旅行で観光スポットを選ぶ基準には、クチコミ・観光時間・アクセスの良さなど人それぞれだと思います。
しかし、アクセスが良くない場所にも素晴らしい所はいっぱいあり、行ってみたらすごく良かったなど発見があるのも旅行の醍醐味でしょう。
山道で道路が狭く車でしか行けない寺山公園は鹿児島観光に加える人は少ないかもしれませんが、西郷隆盛も見た心に残る素晴らしい景色を見ることができたので行って良かったです。
この記事では、寺山公園に行きたいけどと思っている人で、鹿児島観光に車やレンタカーで回ろうと考えている人にまとめました。
アクセス、駐車場情報、観光案内など撮って来た写真でシェアしますので、鹿児島の隠れスポット寺山公園へ行ってみたい人に少しでもお役に立てれば幸いです。
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目次
寺山公園とは？
寺山公園のある吉野町の大部分は吉野台地と呼ばれる標高約150mから350mにあるシラス台地となっています。
その吉野台地の一番高いところにあるのが寺山公園展望台です。
ポイントは登山ではなく車で行ける最も高い場所から桜島を拝むことができることで、その高さは423ｍ。
桜島で一番高い場所にある湯之平展望台でも370ｍなので、知る人ぞ知る隠れスポット的な場所でもあります。
昼間は錦江湾から桜島の大自然を一望でき、姶良カルデラの丸い海の形や薩摩半島南端の開聞岳を確認できます。
展望台の回りに高いものがないため鹿児島では一番の大パノラマを楽しめますが、難点はアクセスが悪く車でないと行くことができないことです。
寺山公園と名は付いていますが公園としての機能はなく展望台があるのみで、公園を楽しむなら近くに大きい吉野公園があります。
姶良カルデラは錦江湾（鹿児島湾）北部の桜島の北側で直径20kmの窪地を形成しており海水の流入により丸い湾になっています。
現在のカルデラを形成した超巨大噴火（姶良噴火）は、約3万年前と推定されており、その3,000年後に桜島が誕生しました。
シラス台地は、九州南部に数多く分布する火山噴出物からなる台地です。
鹿児島県本土の半分以上がシラス台地で、数十万年前より大規模な噴火が繰り返され火砕流の堆積や溶結凝灰岩などで構成されています。
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寺山公園の観光案内
| 寺山公園 | |
 |
42 253 662*38 |
| 住所 | 〒892-0871 鹿児島県鹿児島市吉野町10859 |
| お問い合わせ | 099-216-1366（鹿児島市公園緑化課） |
| 営業時間 | 見学自由 |
| 駐車場 | あり（無料） |
| 備考 | トイレあり 自販機なし |
| 公式サイト | みんなの桜島 |
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寺山公園のアクセス
寺山公園は景色は抜群に良いのですが、海に突き出したミニ半島のような場所にあるので、北からでも南からでもアクセスは良くありません。
海岸線を走る県道10号からは、寺山公園に行く道路が付近になく北回りでも南回りでもかなりの遠回りになるのでナビに頼ってできるだけ近道を走ることになります。
問題はそこよりも展望台へ向かう山道に入ってからで、車もすれ違えないような場所もあるので前から車が来ないか安全運転で走りましょう。
鹿児島空港より
距離：時間＝33.5km：約35分（九州自動車道）
九州自動車道「薩摩吉田ＩＣ」から車で約15分
溝辺鹿児島空港IC ⇒ 薩摩吉田IC
通常料金 840円
ETC料金（休日割引） 590円
鹿児島空港からは海岸線を走る県道10号で行きたいところですが、仙巌園は行けますが寺山公園へはいけません。
寺山公園へは仙巌園を通りすぎて県道16号からもどる形で遠回りになりますので、仙巌園を先に行くなら高速道路を使わない県道10号が便利です。
ちなみに鹿児島空港から仙巌園までは、県道10号で29.5km・約45分かかります。
鹿児島中央駅より
距離：時間＝14.2km：約30分
鹿児島中央駅・天文館・桜島フェリーターミナル方面から寺山公園は、県道10号で仙巌園方面へ北上します。
途中で右の霧島・姶良・仙巌園方面の県道10号と左の蒲生・吉田IC方面の県道16号に別れますので左の県道16号方面へ進みます
仙巌園から寺山公園は海岸線を走る県道10号では時間がかかるので少し戻り県道16号から行くことになります。
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寺山公園の駐車場情報
駐車場は山道を登った行き止まりに5～7台程度のスペースしかないので、繁忙期は停める場所に困るかもしれません。
駐車無料で公衆トイレもありますが、公園というよりは展望台のみなので回転は早そうです。
はなはなが行った時は土曜日のお昼頃でしたが、来ていたのは1台だけで展望台を占領できました。
展望台へはここから50ｍほど海側に歩いた所にあり、某サイトには「夜間は鹿児島市内の夜景もきれいでデートにもおすすめです」などのコメントも見られますが、夜間2人だけで来るのはちょっと怖いな～という感じがしました。
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寺山公園の歩き方
西郷が選んだ開墾の地
明治6年鹿児島に戻った西郷は、明治8年には吉野台地の寺山に開墾社を設立します。
若者たちと共に自ら土と親しんだという歴史を見れば、西郷もまたこの絶景に心を寄せ英気を養った一人だと想像できます。
展望台までは150ｍ
山道の頂上あたりから少し下ると寺山公園の看板が見えてきます。
道路の行き止まりにある5～7台ほどの小さな駐車場です。
公園の名は付いていますが、小さな公衆トイレがあるだけで他はなんにもありませんので目的はみな展望台です。
駐車場から海に向かって伸びている遊歩道ですが、展望台まではわずか約150ｍほど。
突き当りのカーブを曲がればすぐ展望台です。
絶景パノラマで薩摩パワーを感じる
木の手すりの付いた四角形の展望台は、階段を数段登った高台に設置されている。
北は姶良市から姶良カルデラの丸い湾がよくわかる。
姶良市から南には大隅半島が伸びている。
正面には雄大な桜島と錦江湾の大パノラマ。
見下ろしているように感じますが、桜島の高さは1,117ｍあるので向こうのが高い。
西側には薩摩半島がぐるっと湾を囲み、この日は南端の尖った開聞岳まで見えました。
手前は海岸沿いを走る県道10号からの鹿児島市内と桜島港が見えます。
初めて寺山公園に来ましたが、この絶景を見てたら西郷どんの源の薩摩パワーを分けていただいたような気分になりました。
天気の良い日限定ですがここは絶対来るべきです。
こんな間近で桜島を見ていると絶対渡りたくなりますよね。
桜島に関してはこちらの記事を参考にどうぞ
関連記事 「桜島フェリーを完全解説 乗り方 楽しみ方 乗船時間15分のクルージング」
関連記事 「車・レンタカーで効率よく回る桜島観光 おすすめスポットの駐車場・所要時間も」
まとめ
寺山公園展望台のご案内はいかがでしたでしょうか？
現地に行って気になった事をまとめてみました。
- 寺山公園はアクセスが悪いので車がベスト
- 公園とはいうものの展望台があるのみ
- 小さな駐車場とトイレしかないので滞在時間は短い
- 絶景パノラマは鹿児島で一番といってもいいでしょう
- 絶対天気がいい日を選んで行こう
- 夜間は寂しいので2人だとちょっと怖い感じがする
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