伊勢神宮の内宮近くに猿田彦神社があるのはご存知でしょうか?猿田彦神社は全国に二千社余りあり、今回ご紹介する猿田彦神社は内宮の近くに鎮座します。
あまりにも内宮に近い場所にあるのでひょっとして猿田彦神社の総本山?と思われる方もいるかもしれませんが、以外にもそうではないのです。
境内には佐留女神社という芸能の神も祀られており、内宮とは異なった趣もあり時間があればぜひ内宮とセットで参拝をおすすめします。
アクセス、駐車場情報、観光案内、混雑状況など撮って来た写真でシェアします。少しでも皆さまの旅のお役に立てれば幸いです。
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目次
猿田彦神社について
猿田彦大神は、ものごとの最初に御出現になり万事最も善い方へ“おみちび き”になる大神で、古事記、日本書紀などにも「国初のみぎり天孫をこの国土 に御啓行(みちひらき)になられた」と伝えられています。
大神は天孫をおみちびきの後、伊勢の地を本拠として国土の開拓を指導され、垂仁天皇の御代に皇女倭姫命が神宮鎮座の地を求めて諸国を巡歴されたときに、大神の御裔(みすえ)の大田命(おおたのみこと)が祖神、猿田彦大神と同じく御先導され、五十鈴川 の川上一帯の霊地を御献上、伊勢の神宮の御創建に尽くされました。
大神の子孫は宇治土公(うじのつちぎみ)と称し、以来、永く玉串大内人(たまくしおおうち んど)という特殊な職掌に任ぜられ、伊勢の神宮に奉仕してきました。大神の 御神徳を仰ぐ崇敬者は全国に広く、方位除、地祭、土地開発、開業、災除、家業繁栄、交通安全、病気平癒、開運などの御祈祷が連日行われています。
引用元:猿田彦神社HP
猿田彦大神の子孫である大田命が、倭姫命の御巡行に際して五十鈴川の川上を献上され皇大神宮が造営されたとの事で、伊勢神宮とも密接な関係があります。
日本神話において天孫降臨(てんそんこうりん)の話では、天孫の「ににぎのみこと」が、天照大神の神勅を受けて天降りをしようとすると、
道を照らす神がおり、「ににぎのみこと」は猿田毘古命の先導により無事降り立つことができたというお話。
よく言われるのが、道開きの神である事から、何かを始める時、進むべき道に迷っている時、うまく進めていない時、などにお参りするといいそうです。
何かにチャレンジしようと言う時は猿田彦大神にお願いしてみましょう。
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猿田彦神社のアクセスと所要時間
伊勢自動車道より
伊勢西IC ⇒ 県道32号 1.8km 4分
内宮から徒歩
内宮宇治橋から徒歩1km 13分
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猿田彦神社の駐車場情報
猿田彦神社の駐車場は基本的には②の1ヶ所です。
内宮とセットで参拝予定の方は内宮の③④駐車場に停めると移動距離が短くて済みます。
猿田彦神社オレンジ番号
①猿田彦神社 第1駐車場
車のお祓い、祈祷者、観光バス専用駐車場
※御祈祷中の駐車料金は無料とさせて頂きます。
入口の大きな看板が目印です。一般参拝者は約30m先の第二駐車場にお停め下さい。
利用時間 9:00~17:00
②猿田彦神社第2駐車場
普通車 約70台
利用料金
入庫30分は無料、以降30分毎に300円
(参拝だけなら30分かかりません)
利用時間 9:00~17:00
舗装されていない砂利の為雨天時は要注意
日曜日内宮参拝後の15:00くらいで駐車場はガラガラでした。
③民間駐車場
普通車 6台
利用料金 1回500円
利用時間 情報お待ちします
内宮パープル番号
①内宮A1・A2駐車場
普通車 A1 51台
駐車料金 1時間まで無料 2時間まで500円 以降30分毎100円
利用時間 終日
普通車 A2 156台
駐車料金 1時間まで無料 2時間まで500円 以降30分毎100円
利用時間 5:00~19:00
②内宮A4駐車場
普通車 53台(身障者用:5台)
駐車料金 1時間まで無料 2時間まで500円 以降30分毎100円
利用時間 5:00~19:00
③内宮B1駐車場
普通車 254台(身障者用:7台)
駐車料金 1時間まで無料 2時間まで500円 以降30分毎100円
利用時間 終日
④内宮B2駐車場
普通車 98台(身障者用:4台)
駐車料金 1時間まで無料 2時間まで500円 以降30分毎100円
利用時間 終日
⑤内宮B3駐車場
普通車 73台
駐車料金 1時間まで無料 2時間まで500円 以降30分毎100円
利用時間 終日
⑥内宮B4駐車場
普通車 110台(身障者用:7台
駐車料金 1時間まで無料 2時間まで500円 以降30分毎100円
利用時間 終日
⑦内宮B5駐車場
普通車 625台
駐車料金 1時間まで無料 2時間まで500円 以降30分毎100円
利用時間 7:00~19:00
⑧内宮B6駐車場
普通車 385台
駐車料金 1時間まで無料 2時間まで500円 以降30分毎100円
利用時間 7:00~19:00
※内宮A駐車場が満車の場合は、右車線に並んでお待ちいただくか内宮B駐車場をご利用ください。
公共交通機関や混雑状況はこちらへ
※情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
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猿田彦神社の参拝情報
猿田彦神社
鎮座地
〒516-0026 三重県伊勢市宇治浦田2丁目1−10
☎
0596-22-2554
ご祭神
猿田彦大神
大田命
ご利益
交通安全・方位除け・土地開発・商売繁盛・病気平癒
授与所・祈祷受付
9:00~17:00
御朱印
初穂料 300円
参拝時間
24時間参拝可能
佐瑠女神社
ご祭神
天宇受売命(あめのうずめのみこと)
ご利益
芸能・縁結び・鎮魂
授与所・祈祷受付
9:00~17:00
御朱印
初穂料 300円
参拝時間
24時間参拝可能
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みちしるべ
本居宣長の歌碑
第一駐車場の参拝休憩所前に置かれています。とても大きな歌碑で高さ約4mほどあります。
寛政11年(1799年)4月4日に本居宣長が両宮参拝時、宇治土公家に宿り、定津宮司に贈ったもので、定津宮司は宣長の門下生であった。
石碑の歌並びに筆跡は、猿田彦神社所蔵懐紙から採ったもので次のように歌われている。
「神世より神の御末とつたへ来て名くはし宇治乃土公わが勢」
意味は「神代から 大神の末裔として 絶えることなく続く 名高き宇治土公家 私の大切な友よ」
宣長と宮司の関係がわかる歌ですね。
第一、第二駐車場に停めた場合は北側の鳥居から入ります。
砂利部分はお祓いを受ける車の駐車スペースですので一般車は停めないように。右手に車の祈祷所があります。
猿田彦神社
南側入口は本殿正面になり、この後ろはすぐ道路なので、境内はこじんまりとまとまっています。
この鳥居の上部は凝った造りになっており八角形の柱が使用されている。
正式な参拝ルートですので北側鳥居から来られた人も一度この鳥居をくぐっておくことをオススメします。
内宮からおかげ横丁を通って来た人はこちらから参拝できます。
手水舎
正面鳥居の左側にあります。
両側の狛犬、由緒書の看板に目を通したら手水舎で清めます。珍しい八角形の柱にも注目。
本殿
「さだひこ造り」と呼ばれ、横に長いが妻入りという独特な形で破風が二重になっている。
古殿地
拝殿正面に昔の神殿跡を印し方角を刻んだ八角の石柱があります。各方向3文字が刻んであり干支を含め全部で24の文字があります。
昭和11年の御造営まで永く御神座のあった最も神聖な場所なのです。
八角形の石には、毎日多くの人々が願いをかけて触れていかれます。
願掛け方法
かつて神座があった場所であり一番のパワースポットなどと言われています。
仕事運は「亥 → 卯 → 未」
金 運は「巳 → 酉 → 丑」
家庭運は「申 → 子 → 辰」
人気運は「寅 → 午 → 戌」
順番に手のひらをあてて行くとご利益に授かれるそうです。
たから石
舟形石は宝船を連想させ、古来縁起のよいものと言われてきました。この船形石は白蛇が乗っているように見えるため特に縁起がいいとされています。
さざれ石
「君が代」でも歌われているさざれ石が、いくつもの神社で祀られているのを見かけた人も多いと思います。
小さな石が年月を重ね大きな岩となったものは、大変貴重な岩でありそこには自然現象で片付けられないパワーが詰まっているといっても過言ではありません。
また年月を重ね成長するという意味合いから縁起物とされている岩です。
パワーストーン
古殿池、たから石、さざれ石ともに縁起物でありパワーストーンです。それも猿田彦神社にあるからこそ価値が増すと思いませんか?
是非とも本殿で道開きのお願いしたあとは、この三ヶ所で忘れずに手を合わせご利益を授かりましょう。
以前にも書きましたが、注連縄が掛けられてお祀りされている意味を理解しましょう。
パワースポットだからと言ってお賽銭を投げる、手で触れるなどの行為は罰当たりなので止めましょう。
佐留女神社
猿田彦神社の本殿と向き合う位置に鎮座します。
ご祭神の天宇受売命(あめのうずめのみこと)は、天照大御神が天岩戸にこもられ暗闇に包まれた時、神楽で踊り天照を誘い出した女神です。
天照が外の様子が騒がしく気になって覗いたところを引っ張られて岩屋から連れ出されたそうですが、その踊りが皆を喜ばせるくらい素晴らしかったのです。
それが芸能の神と崇められている由縁です。
また、「ににぎのみこと」の天降りの際、猿田彦大神との仲介役をされたと言うことで縁結びの神でもあります。
佐留女神社も鳥居の柱が八角形の方角を表しています。
後に猿田彦大神と共にこの地においでになり「さるめ」という性をいただいた。
猿田彦大神の妻となった「さるめ」天宇受売命(あめのうずめのみこと)はともにこの地に祀られています。
子宝池
正面鳥居をくぐって左側の御朱印所の前にあります。御朱印を拝受されない方は素通りしてしまうかもしれませんが、この池目当てに来られる方もいらっしゃるそうです。
池には神代の昔から子々孫々継承し続けて絶えない宇治土公家の産霊神が奉祀されているとの事。
子供を授かりたいと願う方にはおすすめです。
授与所
授与・祈祷受けは9:00~17:00となっています。
授与品
猿田彦神社でおすすめは「はじめの一歩御守り」初穂料800円、道開きの神ならではですね。
佐留女神社でおすすめは「藝能おまもり」初穂料800円、芸能人もお忍びで来られるそうですが、芸は身を助けるとも言いますよね。
猿田彦神社の絵馬に描かれるのは「みちびきの舞」、 願いを良い方向に導く想いが込められています。
佐瑠女神社は菱形の絵馬で羽を上に広げた鶴が描かれています。
御朱印
時間的に夕方でしたので空いていましたが、お二人で書かれていました。
奉拝が手書きで猿田彦神社の朱印
覚えていますか?猿田彦大神は二見浦の二見興玉神社のご祭神でもありました。
まとめ
猿田彦神社、佐留女神社とご祭神が夫婦だったとは知ってましたか? 見どころいっぱいのステキな神社でした。
現地に行って気になった事をまとめてみましたので見て行って下さい。
- 伊勢神宮と関わりの深い猿田彦神社ですが、外宮⇒内宮の様な順番は特にないので、場所的に内宮の前後に回るといいでしょう。
- 参拝時間は御朱印が混雑していなければ境内はこじんまりとしているので30分あれば大丈夫です。
- 猿田彦の道開き、佐瑠女の縁結びと一度にこんなご利益を授かれるなんて素晴らしいすごい神社です。
- 猿田彦大神に注目しがちですが、天宇受売命(あめのうずめのみこと)もすばらしい女神です。
- 境内の柱が八角形になっていますが、他にも八角形があるかも知れません。見つけたあなたは道が開けるかも?
- 古殿地は必ずさわりましょう。まずは自分の干支からです。
- 公式HPでは「猿田彦大神の子孫である宇治土公家が代々宮司を務める神社です」と書いてあるのに猿田彦神社の総本山とは書いてない。
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