文化の森」といいます。
日本最初の私立博物館として創設されましたが、先の戦争の空襲により徴古館並びに同収蔵庫が被災、建物内部と収蔵品の9割を焼失しました。
明治時代の建築様式をそのままに、昭和60年に再建竣工しました。
近くに農業館、美術館があり全て回ればかなり伊勢神宮の知識がつき、参拝時に自分の価値観、世界観が変わるかも知れません。
伊勢の神宮では年間1500回を越えるお祭りが行われています。神宮徴古館では、神宮のお祭りに関する資料や御装束等を展示。
通常の参拝だけでは知ることの出来ない歴史文化、学びがここにはあります。
神宮農業館
明治24年創設、当時外宮前にあったものを明治38年にここ倉田山に移築しました。
日本最古の産業博物館であり、自給自足の伝統を守る神饌や農林水産関係の資料を展示。
神宮美術館
平成5年の第61回式年遷宮を記念して創設されました。
神宮美術館には遷宮を奉賛して当代最高の美術・工芸家から奉納された作品を展示
まとめ
倭姫宮のご案内はいかがでしたでしょうか? 外宮から内宮に行く途中にあり自動車ならすぐいけますよ。
- 伊勢神宮で授かれる御朱印は7つ。そのうちの一つが倭姫宮
- 御祭神倭姫命は天皇の娘だった
- 天照大御神と内宮の鎮座地を求めて旅をした
- 表参道からは50段の石段を登る
- 倭姫宮がある「倉田山」には神宮徴古館・農業館・美術館の神宮博物館三館が集められている
- 神宮徴古館は倭姫命や伊勢に神宮がある由縁もわかるので時間があれば立ち寄ろう
- 裏参道鳥居横の駐車場が便利、ここが空いていれば30分あれば参拝できる
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