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世界遺産

東大寺二月堂は「お水取り」だけじゃない 最高の夕焼けで至福の時を過ごす

更新日:


奈良公園周辺には春日大社、東大寺、興福寺と世界遺産が目白押しです。

鹿と戯れる時間も惜しみつつ観光しても、とても一日では回り切れません。

今回は、もしあなたが東大寺を観光したなら、ぜひ立ち寄って頂きたい二月堂のご案内です。

二月堂は、大仏殿から東方の坂道を登った歩いて行ける場所にあるので、夕方から夜にかけては人気の観光スポットになっているのです。

高台からの奈良盆地を一望する風景に夕日が溶け込む様は、息をのむ美しさと、いにしえより変わらぬ風情を味わう事が出来ます。

この記事では実際に二月堂で日没を迎えてきた現地レポでお届けします。

気になる混雑具合やお得な駐車場情報、アクセス、利用情報など撮って来た写真でシェアします。少しでも皆さまの旅のお役に立てれば幸いです。

 

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二月堂とは?

2005年に国宝指定を受けた二月堂は、正式名称を「東大寺観音堂」といいます。

東大寺金堂(大仏殿)の東方、坂道を上り詰めた丘陵部に位置する、十一面観音を本尊とする仏堂です。

すぐ南には三月堂の名称で知られる法華堂がありこちら立ち寄りスポットになっています。

二月堂の名称の由来は、旧暦2月に「お水取り」と呼ばれる法要が行われることからこの名がありますが、正式にはこの法要は修二会(しゅにえ)と言います。

お水取り(修二会)は、8世紀より滞りなく続けられており、本尊に東大寺の僧侶が全ての人の罪過を悔い改めて国と民の安泰を祈る法要で、「お水取りが終わらないと、奈良には春が来ない」と言われるくらい伝統的なものです。

なお、寛文7年(1667)の修二会中に出火焼失し、現在の本堂は2年後に再建されたものです。

お水取りとは?

お水取りは毎年3月1日~14日の夜間に行われます。

回廊を10本あまりの松明の炎が動き回る様、堂内の僧侶の慌ただしい足音や、闇の中で響き渡る読経は、見るものを大きな感動に導き、一生に一度は体感しておきたいと言われています。

機会があれば管理人も一度行きたいと思っています。

 

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二月堂のアクセスと所要時間

中部・関東方面

名神高速道路ルート

京治バイパス[久御山J.C.T]→第二京阪道路→京奈和自動車道「木津IC」から県道754号線経由 32km、約34分

 

東名阪自動車道ルート

西名阪自動車道「天理IC」から国道169経由 8.8km、約19分

 

関西方面

阪神高速13号東大阪線[東大阪J.C.T]→第二阪奈有料道路「宝来IC」から国道308、1、369号線経由 24.4kn、約29分

 

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二月堂の駐車場情報

近年は公営駐車場が観光バス優先にしたりで、普通車が近くに駐車するためには早い時間帯でないと難しいです。

東大寺、春日大社、興福寺、奈良公園といった観光地が密集していますので、基本的に30分500円で、車両も2時間~半日の長時間駐車になります。

駐車料金が高いにもかかわらず長時間駐車する傾向にあるので、駐車場の回転率が悪いです。

※情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。

①春日大社駐車場
駐車台数
普通車100台

駐車料金
乗用車一回 1,000円
バイク一回 300円

営業時間
2月~11月 7:30~17:00
12月~1月 7:30~16:30

 

②春日大社最寄駐車場

駐車台数
普通車27台

駐車料金
任意(推奨料金一回500円)

営業時間
24時間

※傾斜地に停める場合は隣の車に当てない様にドアの開け閉めに注意

 

③夢風ひろば

駐車台数
普通車60台

駐車料金
30分以内は無料、1時間毎に1,000円

※2,000円以上買い物、飲食した方のみ2時間無料(各12店舗合算可)以降1時間500円

営業時間
9:00~21:00

 

④TOMOパーキング奈良大仏殿前
駐車台数
普通車30台

駐車料金
1/5~12/30 8:00~20:00 30分¥500 20:00~8:00 60分¥100
12/31~1/4  0:00~24:00 60分¥1,000
最大料金 12/31~1/4以外 3時間¥1,500

営業時間
24時間

 

⑤奈良県大仏前観光自動車駐車場
駐車台数
普通車70台

駐車料金
1,000円

営業時間
7:30~18:30(4月15日-11月中旬) 8:30~17:00(上記以外)
(出庫は24時間可能。チェーンが完全に下がってから出庫してください。)

※平成23年9月26日から団体観光バス優先駐車場となりますのでご注意下さい。

 

⑥PLAZAPark
駐車台数
普通車 30台

駐車料金
平日 60分500円 最大料金 1,800円
土日祝 30分500円 最大料金 2,500円

営業時間
8:00~21:00

 

⑦奈良県高畑観光自動車駐車場
駐車台数
普通車166台

駐車料金
1,000円

営業時間
8:30~17:00(出庫は24時間可能。チェーンが完全に下がってから出庫してください。)

※平成23年9月26日から団体観光バス優先駐車場となりますのでご注意ください。

 

⑧丸山駐車場
駐車台数
普通車50台

駐車料金
平日:800円 土曜日:900円 日曜祝日:1,000円

営業時間
7:00~21:00

 

⑨奈良登大路自動車駐車場
駐車台数
普通車 275台

駐車料金
一回 1,000円

営業時間
6:00~22:00(出庫24時間可能)

※県庁開庁日(平日)は来庁者と一般利用者との供用となり、2時間までの利用は無料になります。

 

⑩興福寺駐車場
駐車台数
普通車 67台

駐車料金
一回 1,000円

営業時間
9:00~17:00

 

駐車場選びのポイント

春日大社と東大寺で半日はかかりますので、長時間停めるなら上限のある所にしましょう。

また、お水取り等で夜間に行かれる方は、24時間解放の駐車場が便利がいいです。

駐車時間2時間程度で、お土産も2,000円は買うという方は③がオススメ。2時間まで無料になるので、東大寺なら管理人はここを使います。

ただし、お店が17:00頃には閉まってしまうため、2時間割引を使うにはそれ以前に買い物をしなくてはいけません。

 

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二月堂の拝観情報

東大寺二月堂
所在地
〒630-8211 奈良市雑司町406-1
0742-22-5511(東大寺)

拝観料
無料

拝観時間
4月~10月 7:30~17:30
11月~3月 8:00~17:00
※上記は、大仏殿、三月堂であるため二月堂の拝観、御朱印受付時間は30分程度早いと思われます。

御朱印
4体(各300円)

注意事項

  • 二月堂本堂周辺(舞台も含む)は三脚の使用はできません。
  • お百度を回っておられる信者さんにカメラを向けたり、巡礼の邪魔をしないよう、ご協力のほどよろしくお願い致します。
  • 舞台周囲24時間参拝可能ですが、本堂内には入れません。
  • 夜間は本堂正面で騒いだりしないようご注意下さい。

 

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二月堂の歩き方

南大門

鎌倉時代に造られたもので国宝です。門の高さは25.46mもあり、装飾の一環で天井を張らず上部まで見せる構造です。

大仏殿にふさわしいわが国最大の山門で、門内側左右には金剛力士像(国宝)と石造獅子1対(重要文化財)を安置しています。

 

金剛力士像

 

大仏殿に向かって左側が口を開けている阿形(あぎょう)。

 

 

大仏殿に向かって右側が口を閉じているのが吽形(うんぎょう)。

 

二月堂参詣道

南大門を越えて中門との中間地点辺りにあります。こちらが正規ルートになりますので、大仏殿には行かない方、二月堂・三月堂目的の方はここを右に入ります。

 

左手に鏡池、中門、大仏殿を横目に見ながらどんどん進みます。

 

歩くこと約10分で二月堂に到着です。右手の建物は三月堂、手前に四月堂。

 

山の斜面に建設されており、「懸造」と言われる清水寺と同じ建築様式で上の部分は舞台の様にせり出しています。とても美しい構造に夕日が当たって、一段ときれいに見えますね。

 

最後の石段を上がった右側に御朱印受付があります。17:00を回ったこの時間は既に閉まっていました。

 

本堂南側の手水舎

 

一段登った所にある、飯道神社

 

中門

南大門からまっすぐ進めば中門(重要文化財)です。中門は回廊がコの字型に左右に回り込み大仏殿に伸びています。門の通り抜けは通行禁止になっており、大仏殿の拝観は左に、二月堂へは右に行きます。

大仏殿を拝観された人はこちらから二月堂に向かいます。

 

夕方になって暗くなると、鹿が集まって来て鹿だまりが出来ます。草食動物の習性なのでしょうか?夜間は集団で過ごすようです。

 

手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)

奈良時代、聖武天皇は、東大寺と大仏を建立するにあたり、九州の宇佐八幡宮から東大寺守護神として八幡神を招きました。

 

裏参道

土塀の道と呼ばれる東大寺二月堂へ至る裏参道です。美しい石段が続き、画家さんのスケッチポイントでもあります。

こちらの道も趣があってかなかないいですよね。

 

 

 

登廊(階段)を登り到着です。

 

北側の手水舎

 

良弁杉

母親が野良仕事の最中、目を離した隙に鷲にさらわれて、奈良の二月堂前の杉の木に引っかかっているのを義淵に助けられ、良弁と名付け僧として育てられたと言われる。

東大寺の前身に当たる金鐘寺に住み、後に全国を探し歩いた母と30年後、再会したとの伝承もある。

良弁は東大寺大仏建立の功績により東大寺の初代別当となった。

引用元:Wikipedia

※現在の杉は二代目なのでまだ小さいです。

 

二月堂

境内のみですが、国宝で24時間開放です。奈良ってすごいね。

 

本堂南側、参拝時間は終了していますので、扉は閉められています。

 

裏側も丸い提灯が灯されており、ぬかりなくきれいです。本堂の回りを一周してみましょう。

 

舞台

遠くに生駒山から平城京跡、奈良の街並み、正面に大仏殿の屋根も見えます。

 

大仏殿は人人人でごった返していても、観光時間の関係や石段の登りがあるので流石に二月堂は人が少ないです。

 

それでも夕方の日没近くになると少しづつ人が増えて来て舞台が埋まって来ます。そのうちカメラを構えているのは半分くらいですので、撮影場所に困る事はありませんでした。

 

シャッターチャンスを逃したくない方は舞台最前列に陣取りますが、そうでなくてもそれなりの写真は撮れますのでご安心を。

舞台は西向きに建てられており、計算された美しさです。

誰からともなく「オ~と声が漏れきこえます」

あなたもベンチに座りながらゆっくり日没を迎え、至福の時を過ごしてみませんか?

夜間は寂しい場所

この舞台は、3月のお水取り期間は儀式で立ち入り禁止ですが、その他は24時間開放されているのです。恐らく奈良でここよより高い所は若草山しか思いつきません。

帰りに二月堂方面に来る方にすれ違いましたが、この時期6月はホタルが楽しめる場所があるそうです。

24時間解放とは言えや夜間の一人歩きは絶対やめましょう。流石に夜中は人はいませんから。

 

若草山の風景

クルマであれば簡単に来ることができます。

 

関連記事 もちろんメインは世界遺産「東大寺」の記事はこちら「東大寺の見どころは? アクセス 駐車場から大仏までの歩き方」を参考に。

 

現地に行って気になった事をまとめてみましたので見て行って下さい。

 

 

まとめ

  • 東大寺に来たら大仏殿だけではもったいない。ぜひとも二月堂も立ち寄ろう
  • 二月堂は外観も周囲も景色も美しい、三拍子そろった国宝
  • 独特の形をした灯篭や丸い提灯がいい雰囲気を醸し出している
  • 夕方は人が少ないので落ち着いて観光や景色を堪能できる
  • 夕景はぜひとも見ておきたいので、訪問時間を夕刻になるようにスケジュール調整したい
  • 東大寺観光+1時間あれば二月堂まで足を延ばせる

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。最後までお付き合いいただきありがとうございました。この記事が気に入っていただけましたら、はなはなの励みになりますので、ポチッとシェアしていただけると幸いです。

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