私を含め多くの方が「鎌倉の大仏さん」と呼んでいると思いますが、実は高徳院という寺院のご本尊でなのです。
奈良の大仏は世界遺産の東大寺と言うのは有名ですが、高徳院という名称は神奈川県在住者以外は知らないのではないでしょうか?
しかしながらここは鎌倉、人気の観光地であり外国人にも人気のエリアになります。
鎌倉の年間観光客数は1,800万人、そのうち神社仏閣には500万人が訪れていると言われています。
鶴岡八幡宮の来訪者が年間100万人なのでそのくらいの人数は大仏様を見に来ていると思われます。
とにかく行ってみると驚きますが、どこから集まって来たんだ?と思うくらい人が多いんです。
今回はそんな人気観光地、鎌倉大仏の魅力をお伝えします。
アクセス、駐車場情報、観光案内、混雑状況など撮って来た写真でシェアします。少しでも皆さまの旅のお役に立てれば幸いです。
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目次
高徳院とは?
高徳院は、鎌倉のシンボルともいうべき大仏を本尊とする寺院であるが、開山、開基は不明であり、大仏の造像の経緯についても史料が乏しく、不明な点が多い。
寺の草創については、鎌倉市材木座の光明寺奥の院を移建したものが当院だという説もあるが、定かではない。初期は真言宗で、鎌倉・極楽寺開山の忍性など密教系の僧が住持となっていた。
のち臨済宗に属し建長寺の末寺となったが、江戸時代の正徳年間(1711年 - 1716年)に江戸・増上寺の祐天上人による再興以降は浄土宗に属し、材木座の光明寺(浄土宗関東総本山)の末寺となっている。
「高徳院」の院号を称するようになるのは浄土宗に転じてからである。
引用元: Wikipedia
鎌倉大仏とは?
「露坐の大仏」と言われる高徳院のご本尊です。正式名称は国宝銅造阿弥陀如来坐像で像高約11.3メートル、重量約121トンを誇っています。
室町時代の1495年(明応4年)の明応の大地震による津波で大仏殿が倒壊して以来、再建される事無く500年間もこの状態であり「露坐の大仏」の由縁になっています。
しかしながら、1252年(建長4年)の造立当初の像容を保ち、我が国の仏教芸術では重要な価値を有しており、鎌倉では一番有名な国宝となっています。
近年では、2016年におよそ50年ぶりの補修工事が行われました。
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鎌倉大仏のアクセスと混雑状況
東京方面
横浜横須賀道路 「朝比奈I.C」より 8.7km 約30分
中部・甲信越・関西方面
東名高速道路 「海老名J.C.T 経由 新湘南バイパス 「藤沢I.C」より 28.2km 約51分
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鎌倉大仏の駐車場情報
残念ながら参拝者用駐車場はありませんので、近隣の民間駐車場か公共交通機関を利用することになります。
駐車のコツ
山と海に囲まれたこの長谷エリアは、交通集中で平日でも渋滞が発生しやすい場所です。また、県道32号が高徳院の参道になっており長谷駅から流れる人の波で片道一車線の道は通行に注意が必要です。
出来れば江ノ電「長谷駅」から徒歩で散策がオススメですが、どうしても土日祝に車でという方は、管理人の様に渋滞にまきこまれる事を覚悟していきましょう。
しかも午後からは駐車場の空きは無く、運を味方に付けないと車を停めることすら出来ないかもしれません。
土日祝でスムーズに車を停めるなら10:00頃には到着する予定を立てましょう。
①~⑦は鎌倉大仏、⑧~⑭は長谷寺が近いです。また長谷寺の紫陽花が見頃になる6月は全ての駐車場が激混みになるので注意が必要です。
※情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
①長谷パーキング
営業時間
4~9月 9:00~17:30
10~3月 9:00~17:00
駐車料金
全日 30分400円
駐車台数
23台
②マイパーキング大仏前駐車場
営業時間
24時間(コインパーキング)
駐車料金
全日
9:00~22:00 30分400円
22:00~9:00 30分200円
駐車台数
11台
※年末年始期間は特別料金設定あり
③神奈川県道路公社 大仏前駐車場
営業時間
平日 9:00~17:00
土日祝 8:00~18:00(7~8月)
駐車料金
全日 30分300円
駐車台数
12台
※ハイシーズンは観光バス専用になる場合あり
④ダイレクトパーク鎌倉大仏前
大仏には近いが相場より割高
営業時間
24時間(コインパーキング)
駐車料金
平日
8:00~18:00 30分400円
18:00~8:00 30分100円
土日祝
8:00~18:00 30分500円
18:00~8:00 30分100円
※全日夜間最大300円
駐車台数
6台
⑤大仏有料駐車場
営業時間
平日 9:00~17:00
土日祝 9:00~17:30
駐車料金
平日 60分600円 以降30分300円
土日祝 60分1,000円 以降30分400円
駐車台数
21台
※ハイシーズンは観光バス専用になる場合あり
⑥三井のリパーク 鎌倉長谷4丁目
営業時間
24時間(コインパーキング)
駐車料金
平日 30分200円
土日祝 30分400円
※最大料金 平日のみ4時間以内1,000円
駐車台数
4台(1台軽自動車)
⑦パラカ鎌倉長谷第2駐車場
営業時間
24時間(コインパーキング)
駐車料金
平日 8:00~18:00 30分200円
土日祝 8:00~18:00 30分400円
※最大料金 平日昼間 1,000円 18:00~8:00全日夜間 200円
駐車台数
6台
※中が狭いのでバックで入る事
⑧長谷山門前駐車場
営業時間
3月~9月 8:00~17:00
10月~2月 8:00~16:30
駐車料金
平日・土日祝 30分300円
駐車台数
35台
※営業時間を過ぎると翌朝まで出庫不可
⑨長谷観音前第1駐車場
営業時間
24時間(コインパーキング)
駐車料金
8:00~22:00 30分250円
22:00~8:00 30分150円
※平日昼間のみ上限1,000円
駐車台数
45台
エリア最大級のキャパ
⑩マイパーキング鎌倉坂ノ下
営業時間
24時間(コインパーキング)
駐車料金
全日
8:00~22:00 30分200円
22:00~8:00 60分100円
※最大料金平日1,000円 平日夜間500円
駐車台数
11台
⑪マイパーキング長谷駅前駐車場
営業時間
24時間(コインパーキング)
駐車料金
全日
9:00~22:00 30分200円
22:00~9:00 60分100円
※最大料金 平日昼間1,000円
※年末年始期間は特別料金設定あり
駐車台数
16台
⑫マイパーキング長谷2丁目
営業時間
24時間(コインパーキング)
駐車料金
平日
8:00~20:00 20分100円
20:00~8:00 60分100円
土日祝
8:00~20:00 30分300円
20:00~8:00 60分100円
※最大料金 夜間500円 平日昼間800円
駐車台数
17台
※年末年始期間は特別料金設定あり
⑬コインパーク鎌倉第4
営業時間
24時間(コインパーキング)
駐車料金
平日
8:00~19:00 30分200円
19:00~8:00 60分100円
土日祝
8:00~19:00 30分300円
19:00~8:00 60分100円
※最大料金平日の夜間のみ800円
駐車台数
4台
⑭三井のリパーク鎌倉長谷
営業時間
24時間(コインパーキング)
駐車料金
平日
8:00~18:00 20分200円
18:00~8:00 60分100円
土日祝
8:00~18:00 20分500円
18:00~8:00 60分100円
※最大料金 夜間300円 平日のみ900円
駐車台数
19台
※土日祝20分500円なので要注意
駐車場考察
鎌倉大仏や長谷寺と御霊神社など見どころが多いエリアなので時間をかければ半日でも足りません。
平日であれば最大料金のある所に停めればいいのですが、土日祝には最大料金の設定のある駐車場はありません。
人気観光地のこのエリアの平均駐車料金は30分200円~500円と結構高めの設定になっています。
3~4時間も停めると結構な金額になってしまうでしょう。
どうしても土日祝で長時間停めなければいけない場合は30分200円の⑩マイパーキング鎌倉坂ノ下・⑪マイパーキング長谷駅前駐車場を狙って行きましょう。また、この辺りは長谷寺、由比ヶ浜にも近くおすすめです。
県道32号の沿いは大仏に近いので値段設定が高めです。安く上げるなら長谷寺周辺が狙い目です。
絶対停めてはいけないのが、⑭三井のリパーク鎌倉長谷です。ここの土日祝は20分500円とありえない数字に跳ね上がりますので要注意です。
『軒先パーキング』は事前に駐車場を予約して当日スマートにドライブ・おでかけを楽しむことができるサービスです。
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鎌倉大仏の拝観情報
所在地
〒248-0016
神奈川県鎌倉市長谷4丁目2番28号
電話番号 0467-22-0703
拝観時間
4月~9月
8:00~17:30
10月~3月
8:00~17:00
入場は閉門15分前まで
大仏胎内拝観時間
8:00~16:30
入場は閉門10分前まで
御朱印受付時間
8:00〜16:30
御布施 300円
拝観料
一般 200 円
中・高校生・小学生 150 円
大仏胎内の拝観料
別料金 1 名当たり20 円
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鎌倉大仏の歩き方
山門(仁王門)
高徳院の山号「大異山」を記す扁額が掲げられた山門は人の流れが絶えません。18世紀初頭、内部に安置された一対の仁王像とともに他所より移築されたものと伝えられている。
右側の阿形像
左側の吽形像
一対の仁王像は少し新しい感じがしますが、2011年の東日本大震災をきっかけに修復されたそうです。
国宝鎌倉大仏
少し微笑んでいるような優しいお顔をしています。観光客であふれており、外国人比率が高く日本語以外の言語がとびかっています。
バシャバシャ写真を撮っていると記念撮影も頼まれたりします。
春の桜の季節にはちょうと正面に桜の樹がありコラボを楽しめます。また秋のモミジや銀杏の紅葉の季節もオススメ。
横から見ると45度くらい頭が斜めになっています。水平ではなく下を見ています。じゃっかん猫背ぎみ。
近くで見上げるとその大きさに
背中には換気と明かり取りの窓と思ったら、建造時、鋳造後に中に詰まっていた土を取り出すために作られた扉だそうです。
胎内拝観
また大仏像の中は空洞なので、胎内に入ることもできます(1回20円)。内部は暗いですが明かりの入る窓があるので、鋳造のつなぎ目などを見る事ができます。また、二つの窓の場所は一般人は登る事は出来ません。
首の付け根部分は色が茶色になっており、補強されている事がわかります。
混んでいる日は中に入るのに行列が出来ますので要注意ですが、時間があれば記念に入っておきましょう。
藁草履(わらぞうり)
大仏像に向かって右側の回廊内壁には、常陸太田市松栄町(旧郡戸村)に活動拠点を置く松栄(まつざか)子供会によって奉納された、長さ1.8m、幅0.9m、重量45kgにも及ぶ大きな藁草履がかけられています。
この草履の制作・奉納は、戦後間もない1951年、「大仏様に日本中を行脚し、万民を幸せにしていただきたい」と願う、茨城県久慈郡(現常陸太田市松栄町)の子供達によって始められました。
松栄町会はその事績も後世に伝えつつ、1956年以降、3年に一度巨大な藁草履の制作を試み、当院への寄進を続けておられます。
引用元:http://www.kotoku-in.jp/
鎌倉大仏は短時間で回れてオススメですし、奈良の大仏とはまた違った魅力があります。 少し足を延ばせば、由比ヶ浜、鶴岡八幡宮、江ノ島等の魅力的なスポットもあるのでこちらも観光スケジュールに組み込んでおきましょう。
江島神社
鶴岡八幡宮
まとめ
端正な顔立ちで人気のイケメン大仏様でした。現地に行って気になった事をまとめてみましたので見て行って下さい。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
- 高徳院といっても大仏様がメインなので観覧時間は1時間あればお土産なども買えます。また、徒歩10分と離れていない長谷寺とセットで観光をお勧めします。
- 神社仏閣は石段が多いのですが、高徳院境内はバリアフリールートが作られており親切な構造です。
- 鎌倉大仏は年間を通じて人気のスポットですが、花の寺・長谷寺は特にあじさいの名所として初夏に賑わうスポットです。6月の紫陽花の時期は凄く混雑しますので、朝一で訪れるなどの工夫が必要です。
- 長谷駅は江ノ電で鎌倉駅から3駅なのですが、鶴岡八幡宮、江の島、その他周辺を観光しようと思うとやっぱりクルマが便利です。
- 駐車場を探すなら大仏の近くより長谷寺の近くの方が安い。