世界遺産

旧グラバー住宅は「実に興味深い」 グラバー園のアクセス 回り方シェア

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長崎の人気観光地「グラバー園」には何があるか知ってますか?

2015年に世界遺産に認定された幕末の洋館グラバーさんの邸宅があるのです。

しかも、1939年(昭和14年)三菱重工業長崎造船所を見下ろす位置にあったため、戦艦武蔵建造の秘密保持で同社が買収するというエピソードは「実に興味深い!」(長崎出身の福山雅治風に)

グラバー園の魅力はそれだけでなくたっぶり楽しめ見どころ満載の野外歴史博物館なのです。

この記事ではその魅力を紐解き、回り方から見学ポイントまで解説しています。

例によってアクセス、駐車場情報、観光案内など撮って来た写真でシェアしますので、あなたの長崎観光に少しでもお役に立てれば幸いです。

 

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グラバー園とは?

南山手の外国人居留地の丘上一等地に立つグラバー邸

出典元:大浦天主堂パンフレット

グラバー園とは長崎県長崎市南山手の外国人居留地に建てられたグラバー・リンガー・オルトの3つの洋館住宅に加え、そこに長崎市内に残っていた歴史的建造物を移築して出来た公園のような野外歴史博物館です。

1859年(安政6年)の長崎開港と同時に来日し、グラバー商会を設立した英国スコットランド出身の「トーマス・ブレーク・グラバー」

建築年:1863年(文久3年)、グラバーは、南山手の居留地の見晴らしのよい高台に洋風の住宅を建てました。

1864年に急成長を遂げていたグラバー商会の幹部として来日し、後にホーム・リンガー商会を設立した英国イングランド出身の「フレデリック・リンガー」

建築年:1868 年(明治元年)~ 1869 年(明治2年)

開港と同時に来日し、オルト商会を設立した英国イングランド出身の「ウイリアム・ジョン・オルト」

建築年:1865年(慶応元年)

上記3人の邸宅が、外国人居留地であった南山手に建築されたのは幕末から明治にかけての頃で、現在までに所有権がいろいろな人に渡りますが奇跡的に150年以上もこの地に建ち続けているとても貴重な建物なのです。

 

これら3棟は国の重要文化財に指定され、旧グラバー住宅は2015年世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産にも登録されています。

旧グラバー住宅のみ登録されたのは、現存する木造洋風建築としては日本で最古のものであるからでしょう。

グラバーさんは貿易の傍ら、長州藩の伊藤博文等・薩摩藩の五代友厚等のイギリス渡航の手引をしたり、坂本龍馬の亀山社中と取引したり、三菱の創業者岩﨑彌太郎とも関わり三菱財閥の相談役になったり、キリンビールの基礎を築いたり、まあ書いたらきりがないくらいの功績を残されました。

明治の日本の近代化に最も貢献したグラバーの名を冠し「グラバー園」と名付けられた事は想像に難しくないですね。

余談ですが、坂本龍馬といえば龍馬伝の福山雅治さんです。

2009年の第60回NHK紅白歌合戦では福山雅治さんが故郷に錦を飾り旧グラバー住宅の前から中継で歌いましたね。

 

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グラバー園の観光情報

大浦天主堂の方から入る第1ゲートですが、コロナ下ということでマスクの着用はもちろんの事、検温・代表者の住所記入などがありました。

 

グラバー園の営業案内

443 824 647*83
住所 〒850-0931

長崎県長崎市南山手町8-1

📞 095-822-8223
開園時間 8:00~18:00

※期間によって変更有

期間限定の金・土・祝前日のライトアップ時は閉園が20:30~21:30に変更

最終入園受付は20分前となります

入園料金 大人:620円

高校生:310円

小・中学生:180円

休園日 年中無休
拝観所要時間 60分~(最低1時間は欲しい)
バリアフリー 電動車椅子の貸し出しや動く歩道・スロープの整備も行われていますが、石畳や急勾配の歩道は介助が必要です
その他 電動車椅子貸出し場所:第1ゲート・第2ゲート・出口管理棟

入園ゲートにコインロッカーあり

現在旧グラバー住宅(グラバー邸)の耐震・保存修理工事を行っており中に入ることはできません

工事期間:平成31年1月14日~令和3年10月29日(予定)まで

公式HP:グラバー園公式ホームページはこちら

 

グラバー園の所要時間は?

出典元:グラバー園パンフレットより

グラバー園は南山手に建てられた旧グラバー住宅の周りに洋館を移築して出来た野外博物館で、海を見下ろす丘陵地にあるので景色はとても良いです。

また、動く歩道やスロープが設置してありますが、階段・急勾配の歩道・石畳があるので高齢者や車椅子の方は介助が必要になる場合があります。

見学順路は、第1ゲート・第2ゲートのどちらから入っても「旧三菱第2ドックハウス」(MAP番)から見学するようになっています。

とは言っても順路通りでないと見学できないわけではなく園内は自由に散策できますのでご安心を。

とりあえずリピーター以外の観光客は旧三菱第2ドックハウスから始めればいいと思います。

所要時間は、順路に従い洋館を見学したり高台から長崎の風景を眺めたり一通り回って約1時間といったところです。

園内にはレストラン等の座ってゆっくり食事をとる施設はありませんが、室内のカフェやベンチでスィーツ休憩したりする場合はその分時間を取っておきましょう。

 

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グラバー園のアクセス

JR長崎駅からは路面電車が便利です。

長崎電軌1系統から5系統に乗り継ぎ、終点駅の石橋駅で降り、グラバースカイロードを目指します。

グラバースカイロードの垂直エレベーターを降りたらすぐグラバー園の第2ゲートです。

路面電車でJR長崎駅からも約30分・130円とアクセスもいいです。

グラバー園と大浦天主堂は隣接していますので、世界遺産の大浦天主堂・旧グラバー住宅は多くの観光客がセットで回ります。

先にグラバー坂・大浦天主堂に行きたい人や車で来ている人は、大浦天主堂の記事で書いていますので参考にして下さい。

関連記事 「大浦天主堂は日本で見られる唯一の世界遺産の教会 アクセス見どころ現地レポ

 

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グラバー園の駐車場情報

グラバー園には専用駐車場はありませんので、付近の公営・民間駐車場を利用します。

お得で安い駐車場を下記記事で紹介していますので参考にして下さい。

関連記事 「大浦天主堂・グラバー園周辺駐車場10選 軍艦島上陸クルーズ利用者も必見!

 

 

※情報(駐車時間・料金)が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。

 

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グラバー園の歩き方

大浦天主堂を正面に見て右側の道を進み徒歩1分のところにグラバー園の入口があるので登っていきます。

 

入園口は第1ゲート・第2ゲートの2ヶ所

第1ゲートはまだまだ先。

 

1つ目のエスカレーター。

 

2つ目のエスカレーター。

 

グラバー園の広さは約3万平方メートル

はい、やっと第1ゲートに到着です。

グラバー園の広さは約3万平方メートルで、東京ドーム1個分までいかないのでめちゃくちゃ広いわけではありません。

入るときに地図をもらえますの迷うことはないでしょう。

 

入園ゲートにはコインロッカーがありますので、ここまで荷物を引きずって来た人は預けちゃいましょう。

 

入園料を払って中に入ると、今度は動く歩道。

 

景色に目をやると、右に大浦天主堂、左に大浦教会の塔が見えました。

 

そして2つ目の動く歩道を登って頂上にある旧三菱第2ドックハウスに到着です。

でもほとんどがエスカレーター×2、動く歩道×2なのでそんなに苦ではないですよ。

ここグラバー園は一番上から順番に見学しながら降りていいく順路になっているので、第1ゲートからはまずは上に上がります。

第2ゲートはすぐ横が旧三菱第2ドックハウスなので入園してそのまま見学出来るようになっています。

高齢者や車椅子の人はグラバースカイロードからの第2ゲート推奨です。

 

9棟の伝統的建造物

  • 旧グラバー住宅(世界遺産・重要文化財)
  • 旧リンガー住宅(重要文化財)
  • 旧オルト住宅(重要文化財)
  • 旧ウォーカー住宅(移築)
  • 旧自由亭(移築)
  • 旧スチイル記念学校(移築)
  • 旧三菱第2ドックハウス(移築)
  • 旧長崎地方裁判所長官舎(移築)
  • 旧長崎高商表門衛所(移築)

入園ゲートでグラバー園マップがもらえますので順路に従い順番に見ていけば見落とすことはないでしょう。

時間が無い人も上の3つ、南山手にすっと建っている旧グラバー住宅・旧リンガー住宅・旧オルト住宅は見ておきましょう。

そうでないと観光に来た意味がなくなってしまいますからね。

うらやましい事に、長崎市民は無料入園できるのですよ。

期間:2020年10月1日(木)~2021年3月31日(水)

 

旧三菱第2ドックハウス

明治29年に建築された、その名の通り船が修理などで造船所のドックに停泊している間に船員が宿泊する施設でした。

洋館にお似合いの衣装を着たカップルを見かけました。

衣装は園内のレトロ写真館で借りられますのでどうでしょうか?

 

グラバー園一番の高台にあるのでここからの景色は最高です。

ここから対岸を見下ろすと三菱重工長崎造船所が見えますが、第2ドックの近くから移築されたものです。

稲佐山や港にイージス艦が停泊しているのも見えますね。

オススメは最も高い位置にある旧三菱第2ドックハウスの2階ベランダです。

 

旧長崎地方裁判所長官舎

明治16年に長崎の街中に建てられました。

爆心地から離れた南山手以外では、原爆で多くの建物が倒壊しましたが奇跡的に残った洋館です。

館内は見学施設ではなくドレスがいっぱいおいてあるレトロ写真館になっています。

 

レトロ写真館でドレスに着替えてタイムスリップ

館内はレトロ衣装がいっぱいでどれにしようか迷ってしまうほど、ドレスに着替えて園内を散策・撮影すれば長崎旅行のいい思い出になる事まちがいなし。

気になる人は要チェック!

レトロ写真館

営業案内

営業日:無休
営業時間:10:30~16:30(受付終了16:00)

料金

一般
室内撮影 15分 1,000円(税込)
園内散策 30分 2,000円(税込)
修学旅行生割
園内散策 30分 1,000円(税込)
※受付時に学生証をご提示ください

日傘レンタル 200円(税込)

※雨天時は室内写真撮影のみとなります。

 

旧ウォーカー住宅

イギリスの実業家、ロバート・ニール・ウォーカーの次男が暮らした邸宅。

明治中期に大浦天主堂のすぐ隣に建てられたものを移築しました。

 

移築前はもう少し広く台所と和室があったそうです。

 

旧リンガー住宅

1868 年(明治元年)頃に建てられた三宝をベランダで囲まれたバンガロー風の建物。

邸宅前に置かれたベンチに腰掛けリンガーの眺めた風景をご堪能下さい。

 

グラバー邸が工事中のため、展示物がこちらに移され特設展が行われていました。

 

リンガーはホテル経営にも力を注ぎ、「ナガサキホテル」で使われていたカトラリー、N・Hのマークの入ったお皿などが展示。

 

旧オルト住宅

1865年(慶応元年)頃に建てられた石造りのレトロチックなすてきな洋館です。

 

玄関前には噴水があり優雅な暮らしぶりがうかがえます。

 

応接室も豪華で、当時イギリス領事館のパーティーが催された事もあったようです。

 

旧スチイル記念学校

明治20年に東山手に建てられたミッション系の学校。

スチイルとは学校建設に資金提供した宣教師W・Hスチイルに由来。

 

旧自由亭

明治11年に建てられた西洋料理店。

何気に西洋料理発祥の碑が存在感ありあり、移築ですので元あった場所が発祥の地ということですね。

 

当時は地元高官の社交場でしたが、ここに移築されカフェになっています。

店内は往年の雰囲気はそのままなので、席に座ってくつろいではいかがでしょうか?

自由亭

営業案内

営業日 :無休
営業時間:9:30~17:15(O.S 16:45)

MENU(一例)

  • ブレンドコーヒー(HOT) 540円
  • アイスコーヒー       540円
  • セイロン紅茶(ストレート、レモン、ミルク)540円
  • カステラセット・ケーキセット  920円

 

グラバーカフェ

自由亭でゆっくり休憩する時間のない人はこちら「グラバーカフェ」でどうぞ。

ソフトドリンク・アイスクリーム・アルコール・おつまみまで取り揃えた園内唯一のオープンカフェ.

海の見える高台にベンチ・テーブルがずらりとならんでいますのでお好きな席でお楽しみ下さい。

ちなみにキリンビールの前進である会社を立ち上げキリンのラベルを発案したのもグラバーである。

キリンビールのHPにも「キリンビール」発売の功労者 近代日本建設期の大商人・グラバーとちゃんと書かれていました。

グラバーカフェ

営業案内

10:00~17:00 (O.S 16:30)
※営業時間はグラバー園の開園時間によって異なります。
※悪天候により閉店することがあります。

MENU

  • ソフトドリンク(コーラ・メロンソーダ等) ALL300円
  • コーヒー各種 ALL400円
  • アルコールドリンク(ビール・ウイスキー・ワイン等) ALL500円
  • クリミア(ソフトクリーム)500円
  • バンザイサイダー 400円

おすすめは明治時代から続くここでしか飲めない「お手引ラムネ」400円

 

残念!耐震・改修工事で見れない旧グラバー住宅

旧グラバー住宅の中には入れませんが、特設展望デッキが作られ工事の様子を見る事ができます。

保存修理は50年ぶりだそうで、ある意味今しか見れない貴重な世界遺産の保存理現場なのです。

 

いちおうグラバー邸はこんな感じてすよ~と親切にパネルが展示。

建設当時からこの広さではなく、増築を重ねた結果現在の形になったそうです。

 

世界遺産にも登録された重要文化財ですので、勝手な施工は認められず文化庁のルールに従い丁寧な工事が求められます。

屋根瓦をすべて取りはらった状態でしたが、これは補修というより屋根材総替えですね。

瓦は別の場所に避けてあったので、使えるのもはそのまま使うのでしょう。

 

内装もすべてばらして新しいものに交換して組み立てという感じでした。

そりゃ時間がかかるのもわかります。

耐震・補修工事期間

平成31年1月14日~令和3年10月29日(予定)まで

 

自分の家が世界遺産になるとは思ってもいなかったグラバーさんと記念撮影。

 

旧グラバー住宅から少し下った所に長崎港が一望できる展望所があるので忘れずに見ておきましょうね。

 

長崎伝統芸能館

一通り見学して出口に向かって歩いていくと長崎伝統芸能館なるものがあるので折角ですので入っておきましょう。

スルーしても出られますが、お土産売り場も併設してますので初めての人は立ち寄った方がいいと思います。

 

長崎くんち(ながさきくんち)って知ってますか? 長崎くんの家という意味ではありませんよw

長崎県長崎市の諏訪神社の祭礼で、10月7日から9日までの3日間催され国の重要無形民俗文化財に指定されているのです。

ここでは祭りに使われる船形の山車や奉納される豪華な青龍・白竜・傘鉾などが展示。

「くんち」とは? 旧暦の9月9日(くにち、九州北部地方の方言で「くんち」)に行ったことに由来するそうです。

10月7、8、9日の3日間の長崎の街は祭り一色に染まるそうですので機会があれば狙って訪れてみてはいかがでしょうか?

 

長崎伝統芸能館に併設のグラバーガーデンショップ

グラバー園でしか手に入らない限定グッズもあるので要チェック!

ぐるっと回ってきましたが、順路通りに簡単に見学して1時間といったところです。

ここを出たらすぐ大浦天主堂前なので次の観光もはかどりますね。

 

グラバー園のご案内はいかがでしたでしょうか?

その他にも見どころいっぱいのグラバー園は、普通に観光しただけでは気付かないところや、よ~く探さないと見つけられないところもあって、人それぞれの楽しみ方ができます。

  • 明治時代の水道共用栓
  • フリーメイソン・ロッジの石柱
  • 高島流和砲
  • 三浦環とプッチーニ像
  • 幸せのハートストーンの敷石
  • キリンビールのラベルの元になった狛犬
  • 外国人居留地の境界
  • 日本最初期のアスファルト道路

洋館の見学だけでなく上記の見どころも見つけてみてはいかがでしょうか?

最後になりましたが、現地に行って気になった事をまとめてみました。

 

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まとめ

  • グラバー園のグラバーは「トーマス・ブレーク・グラバー」さんの名前が由来
  • グラバーさんは開国と同時に来た英国の商人で、日本にの近代化にものすごく貢献した人物
  • グラバー・リンガー・オルトの3邸宅は元々この地にあり重要文化財
  • グラバー園は重文3邸宅といくつかの洋館を移築した野外歴史博物館
  • 旧グラバー住宅のみ世界遺産の理由は、最古の木造洋風建築であるから
  • 旧グラバー住宅は工事中で中に入れないが、逆に工事の様子を見れるのは記念になる
  • 外国人居留地の高台にあるので長崎港を見下ろす景色はとてもいい
  • 長崎市民は無料入園できる(長崎市は太っ腹だ~)

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。この記事が気に入っていただけましたら、はなはなの励みになりますので、ポチッとシェアしていただけると幸いです。

 

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