大樹寺

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大樹寺の見どころを巡る!アクセスや駐車場情報を押さえておくべきポイント

更新日:

 

大樹寺は愛知県岡崎市にある古刹で、松平家・徳川家ゆかりの寺院として多くの参拝者が訪れています。

そして今年は大河ドラマ「どうする家康」効果で、家康生誕の岡崎城とセットの観光バスツアーが組まれるくらいの人気スポットになっています。

江戸幕府を開いた徳川家康がいなかったら日本の首都はどこだったんでしょうか?

この記事では歴史のロマン大樹寺の功績を紐解いてみるべく、桜の季節に大樹寺に行ってきたはなはなが以下の内容でまとめています。

  • 大樹寺と家康の関係は?
  • 大樹寺の観光案内・御朱印紹介
  • 大樹寺の見どころ解説
  • 大樹寺へのアクセス・駐車場のポイント
  • 大樹寺周辺の観光スポット

大樹寺の秘密を解き明かすと家康に影響を「実に興味深い」寺院である事がわかります。

大樹寺に行く前に知っておきたい見逃せないスポットもご案内しますので

現地で撮って来た写真でシェアしますので、愛知観光のスケジュールにお役立ていただければ幸いです。

 

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大樹寺と家康の関係は?

大樹寺は正式には成道山松安院大樹寺(じょうどうさん しょうあんいん だいじゅじ)といい、文明7年(1475)松平第四代親忠公によってこの地に松平の菩提寺として建立されました。

松平初代親氏~八代広忠(家康の父)まで先祖の墓碑が並んでいるため、家康にとってはとても思い入れの深い寺だったに違いあまりません。

大樹寺は家康が生まれた岡崎城から約3km北に位置しており、三門から岡崎城まで高い建物が建っておらず当時の眺望がそのまま保たれています。

それは岡崎市民の協力で高層建築をしないという松平家・徳川家へのリスペクトのあらわれであり、大樹寺三門~岡崎城間をビスタラインと呼んでいます。

 

厭離穢土 欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)とは?

大河ドラマ「どうする家康」にも出てきた有名なシーン。

家康(当時は松平元康)19歳の時に桶狭間の戦いで敗れ、敵に囲まれ絶望した家康は大樹寺に逃げ込みました。

家康の軍勢はたった20人ほどで、敵に首を取られるなら先祖の眠る大樹寺で自害しようとしていたのです。

13代住職の登誉上人が「厭離穢土 欣求浄土」の教えを諭し、切腹を思いとどまらせたドラマにもなるいい話です。

また大樹寺を囲んだ敵に、寺僧の1人祖洞和尚が門のかんぬきを引き抜き戦い敵を退散させたと伝わり、現在このかんぬきは寺宝としてお祀りされています。

 

「厭離穢土 欣求浄土」は仏教の教えを説いたものを松平家の旗印として使った言葉であり、19歳の家康も何となく意味は分かっていたようです。

家康の考えた「厭離穢土 欣求浄土」は、穢れた現世を離れ極楽浄土に生まれることを望む」という意味でした。

ところが自害をどどまらせた登誉上人は、戦国乱世を住みよい浄土にするのがお前の役目と論じたそうです。

本殿の内陣に上がると、フラッシュをたいて写真撮影すると浮かび上がる「厭離穢土 欣求浄土」パネルがあって面白いです。

 

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大樹寺の観光案内・御朱印

拝観情報

大樹寺
51 815 576*07
住所 〒444-2121
愛知県岡崎市鴨田町広元5−1
0564-21-3917
参拝時間 午前9時~16時(受付15時30分まで)
宝物殿 大人   500円
小中学生 300円
幼児   無料
観光時間 約60分
アクセス 岡崎ICより約15分
駐車場 普通車(有料)下記記事参照
公式HP 大樹寺

 

御朱印情報

本堂にある御朱印受付から奥は有料なので、拝観受付を行ってください。

 

切り絵仕様で季節色替わりの御朱印もあり好評で品切れになるときもあるようです。

こういうアート系は賛否両論あるのは知っていますが、はなはなお布施と考えればいいのではないかと思います。

 

徳川家始祖松平氏菩提寺「高月院」と松平氏・徳川将軍家菩提寺「大樹寺」の合同企画ですが、高月院は豊田市にあり車で約30分くらいの場所。

販売期間は2023年1月1日より2023年中まで、大樹寺と高月院の限定御朱印で各500円。

両方合わせると「三ツ葉葵」が完成します。

松平氏発祥の地 松平郷

高月院・松平東照宮

住所 〒494-2202 
   愛知県豊田市松平町赤原9-1

☎ 0565-58-1629

 

通常御朱印300円です。

 

グッズ販売

大樹寺に来たらこれという厭離穢土 欣求浄土 Tシャツはここでの限定販売のようです。

 

岡崎といえば八丁味噌とオカザえもん。

 

 

大樹寺に来た人は岡崎城もセットで考えていると思うので、岡崎城に大河ドラマに合わせて作ったお土産売り場もあります。

関連記事 岡崎城と岡崎公園の見どころと楽しみ方を徹底解説!おすすめの観光コースも紹介

 

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大樹寺の見どころ解説

十三代将軍家定公再建の本堂

文明7年(1475)松平四代親忠公が創建。

安政2年の火災により焼失、安政4年(1854)徳川十三代将軍家定公再建。

 

本堂へは靴を脱いであがるのですが、大樹寺公式ツイッターによると混雑時に履き間違えなどの被害が多発しているとのこと。

大樹時ではゴールデンウィーク中の対策として本堂左右に設置のビニール袋に入れてお持ち歩きを推奨しています。

通常時は階段左右にある下駄箱に入れるがおすすめですが、空いてないくらい混雑している時は他の人に踏まれるのも嫌なので袋がいいと思います。

 

宝物殿などの有料拝観

拝観受付と御朱印授与所は同じなので、御朱印と一緒に拝観料を払うと手間がはぶけます。

これより先は写真撮影禁止なので目に焼き付けるしかありませんが、一度は見ておかないと大樹寺に来た意味がなくなります。

見どころ

  • 大方丈(将軍・大名の部屋)の襖絵
  • 大方丈の庭(家康手植えのしいの木
  • 家康を救ったかんぬき(大樹寺の寺宝)
  • 松平八代・徳川歴代将軍の等身大位牌
  • 家康公木造(家康公33回忌に三代将軍家光公が造らせる)

 

徳川家康公お手植えのしいの木

しいの木は岡崎市の天然記念物になっており、庭は写真を撮っていいようで皆さん撮ってました。

家康19歳の時に植えたそうで、江戸時代の古地図にも家康公お手植えのしいの木として場所が記されています。

 

家康の遺言で大樹寺に位牌を立てよ

しっかりものの家康は自分の死後について遺言を残していました。

  1. 自分が死んだら遺体は駿河の久能山に葬り、
  2. 葬儀は江戸の増上寺にて行い、
  3. 位牌は三河の大樹寺に立て、
  4. 一周忌を過ぎた後は、日光山に小さな堂を建てて勧請せよ。

当時の位牌は遺言通り大樹寺に立てられたはずですが、安政の火災で記録が焼失しているため定かではありません。

現在宝物殿の位牌は当時のものではなく、家康の13周忌にあたる寛永5年(1628)年尾張藩主義直が調進したものです。

 

 

松平八代・家康公墓所

桶狭間の戦いで敗れた徳川家康(当時19歳の松平元康)は先祖の墓の前で自害を考えていました。

大樹時に来たならココというくらいドラマでも有名な場所なので忘れずに見ておきたい。

 

文明7年(1475)松平四代親忠公が大樹寺創建の際、先祖三代の墓を移祭し廟所を造る。

元和3年(1617)家康公一周忌に、二代将軍秀忠公が先祖八代の廟所を修復再建。

 

向かって右から松平初代親氏~八代広忠(家康の父)までの8基が並んでいます。

それに加え一番左の大きい墓碑は昭和44年に大樹寺保存会が、徳川宗家・日光東照宮・久能山東照宮に連絡して家康の遺品を納め墓碑を建立したものです。

 

日光東照宮や久能山東照宮にある墓碑に似せて造ったのは、徳川家の伝統を守り、亡骸の安置された正統な墓碑が置かれている神社に対するリスペクトのようなものを感じます。

これは初めて寺社に家康の墓碑が造られたということで、三河人が家康のお墓参りが栃木や静岡に行かなくてもかんたんにできるようになったことでもあります。

歴史的にもこんな有名な場所がはなはなたちだけっだたのが不思議でしたが、境内の奥まった場所にあるのでひょっとしたら気付かずに帰ってしまう人もいるかもしれませんね。

いつ頃植えられたのかわかりませんが、満開の桜が墓碑を囲むように咲き誇っていました。

 

徳川三代将軍家光公建立の三門

寛永18年(1648)三代将軍家光公建立。

左右に山楼を置く山門の規模から見て安政消失前の本堂はもっと大きかったものと推測されます。

 

境内からも三門を通して総門が見えるのですが、さすがに天気が良くても岡崎城までは見えないでしょう。

 

ビスタライン

天気が良ければ三門から南に見える大樹寺の総門のラインに岡崎城が見えるはず。

 

1873年(明治6年)大樹寺の境内に小学校ができたため、総門は現在の岡崎市立大樹寺小学校の南門になっています。

 

岡崎城が見えるかどうかは当日の天気次第ですが、カメラに収めるには200mmくらいの望遠レンズが必要かな?

 

多宝塔は大樹寺最古の建造物

天分4年(1535)松平清康公建立で大樹寺最古。

足利末期の建物で国指定重要文化財。

一層は方形、二層は円形の格調高い多宝塔。

 

徳川三代将軍家光公建立の鐘楼

寛永18年(1641)三代家光公建立。

楼上の大鐘は九代将軍家重公改鋳の名鐘。

 

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大樹寺のアクセス・駐車場のポイント

東名岡崎ICより

岡崎ICからそのまま国道1号線を走ると岡崎城・岡崎公園の前を通り、時間帯によっては八丁の交差点付近が混み合います。

国道1号線と248号線の交差する八丁交差点は岡崎市でも一番交通量が多いといっても過言ではない交差点なので観光客は出来れば避けた方が無難です。

 

距離:所要時間=6.8km:約15分

おすすめルートはグーグルマップのように、

岡崎ICより

  1. 国道1号線朝日町3丁目交差点を右折
  2. 県道26号小呂町4丁目交差点左折
  3. 県道26号か鴨田町所屋敷交差点右折
  4. 鴨田交差点左折約400mで大樹寺駐車場

県道26号線は岡崎市内を走る片側3車線の環状道路で、国道1号線・248号線のバイパスとしての役割も持っています。

岡崎ICから大樹寺へ向かう場合は積極的に使いたい道路なのですが、岡崎ICから国道1号線に合流する岡崎インター西交差点では右折で県道26号には入れないので注意しましょう。

国道1号線朝日町3丁目交差点を右折して県道26号に入るのが無難ですが、先に岡崎城を観光する場合はそのまま直進で問題ありません。

繁忙期なら駐車場の混雑を避ける意味でも岡崎城を先に回るのがおすすめですが、通常時は回りやすい方からでいいでしょう。

 

タイムズ大樹寺駐車場

国道248号線から約250m、大樹寺の三門を過ぎてすぐ駐車場入口があります。

 

繁忙期だったので係員の誘導で停めましたが、通常時は空いていればどこでもいいでしょう。

 

大樹寺駐車場は2月10日よりリニューアルオープンしています。

どうする家康効果で駐車場が大きくなって有料化しちゃいました。

清算方法

  • 入口で車両を感知しカメラで車両ナンバー、入庫時間を認識しますので駐車券はありません。
  • 出庫前に車両ナンバー(4桁)を入力し表示された金額を清算します。(クレカ・電子マネーOK)

境内を一通り回って参拝して御朱印をもらって宝物殿を見学して1時間あれば大丈夫ですが、60分を越えると30分につき200円追加になるので入庫時間を覚えておきましょう。

乗車前清算なのでギリギリの場合は先に清算してしまうという手もあります。

 

手前の駐車場がいっぱいの時は、清算機から奥へ進む道があり鐘楼を越えた場所に大きい駐車場があります。

 

奥の駐車場は広いのですが舗装されていないので雨の日は手前がいいでしょう。

参拝はどちらに停めても大差はないですが、入出庫のしやすさを考えれば手前がおすすめです。

 

タイムズ大樹寺
51 815 576*07
住所 〒444-2121
愛知県岡崎市鴨田町広元5−1
0564-21-3917
駐車料金 60分 500円
以降30分 200円
最大料金 8:00~20:00 なし
20:00~8:00 500円
営業時間 24時間
駐車台数 41台
車両制限 全長5m、 全幅1.9m、 全高2.1m、 重量2.5t
備考 クレジットカード・電子マネー可
空き情報 タイムズ大樹寺

情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。

 

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大樹寺周辺の観光スポット

 

 

 

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まとめ:厭離穢土 欣求浄土

大樹寺を一言で表すなら、厭離穢土 欣求浄土につきると思います。

まさに家康の命を救った教えというだけでなく、この教えにより平和な世の中をつくるのは自分だと江戸幕府を築くことになるのです。

  • 大樹寺は松平家の菩提寺
  • 松平8代の廟所は忘れずに
  • 宝物殿の家康の位牌と木像は必見
  • ビスタラインから岡崎城が見えればラッキー
  • 混雑時に本堂へ上がる場合は履き間違い防止のため靴をビニール袋に入れる

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。この記事が気に入っていただけましたら、はなはなの励みになりますので、ポチッとシェアしていただけると幸いです。

 

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