加賀百万石、金沢市に行って来ました。
北陸新幹線も開通しそれに合わせ駅構内や兼六園口も美しくリニューアルされ、とても駅とは思えない外観になっています。
金沢の良い所は観光名所が市内中心部に集中しており、金沢駅まで来たら後はレンタサイクルでも回れてしまうほどコンパクトにまとまっている所です。
今回はマイカーを金沢駅の上にある駐車場に停め一日乗り放題の「城下まち金沢周遊バス」で立ち寄れるだけ回ってみましたので、金沢の魅力をたくさんご案内したいと思います。
1日でどれだけ回れたか、観光地の距離感もお伝えできればと思っています。
アクセス、駐車場情報、観光案内、混雑状況など現地で撮って来た写真でシェアします。少しでも皆様の旅のお役に立てれば幸いです。
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金沢駅について
2005年(平成17年)3月20日、北陸新幹線の延伸を見越した駅周辺整備事業で、兼六園口(東口)正面には巨大な総ガラス製ドーム「もてなしドーム」と木製の「鼓門」が完成しました。
初めて金沢駅に降り立つ方はもてなしドームの大きさと鼓門の力強さに圧倒されるでしょう。
駅前は路線バスターミナルやタクシー乗り場も整備、駅構内もきれいにリニューアルされ金沢百番街というショッピングモールで集客を図っています。
兼六園口は金沢百万石まつりのパレードの出発場所でもあり、まさに金沢の顔となりました。
金沢港口(西口)は観光バス の乗降場もあり、観光ツアーバス・高速バス・夜行バスは主に西口からの発着です。
現状は開発飽和状態の兼六園口に対して、まだ発展途上の金沢港口といった感じです。
しかし、石川県庁も金沢港口側に移転したことからこれからの発展に大いに期待したい所です。
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金沢駅のアクセスと所要時間
中部、関東方面
北陸自動車道 金沢東I.Cより4.6km、11分
関西方面
北陸自動車道 金沢西I.Cより6.3km、14分
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金沢駅の駐車場情報
赤マーカークリックで詳細情報
まずは金沢駅周辺に車を停めましょう。城下まち金沢周遊バスやレンタサイクルを利用するなら一日上限のある駐車場がベストです。
個人的には料金、便利さ、キャパから判断してタイムズ金沢駅屋上駐車場に一位を差し上げます。ちなみに私達の到着は土曜日の8:00でしだが、タイムズ金沢駅屋上駐車場には余裕で停める事が出来ました。
管理人なら回る順番
- タイムズ金沢駅屋上駐車場
- 金沢駅西口時計駐車場
- 金沢フォーラス駐車場
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金沢の観光情報
城下まち金沢周遊バス
乗車券 大人500円 子供250円
- 左回りルート 15分間隔 8:30~18:00
- 右回りルート 15分間隔 8:38~18:05
- 兼六園シャトル 20分間隔 9:30~17:50
以上3コースが乗り放題の椀飯振舞です。
金沢駅兼六園口のバスターミナル一番乗り場近くに販売所があります。
詳しくはこちら
兼六園+1利用券
兼六園と周辺文化施設1施設を500円で利用できる、お得な利用券
詳しくはこちら
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金沢の歩き方
8:15~もてなしドーム
巨大なガラス張りのドームで、雨の多い金沢を訪れる観光客の方に傘を差しだすイメージで建設されました。
石川県は年間降雨日数が全国で最も多い県だそうです。
金沢では「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉があるくらい天気が変わりやすいそうです。
8:20~鼓門
その名の通り両側の足は太鼓のつづみの形をモチーフに作られています。
右側にバスターミナルがありますので周遊バスはここから乗れます。
柱部分はかなり複雑な構造で造られています。外側と内側と逆方向のねじれで巨大な屋根部分を支えており、強度計算などはさっぱりわかりませんが、構造的には問題ないのでしょう。
よく見ると真ん中に鉄骨の柱が通っており、全て木造ではなくハイブリッドでした。
この建造物は金沢の伝統的な美を感じます。
8:45~長町武家屋敷跡
香林坊(アトリオ前)バス亭下車。金沢駅発周遊バス左回りで約10分です。
金沢駅から周遊バスの8:30の始発に乗りました。
近江町市場の武蔵から香林坊は金沢で一番の目抜き通りで百万石通りと名前が付いています。
金沢百万石まつりパレードの通り道でもあります。
この繁華街から少し入ると急に静かな石畳の通りに出ます。
早朝でまだ人通りが少ないのでタイムスリップ感を見て下さい。
この辺りはかつて加賀藩の上級武士が住んでいた街並みが残されています。
塀と用水路がずっと続く街並みで夜はまた違った趣がある事でしょう。
市民が普通に暮らしている街でもありますので深夜の俳諧は避けた方が無難です。
所々無料見学出来る屋敷もあります。
野村家だけは入場料550円です。
立派な屋敷と鯉が泳いでいる庭園、価値のある所蔵品がいくつも展示されており、時間のある方は武家気分を感じて来てください。
9:15~尾山神社
野村家から550m、徒歩6分で百万石通りにあります。
関連記事 加賀百万石の礎を築いた前田利家公とお松の方をご祭神「前田利家を祀った尾山神社の歩き方 神門のライトアップは必見の美しさ」を参考に。
10:05~金沢城
尾山神社から700m、徒歩8分で金沢城公園です。
関連記事 天守こそありませんが、金沢城三御門とよばれる、石川門、河北門、橋爪門の大きさには驚かされます。「金沢城公園の歩き方 アクセス 駐車場 見どころ 所要時間調査」を参考に。
12:10~近江町市場
武蔵ケ辻・近江町市場(めいてつ・エムザ黒門小路前)のバス亭下車です。お昼ご飯を食べにやって来ました。
金沢の台所と言われ、いつも食材を買い求める人々で賑わっています。
地元では「おみちょ」と呼ばれ親しまれており、約170店の商店・飲食店が軒を連ねています。
石川県特産の加賀野菜や海産物を扱う店が多く、市民の台所としてだけでなく、金沢ならではの観光名所としても知られています。
市場ならではの海鮮丼は有名で、TVで紹介されるような有名店は毎日行列が出来るようです。
私もお昼をどの店にしようか迷いましたが、あの金粉の乗った海鮮丼を食べて来ました。
金沢駅東口から徒歩15分、周遊バスで3分という立地なので、観光の最終日に寄って新鮮な海の幸を買うのもありです。
14:35~兼六園
金沢駅から兼六園シャトルバスで約16分です。
兼六園下金沢城(観光物産館前)で下車すれば兼六園までの道(200m程度)に立ち並ぶお土産屋さんを散策出来ます。
さっさと兼六園だけ観光したい方は、次のバス亭の兼六園下金沢城(石川門向い)こちらは約18分で下車しましょう。
関連記事 江戸時代の代表的な大名庭園として加賀歴代藩主により、長い歳月をかけて造られました。「兼六園の歩き方 アクセス 駐車場 観光所要時間を調査」を参考に。
17:00~金沢21世紀世紀美術館
兼六園の石川県立美術館側から出て350m徒歩約4分。
市民の新たな憩いの場を創出するという運営コンセプトのとおり、円形の360°ガラス張りという外観で、他の美術館にはない開放的な雰囲気が漂っています。
野外展示のカラーオブジェ、どこかにつながっている配管で糸電話の様な感じで声が聞こえます。
このプールは上から眺めるのではなくプールの水の下に入る事ができます。
水の下に部屋があるので探して見て下さい。
金沢のゆるキャラではありませんよ。
動きそうで動きません。不思議な展示物です。
外観から内部までガラスがふんだんに使われています。
エレベーターまでガラス張りなのです。
周遊バスの運行時間は18:00までなのでそろそろ金沢駅に戻ります。
広坂・21世紀美術館(石浦神社向い)より金沢駅東口まで約21分です。
時間があれば途中の橋場町のバス亭で下車して「ひがし茶屋街」を散策出来ます。
18:15~金沢駅構内
一日歩きっぱなしで金沢駅に帰って来ました。
現時点では東京への始発駅、東京からの終着駅となっており通過する車両はないものの、ホームは11~14番線と4線作られています。
列車旅ならカップ酒が似合いますね~。
今回は列車旅ではありませんが飲み比べ用に仕入れます。
「ひゃくまんさん」 いかにも金沢らしい金張りのゆるきゃらです。
金沢土産の品ぞろえならナンバーワンの「金沢百番街」というショッピングモールがあり、観光客で賑わっていました。
一日中観光に費やしお土産もろくに買ってなかったので、金沢百番街でお土産を買い込んで車に乗り込みました。
タイムズ金沢駅屋上駐車場は12時間まで上限900円なので車で移動します。
駅上駐車場で12時間停めて900円なんて他所では考えられませんね。
さすが前田利家公太っ腹。
19:15~主計町茶屋街(かずえまち)
これから夜の部が始まりますよ~
浅野川沿いのメインストリートには、川の流れに沿ってお茶屋や小料理店、和風カフェ&バーなどの茶屋建築の建物が並び、純和風の風情を醸し出しています。
この辺りのコインパーキングは夜間は空いてますので、何処か一か所に停めて「主計町茶屋街」・「ひがし茶屋街」を散策します。
19:35~ひがし茶屋街
「梅の橋」と言っても知ってる人がどれくらいいるかわかりませんが、 昼ドラ「花嫁のれん」のロケ地で浅野川に架けられた歩行者、自転車専用橋です。
今はなき「野際陽子」さんの最後の作品になりました。
重要伝統的建造物群保存地区です。
これぞ小京都と言った街並みが続き、金沢の代表的な観光地のひとつになっています。
まさに金沢といえばひがし茶屋街と言っても過言ではありません。
TVロケなどでおなじみの場所で、映画やドラマのセットような趣があります。
この景色は誰しもテレビで見たことがあるのではないでしょうか?
昼間は観光客でごった返していますが、夜はがらりと変わり静かです。
写真を撮るならこの時間はオススメですよ。
江戸時代後期から明治初期にかけての茶屋建築がまとまって残されているため、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
有名な金箔工芸店ですが、夜は閉まっています。
さすがにこの時間は甘味処、カフェのお店や中を見学できるお茶屋さん志摩、懐華樓 は閉まっていますので、散策したい方は日中の訪問スケジュールを立てましょう。
一見さんお断りではありませんので席があれば入れるかもしれません。和食、懐石のお店は要予約です。
20:15~のど黒めし本舗 いたる
晩御飯を何処にしようか迷いましたが、「いたる」さんでのどぐろめしを食べて来ました。
実はTV番組でとある芸能人が食べてるのを見てから行きたかったお店です。
おひつに入った高級魚「のど黒」をまぶして一杯目はそのまま、二杯目は薬味、三杯目はのど黒ダシをかけてと、うなぎのひつまぶし様な食べ方をするものです。
話のネタに一度お試しあれ。遅めに訪れたので席は空いてましたが、夕食の時間帯や絶対食べたい方は要予約です。
のど黒めし本舗 いたる
住所
〒920-0999 石川県金沢市柿木畠2−8
電話
076-233-1147
営業時間
17:30~23:30(23:00L.O.)
定休日
日曜(日曜・祝日連休の場合は月曜定休)
※「いたる」さんは金沢に3店舗あります。
21:20~尾山神社ライトアップ
尾山神社は和洋折衷
ギヤマンのガラスと鳥居のコラボがいい味出しています。
21:35~鼓門ライトアップ
鼓門ともてなしドームのライトアップ。
たくましく、美しいと相反するものの融合とでもいいましょうか、まさに兼六園の名前の由来となった六勝を兼ねると言う事なのでしょう。
駅が観光地という金沢は観光都市としておもてなしの心を進めてきた市政の現われでしょう。
鼓門ではじまり鼓門で締める金沢観光はいかがでしたでしょうか?
「にし茶屋街」方面に行けなかった事と兼六園、金沢城のライトアップが見れなかった事が少し心残りではありますが、次回のお楽しみにとっておこうと思います。
朝からパワフルかつ精力的かつ体力の許す限り回って美味しいものを食べ、足はくたくたですが大満足の旅行が出来ました。
この後最後に一日の疲れを取りに温泉に入りに行きました。
金沢観光のまとめ
新年一つ目の記事と言う事でスペシャル版と銘打ってお送りしましたが、関連記事にも訪れていただければうれしいです。
現地に行って気になった事をまとめてみましたので見て行って下さい。
- 車で行かれる方は、朝一タイムズ金沢駅屋上駐車場を目指そう
- 金沢周遊バスは500円で乗り放題なので、ぜひ活用したスケジュールを組もう
- ランチは近江町市場の名物海鮮丼を食べに行こう
- 兼六園と金沢城公園は時間配分に注意
- ひがし茶屋街は昼間にも行きたい場所
- 土曜日限定ですが、ライトアップ見学は19:00~の金沢ライトアップバスが便利 HPはこちら
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