霊山寺ってご存知ですか?
四国八十八箇所のお寺を巡礼する「お遍路さん」という言葉は聞いた事があると思いますが、その一番目のお寺さんなんですよ。
今回四国に渡った時に立ち寄って来ましたので境内、参拝方法をご案内します。
アクセス、駐車場情報、観光案内、混雑具合など、現地で撮って来た写真でシェアします。少しでも皆さまの旅のお役に立てれば幸いです。
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目次
霊山寺について
徳島県鳴門市にある霊山寺にやってきました。
正式名称は第1番札所 竺和山(じくわさん) 一乗院 (いちじょういん)霊山寺(りょうぜんじ)となります。
四国八十八箇所霊場の第一番札所であり、淡路島から四国に渡って一番手前にあるのでアクセスも良好な位置です。
ですので八十八箇所の中で一番にぎわっているお寺さんではないでしょうか?
これからお遍路さんを始める人、お遍路さんの準備をしようと買い物に来る人、私達の様に通りすがりにちょっと立ち寄る人、夫婦、カップル、ファミリー色々な人が訪れていました。
目に入ったのが父母小学生らしき子供二人の4人家族が全員白衣で気合の入ったお参りをしてました。
子供用の白衣もここで売ってましたから、第一番札所だけあって品ぞろえは抜群です。
総合案内所も駐車場側に併設されており、お遍路さんに必要な物は全てここで揃います。
スタイルにこだわらないなら線香、ローソク、経本、納経帳(御朱印帳)、納札、金剛杖を買えばいいでしょう。
「私は若いから金剛杖はいりません」と言う方はいないと思います。なぜなら金剛杖は弘法大師が宿るとされ、「同行二人(遍路は大師さまと二人連れの意)」の象徴であるからです。
またわからないことも全てここで教えて頂けます。
十番札所までなら二日で回れるらしいので、土日お遍路、行けるとこまでお遍路、お試しお遍路、などいかがでしょうか?
仁王門の前にお遍路用品フル装備のマネキンさんが物凄く違和感がありますが、さあ順打ち遍路の出発点にふさわしい風格ある仁王門をくぐってみましょう。
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霊山寺のアクセスと所要時間
関西、中部、関東方面
明石海峡大橋ルート 高松自動車道鳴門I.Cより県道12号線経由、9km。
広島 九州方面
瀬戸大橋ルート 高松自動車道板野I.Cより県道12号線経由、3.5km。
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霊山寺の駐車場情報
MAPのピンをクリックすると情報が出ます。
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霊山寺の参拝情報
マップコード
56 555 679*77
住所
〒779-0230
徳島県鳴門市大麻町坂東塚鼻126
電話
088-689-1111
駐車場
隣接の駐車場は無料です。(駐車料金が必要なお寺もあります)
参拝時間
納経所の受付時間は7:00から17:00です。
この時間外では納経所は閉まってしまうため注意しましょう。
納経料金
- 納経帳への納経:300円
- 掛け軸への納経:500円
- 白衣への納経:200円
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霊山寺の歩き方
お遍路参拝の作法
まずは山門(仁王門)や入口にて合掌、一礼して境内に入る。
境内に直接入る札所も多いのですが、できれば門の前に回り合掌、一礼してから入りましょう。
また帰りも忘れないように合掌、一礼しましょう。
山門をくぐると橋の掛かっている大きな池があります。
右側は大師堂です。四国八十八箇所の寺には、本堂のほかに空海を祀る大師堂が必ずあり、遍路の際には本堂と共に大師堂にも参拝することがならわしとなっています。
ちなみに橋の上で杖をついてはいけません。
白装束の方が二人参拝されているのが見えます。笠をかぶられていますが、笠には「同行二人」という文字が書かれており、ひとりは自分、そしてもう一人は弘法大師を意味します。
つまり、弘法大師様と二人で巡礼の道を歩く事、それがお遍路なのです。
次にお清めです。手水舎(ちょうずや)でひしゃくに水をひとすくい。
左手→右手の順に水をか け、左手で受けた水で口をすすぎ、残りの水をひしゃくの柄に流してすすぐ。
鐘打ち 輪袈裟(わげさ)を首にかけ、数珠を手にしたらいよいよお参りも中盤。
仏様にこちらを向いてもらうためについても良いというお寺のみ、一度だけ鐘をつく。
本堂
納札・写経 本堂へ向かい納札は納札箱へ、写経は写経箱へそれぞれ納めましょう。
納札はひとり1枚。
日付、住所(市町村名ぐらいまで)、名前を前もって書いておきましょう。
大師堂
献灯、献香・おさい銭 献灯は仏様の知恵を、献香は仏様の徳をいただくために上げます。
ロウソクは1本、線香は通常3本とされている。後から来る人の事を考えて線香は中心に、ロウソクは奥または上段から立てるのがセオリー。
知ったかぶりしてますが、はなはなもロウソクの立てる位置が違います。
他人のローソクから火をもらわない事。
読経・合掌 お経を読みます。合掌礼拝し、覚えていても経本を手に持って読みながら、ご本尊とお大師さまを念じつつ読経します。
大師堂も本堂と同じ手順にて納札を納め、献灯、献香をし、おさい銭、礼拝し、お経(読経、写経等で)を奉納する。
納経所にて、納経帳等にお納経(ご朱印)をいただく。
以上簡単ではありますがお遍路参拝の作法でした。
境内
縁結び観音さまがいらっしゃいます。
多宝塔
応永年間(1394~1428)の建造で、五智如来像が祀られている。
不動明王
十三仏の石仏 初七日から三十三回忌の合計十三回の仏事に、十三仏を本尊として祀ります。
滞在時間は30分です。当然お遍路さんならお経読みの時間がありますのでもっと掛かります。
現地に行って気になった事をまとめてみましたので見て行って下さい。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
まとめ
- 霊山寺の鐘はついてもいいようです。近隣住民に配慮して早朝はおとなしくつきましょう。
- お遍路さんでは御朱印帳ではなく納経帳と呼ぶ。
- 一般の御朱印帳でも御朱印は頂けるが一回り大きい納経帳(縦25cm×横18cm)の方が満足感が高い。
- 納経帳は寺ごとに書く場所が決まっているので閉じたまま渡す。回る順番は特に決まりはありません。
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