奈良の世界遺産の1つである東大寺の大仏を見に行って来ました。
小学校の修学旅行の時は、鹿のエサやりなど友達とはしゃぎまくったり、半分遊び感覚で何を見て学んだのか、まったくありがたみも感じず帰宅したものでした。
以来うん十年、大人になって改めて見るとまず大仏殿の大きさに圧倒され感動しました。さすが世界遺産です。
大人になってからこそ来る価値がここにはあります。大きな感動に心動かされました。
アクセス、駐車場情報、施設案内、混雑状況など現地で撮って来た写真でシェアしますので、少しでも皆さまの旅のお役に立てれば幸いです。
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東大寺とは?
東大寺は奈良県奈良市にあります。時は743年奈良時代に聖武天皇が建立を指示したお寺で、奈良の大仏として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)を本尊としています。
751年に大仏殿が完成、以降40年近くかかり、東西2つの七重塔(推定高さ約70メートル以上)を含む大伽藍が完成しました。
その後、1180年(鎌倉時代)と1567年(江戸時代)に二度の兵火に見舞われ焼失しています。現在の外観は、江戸中期までに整えられたものです。
建築物や仏像の多くが国宝、重要文化財に指定されており、1998年には東大寺・興福寺・春日大社・春日山原始林・元興寺・平城宮跡・薬師寺・唐招提寺の8遺産群が世界遺産に指定されました。
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東大寺のアクセスと所要時間
中部・関東方面
京治バイパス[久御山J.C.T]→第二京阪道路→京奈和自動車道「木津IC」から県道754号線経由 32km、約34分
西名阪自動車道「天理IC」から国道169経由 8.8km、約19分
関西方面
阪神高速13号東大阪線[東大阪J.C.T]→第二阪奈有料道路「宝来IC」から国道308、1、369号線経由 24.4kn、約29分
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東大寺の駐車場情報と混雑状況
1.TOMOパーキング奈良大仏殿前
普通車:30台
駐車料金
1/5~12/30 8:00~20:00 30分¥500 20:00~8:00 60分¥100
12/31~1/4 0:00~24:00 60分¥1,000
最大料金 12/31~1/4以外 3時間¥1,500
営業時間:24時間
2.夢風ひろば
普通車:60台
駐車料金:30分以内は無料、1時間毎に1,000円
※2,000円以上買い物、飲食した方のみ2時間無料(各店舗合算可)以降1時間500円
営業時間:9:00~21:00
3.奈良大仏前自動車駐車場
普通車:70台
駐車料金:1000円
営業時間:8:30-18:30(4月15日-11月中旬) 8:30-17:00(上記以外)
(出庫は24時間可能。チェーンが完全に下がってから出庫してください)
※平成23年9月26日から団体観光バス優先駐車場となりますのでご注意下さい。
4.奈良登大字路自動車駐車場
普通車:275台
駐車料金:1,000円
営業時間:6時~22時(出庫24時間可能)県庁開庁日は来庁者と一般利用者との供用となり、2時間までの利用は無料になります。
5.奈良高畑自動車駐車場
普通車:166台
駐車料金:1,000円
営業時間:8時30分~17時(出庫は24時間可能。チェーンが完全に下がってから出庫してください)
※平成23年9月26日から団体観光バス優先駐車場となりますのでご注意ください。
6.丸山駐車場
普通車:50台
駐車料金:平日:800円 土曜日:900円 日曜祝日:1,000円
営業時間:7:00~21:00
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東大寺の観光案内
大仏殿・法華堂(三月堂)・戒壇堂
東大寺ミュージアム
入館料
個人 | 団体(30名以上) | |
大人(大学生以上) | 600円 | 550円 |
高校生 | 600円 | 500円 |
中学生 | 600円 | 400円 |
小学生 | 300円 | 200円 |
セット券(東大寺ミュージアムと大仏殿の共通割引券)
大人(中学生以上) | 1000円 |
小学生 | 400円 |
開館時間
入館は30分前まで
4~10月 | 11~3月 | |
開館 | 9:30 | 9:30 |
閉館 | 17:30 | 17:00 |
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東大寺の歩き方
参道
まずはアポなし突撃訪問なので鹿さんに撮影許可を取りましょう。
現境内を含む約12ヘクタールの広範囲の土地が東大寺旧境内として国の史跡に指定されています。
世界遺産の石碑 独特な字体がいい味を出しています。
参道の両側にはいろんなお店や屋台が並んで賑やかです。
南大門
鎌倉時代に造られたもので国宝です。門の高さは25.46mもあり、装飾の一環で天井を張らず上部まで見せる構造です。大仏殿にふさわしいわが国最大の山門で、門内側左右には金剛力士像(国宝)と石造獅子1対(重要文化財)を安置しています。
大華厳寺と書かれた額は2006年に新調されたもので、その他の部分は長年の風雨にさらされ傷みが激しいです。
金剛力士像
鎌倉時代に慶派の運慶・快慶の一門によって、建仁3年(1203年)わずか69日で造られたと言われています。
長年東大寺を守ってきた金剛力士像、高さ8.4メートルの巨大な木像です。
向かって左側、口を開けているのが阿形(あぎょう)
向かって右側、口を閉じているのが吽形(うんぎょう)
二人で息をやタイミングを合わせて物事を行う様を「あ、うんの呼吸」と言いますよね。
中門
南大門をくぐると中門が見えて来ます。中門(重要文化財)は回廊がコの字型に左右から大仏殿に伸びています。
この門は正面突破が出来ないように封鎖されていますが、大仏殿の外観は見学で出来ます。大仏殿内を見に行くには入場料を払い左側から回り込みます。
金堂(大仏殿)
正式には金堂(国宝)です。世界最大級の木造建築と言うだけあって人間がアリの様です。
高さ46.8メートル、間口57メートル、奥行50.5メートルです。江戸時代に再建された時に木材の調達が困難な為、間口が86メートルから現在の57メートルに変更されました。
ここは撮影スポットで、みなさん大仏殿をバックに記念撮影します。
右側手前に手水舎があります。
八角燈籠(国宝)東大寺創建当初のものです。高さ464センチ。
間近で見るとその大きさに圧倒されます。色褪せが激しく遠目にも痛んでいる様子が解ります。
大仏(盧舎那仏坐像)
俗に「奈良の大仏さん」、国宝指定名称は「銅造盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざそう」。
像高は14.7メートル、基壇の周囲70メートルです。二度の兵火に見舞われ頭部は江戸時代、胴体部は大部分が鎌倉時代から室町時代の修復です。
台座、右の脇腹、両腕から垂れ下がる袖、大腿部、台座の一部などは創建時の部分であり、天平時代の造形遺品として貴重です。
大仏殿の中は大仏さんだけでなく他にも見る物かいっぱいあります。一般に脇侍などと言われていますが、他に脇を固める仏像が4体納められていますのでご紹介します。
四天王像
木造の寄木造で、30数年をかけて製作されたもので、江戸時代の代表的な仏教彫刻です。二体しかいませんが、残りの二体は未完成のままです。
広目天立像(金堂左奥)
多聞天立像(金堂左奥)
脇侍坐像
重要文化財 如意輪観音像は元文3年(1738年)ごろの完成、虚空蔵菩薩像は遅れて宝暦2年(1752年)の完成。
虚空蔵菩薩坐像(大仏左)高さ7.1メートル
如意輪観音坐像(大仏右)高さ7.22メートル
ぐるりと一周裏側まで見学出来ます。
倒れない様にしっかり固定されています。
金堂までの基本コースをざっくり回ってみました。
拝観時間
基本コースの南大門、中門、大仏殿で1~1.5時間です。
上記+二月堂、法華堂(三月堂)、転害門 、鐘楼、 開山堂 の国宝コースで3~3.5時間です。
時間があれば東大寺ミュージアムをプラスすれば完璧です。
現地に行って気になった事をまとめてみましたので見て行って下さい。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
まとめ
- 東大寺の境内は広いので、全体と東大寺ミュージアムを見て回ろうと思うと半日は必要です。大仏殿までなら1時間です。
- 大仏殿内は広いので人が多くてもぐるりと一周出来ますが、鼻の穴くぐりは一人ずつしか出来ないので待ち時間が発生します。普段で20人くらいは並んでいると思いましょう。ハイシーズンは時間に余裕のない方はあきらめましょう。
- 奈良公園の鹿とエサやりなど戯れる時間を取っておきましょう。午後になるとお腹がいっぱいになるのか食いつきが悪かったです。