11月の紅葉シーズンに赤目四十八滝に車で行って来ました。紅葉狩り、滝巡り、オオサンショウウオ、ライトアップと見どころいっぱいです。
そして、赤目四十八滝は伊賀忍者の修業の地とされており、忍者好きにはたまらない場所となっています。
また、トレッキング・ハイキングコースとしても人気があり、自然が生み出す名瀑を眺めながらの散策は一年を通じて大人から子供まで楽しめる人気のスポットです。
この記事では車で行く人にとっては一番の心配事である駐車場の混雑具合や駐車のコツ・滝巡りの時間配分などを現地レポでお届けします。
+αで遅めに行けばライトアップも楽しめるというお得情報満載です。
アクセス、駐車場情報、観光案内、混雑状況など現地で撮って来た写真でシェアしますので、少しでも皆さまの旅のお役に立てれば幸いです。
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目次
赤目四十八滝について
赤目(あかめ)四十八滝は三重・奈良県との県境に位置する三重県名張市赤目町にあり、国定公園に指定されている流域一連の滝の総称です。
三重県と奈良県の県境を流れる「滝川」の渓谷沿いおよそ4kmにわたって大小さまざまな滝が23ヶ所あり、片道90分ほどですべての滝を巡ることが出来ます。
また、日本の滝百景・森林浴の森百景・遊歩道百景・平成の名水百景にも選ばれているすばらしい場所なのです。
気になる名前の由来は、役行者が修行中に赤い眼の牛に乗った不動明王と出会ったとされる事からきており赤目の正体は牛さんでした。
伊賀忍者の修業の地としても有名で、お土産屋さん等で忍者にまつわる数々の逸品を見る事が出来ます。
近年では四季を感じることのできる散策コース、ハイキングコース、トレッキングコースも整備され、滝と紅葉を同時に楽しめる貴重なスポットとなっています。
子供や・高齢者も気軽に散策を楽しめるとあってリピーターも多く、秋の行楽シーズンには家族連れ等で賑わう混雑必至の場所です。
東海地方を代表する滝の名所でありますが、位置的に奈良からのアクセスも良いので車でのドライブスポットとして関西方面からも多くの観光客が訪れています。
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赤目四十八滝のアクセス
中部・北陸方面から
草津JCTより
所要時間:距離=約1時間30分:70.8km
名古屋西JCTより
所要時間:距離=約2時間:111km
豊田JCTより
所要時間:距離=約2時間20分:140km
小牧JCTより
所要時間:距離=約2時間30分:142km
国道368号経由で名阪国道(国道25号線)上野ICより約41分・23.8km。
名古屋方面からは名張市内を抜ける事になるので朝夕の時間帯は混雑します。
県道567号線は片道一車線の山道ですが、所々に1.5車線の対向車とすれ違えない狭い所がありますので通行には注意して下さい。
関西方面から
松原JCTより
所要時間:距離=約1時間10分:66.7km
大山崎JCTより
所要時間:距離=約1時間40分:81.2km
吹田JCTより
所要時間:距離=約1時間30分:93.8km
神戸JCTより
所要時間:距離=約1時間50分:126km
国道165号経由で名阪国道(国道25号線)針ICより約40分・23.7km。
奈良県との県境にあるので関西方面からの方がアクセスはいいです。
大阪市を抜けてくる人は早めの出発で大阪市内の渋滞を避ける工夫をしましょう。
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赤目四十八滝の駐車場情報と混雑状況
名張市中心部から赤目四十八滝に向かう県道567号は片道一車線の山道で、カーブも多くセンターラインのある場所や無い場所も所々にあるので注意して走行しましょう。
目的地に近くなると道沿いに駐車場がありますが、一番始めに見えてくるのが赤目観光ハウスの駐車場です。
駐車場誘導員がおいでおいでと手招きしてますが、なるべく歩きたくない方は、入山入口に一番近い上田屋さんという食事処兼お土産屋さんを目指しましょう。
上田屋さんの駐車場は駐車料金800円でキャパは100台ほどですので早い者勝ちですが、一番近い駐車場なので仕方ありません。
土日祝は早い時間に満車になる可能性が高いですが、午後からなら空きがある可能性もあります。
はなはなが訪れたのは紅葉シーズン真っ只中、11月13日の日曜日の14:20で、遅めの到着の為一番奥まで行ってみましたが上田屋さんの駐車場は満車でした。
しかし係の人に案内され、そこから少し坂を上がった場所の臨時駐車場に停める事が出来たので助かりました。
道路が渋滞しているなら手前に停めるのもありですが、スイスイ進めるなら一度一番奥まで行ってみる方ががいいと思います。
ちなみに一番手前の駐車場でも有料なので無料駐車場はありません。
また駐車場協定が結ばれているらしく全ての駐車場で一律800円となっています。
①上田屋駐車場
住所
〒518-0469
三重県名張市赤目町長坂701
電話 0595-63-3014
駐車料金 800円
駐車台数 約60台
※一番近い駐車場でみんなが狙っているので停めれたらラッキー
②赤目四十八滝駐車場
駐車料金 800円
駐車台数 約80台
※上田屋さんまで約100mなのでここに停めれれば御の字
③ドライブイン赤目駐車場
住所
〒518-0469
三重県名張市赤目町長坂651
電話 0595-63-3010
駐車料金 800円
駐車台数 約100台
※上田屋さんまで400m・徒歩約5分
④赤目観光ハウス駐車場
住所
〒518-0469
三重県名張市赤目町長坂650-5
電話 0595-63-4879
駐車料金 800円
駐車台数 約90台
※一番遠い駐車場で上田屋さんまで500m・徒歩約7分
⑤臨時駐車場
駐車料金 800円
駐車台数 約15台
※駐車場に行くには少し戻りますが係の人に案内してもらえます。階段を降りればすぐ上田屋さんなので近いです。
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赤目四十八滝の観光案内
基本情報
マップコード
266 535 347*41
住所
〒518-0469
三重県名張市赤目町長坂861-1
電話
0595-63-3004(日本サンショウウオセンター)
観光料金
入山料(日本サンショウウオセンター入場料込)
大人500円
小人(小・中学生)250円
ライトアップ『幽玄の竹灯』
日没~20:00
『幽玄の竹灯』の情報はこちら
※入山料の券を見せれば無料(ライトアップのみは入山料が必要)
※17時以降は駐車場無料(要確認)
日本サンショウウオセンター
営業時間
4月1日~11月30日 (午前8時30分~午後5時)
12月1日~3月31日 (午前9時~午後4時30分)
休館日
12月28日~12月31日
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赤目四十八滝の歩き方
じゃんじゃの水
上田屋さんで遅いお昼を取り、日本サンショウウオセンターの方に歩いて行くと「じゃんじゃの水」の看板が見えて来ます。
自然の湧き水で伊賀忍者の修業の地である事から、この水で身を清めたとされています。看板には心を清め、幸せを呼ぶと書かれています。
日本サンショウウオセンター
渓谷は、世界最大級の両生類であるオオサンショウウオの棲息地として知られ、日本サンショウウオセンターが入山入口に併設されています。
稀少動物で特別天然記念物に指定されており、この機会にじっくり見るのもいいでしょう。
こちらの「入山チケット窓口」で入山料とセットで大人500円を払い中に入ります。
ここを通り抜けないと赤目四十八滝は拝めないので日本サンショウウオセンターがおまけみたいな感じを受けますが、水槽内には大小様々なサンショウオが約160匹飼育されており、これだけのサンショウオが見られるのは日本でもここだけなのです。
大小20くらいの水槽がありますが、じっと見ていてもまったく動きません。約3000万年前の化石とほとんどかわりのない姿で、生きている化石と呼ばれているので納得です。
以前CMで一躍人気になった、サンショウウオの仲間のウーパールーパーさんがいました。
赤目五瀑と紅葉狩り
日本サンショウウオセンターを出るとそのまま散策路になっています。
時間はすでに15:05になっていた事もあり、係の人から「山道が真っ暗になりますがら17:00までに戻って来て下さいね」と声が掛かります。
2時間しかありませんので、ここから帰りの時間を考えると片道1時間のマイナスイオンを浴びる散策になります。
少し進むと1つ目の「行者滝」が見えます。修行者が滝に打たれる姿を想像するには少し小さいかな?という感じです。
滝が近くで眺められるように川に沿って整備されている遊歩道を歩きます。
小ぶりな「霊蛇滝」を眺めながら、高い所に掛けられている橋を渡ったりして、川の右側左側を歩きながら奥に進みます。
不動滝(ふどうだき)
赤目五瀑一つ目の滝。「不動滝」高さ15m・滝幅7m、滝壺の深さ10m
不動明王にちなんで名付けられた滝。滝からの距離があり一見小さく見えますが、高さ15m。
ごつごつとした岩肌に落ちる水しぶきが、マイナスイオンを出しまくっています。不動明王の力強さを感じる滝です。
赤目四十八滝ならではの楽しみ方は、滝を色々な角度から眺められる事です。
滝巡りをしやすいように遊歩道が作られていますので、この様に上から眺めることも出来ます。
まだ入り口から200m、パンフレットでは所要時間5分ですが、ゆっくり散策しながら写真を撮りながらだともっとかかります。
川沿いの遊歩道は平坦で歩きやすいです。
しばらく進むと途中の休憩所が見えて来ました。
千手滝(せんじゅだき)
赤目五瀑2つ目の滝。「千手滝」高さ15m・滝幅4m、滝壺の深さ約20m
千手観音にちなんで名付けられたとされ、いろんな岩を伝って水が落ちていくさまが千の手のようであるので千手滝との事。
入口から800m、パンフでは所要時間20分の場所に25分くらいで到着。
切り立った岩に亀裂が入ってます。崩れないでね。
布曳滝(ぬのびきたき)
赤目五瀑3つ目の滝。「布曳滝」高さ30m・滝壺の深さ30m。
一枚の布をかけたように落ちる事から名付けられた。
豪快さはありませんが高さ30mから流れる一本の水流は美しいです。
入口から900m、パンフの所要時間22分の所35分かかりました。
「竜ヶ壷」底なし言われるほど深いので、竜が住んでいるという伝説が名前の由縁。
四十八滝というくらいですから、大小様々な滝だらけです。時間的に最後の滝になります。
この辺りで16:00になりましたので、帰りの時間を考えてUターンした方がいいですね。
山奥の夕方なので普通ならかなり寒いのですが、小一時間も歩いてきたので体は結構温まってます。
帰りは紅葉を楽しみつつ。
気持ちいいハイキングをしながら戻って来ました。
赤目四十八滝のうち比較的大きく代表的な5つの滝を、「赤目五瀑」(あかめごばく)と言います。
今日は到着も遅く時間の関係で不動滝・千手滝・布曳滝の三つしか回れませんでしたが、マイナスイオンをたっぷり吸収できた感じがして結構満足度が高いです。
それとはなはなの体力的には山道の片道1時間はちょうどいいくらいで、仮にもう1時間奥に進めば赤目五瀑は見れたでしょうが、帰りに2時間かかるのでトータル4時間歩くことになります。
子供連れにや高齢者にはちょっと厳しいかも知れませんが、パーティ構成と体力の兼ね合いでチャレンジしてみて下さい。
荷担滝(にないだき)
残り二つの滝は入り口から「荷担滝」・2600m、70分、「琵琶滝」まで行くには片道2870m、80分とパンフレットに書いてありましたが、登りの階段も結構あるので体力に自身のない方で休憩しながらだと多めの時間配分が必要です。
琵琶滝(びわだき)
慣れない山道や子供連れ、散策しなからでは休憩時間もを考えると往復で4時間以上は欲しい感じがしました。
荷担滝・琵琶滝を拝むには時間がかかりますが、それに見あう素晴らしい滝ですので一度は行ってみたいですね。
あなたの体力に合わせたハイキング時間と17:00までに下山するスケジュールを組みましょう。
赤目四十八滝のすばらしさ
ハイキングをしながら、きれいな空気を吸いながら、マイナスイオンを浴びながら、すばらしい滝、すばらしい紅葉を楽しめる場所は、全国でもここしかないと言っても過言ではないでしょう。
滝にもさまざまな滝があり、さまざまな角度から楽しめるのが赤目四十八滝の魅力なのです。
紅葉ライトアップ
さてここから夜の部です。
紅葉の時期の1ヶ月程度、夕暮れから午後8時まで、ライトアップがリニューアルされ『幽玄の竹灯』なるイベントが開催されています。(※画像はリニューアル前のものです)
昼間に入山した人はその券を見せれば無料で入れますが、ライトアップだけに来られる方は入山料がかかりますので注意。
はなはなは17:00頃に戻って来て、臨時駐車場から上田屋さん横の入山入口に一番近い駐車場に車を移動しました。(17:00以降は駐車料金が無料なのでいいのです※要確認)
30分くらい車で休憩していたら外は真っ暗になり、この時期の日没は早いですね~くれぐれも下山が遅れると大変な事になりますのでご注意を。
ライトアップは「霊蛇滝」、「不動滝」や周辺の紅葉がライトアップされています。
日本オオサンショウウオセンターは既に閉まっていますので、横をすり抜け遊歩道を歩いてすぐです。
ライトアップ会場は近くにあり気軽に行けるのでいいのですが、夜はかなり寒いので必ず暖かい服を着て行って下さいね。
キャンドルの揺らめく灯りがが綺麗です。
橋と滝もライトアップ
紅葉もライトアップ
ハートマークのアート作品
幻想的なオブジェ
見るだけなら所要時間は30分くらいです。
昼間は気付きませんでしたが、赤目牛さんがいました。赤目の由来が看板に書いてありましたので目を通しておきます。
まとめ
赤目四十八滝の滝巡りと紅葉とライトアップのご案内はいかがでしたでしょうか?
個人的な感想は、帰りが遅くなりますがライトアップも楽しむならそんなに早く到着しなくてもいいでしょう。
朝からはりきってハイキングすると夜には体力が残ってなかったり、子供はぐっすり眠ってしまうかも知れません。
午後からの到着でじゅうぶん楽しめましたが、できるなら翌日も休みな土曜日がベストだと思います。
現地に行って気になった事をまとめてみました。
- 紅葉シーズンの日曜日午後から訪れると、駐車場はぎりぎり止めれる感じ。(土曜はもっと混む)
- 赤目五瀑を巡りたい方は早めに到着して一番奥の上田屋さん横の駐車場を目指そう
- 山道は足場が悪い所もありアップダウンもきつい、帰りの体力と時間を考えながら進もう
- はなはながUターンした布曳滝から先は携帯の電波が届かなくなるので注意しよう(一人だけ先に進んでも連絡が取れなくなる)
- ライトアップの18:00頃は駐車場は空いていた。日曜日は早めに切り上げる人が多い
- 必ず動きやすい服と靴で来よう。暖かくなったら脱げるように重ね着がよい
- 夜は特に寒いのでライトアップを見るなら必ず厚めの防寒具を持って来よう
- 赤目四十八滝に向かう山道の県道567号は途中1.5車線の所もあるので注意して進もう
- GW・夏休み・紅葉シーズンは、一本道なので渋滞を覚悟して時間の余裕を持って行こう
- 赤目五瀑を見るならハイキング装備と所要時間は最低4時間を見ておこう
- 豪快な滝を見たいなら雨が降った週が狙い目
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