岐阜県の片田舎に通称「モネの池」と呼ばれる池があります。きっかけはSNS等で噂が広まり、人が押し寄せるようになりTVの情報番組等でも取り上げられ、一気に人気に火が付き多くの人が訪れる様になりました。
例にもれず私も行って現地調査して来ましたのでご案内します。アクセス、駐車場情報、施設案内、混雑状況など現地で撮って来た写真でシェアしますので、少しでも皆さまの旅のお役に立てれば幸いです。
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目次
モネの池について
岐阜県関市にある根道神社の参道脇にある貯水池です。付近の田んぼの灌漑用の池として整備されました。
初めは正式な池の名称は無く地元の方からは根道神社の池と呼ばれていました。40m×15mほどの池で観光用に整備されたわけではなく、近くの園芸業者がスイレンを植え、地元住民がコイを持ち込んだりして現在の池の原形が作られました。
人気に火が付いたのは、風景写真家が撮った写真がフォトコンテストでグランプリを受賞したのを契機に、SNS、マスメディアで一気に拡散されたからです。
その作品は、非常に透明度が高い池に睡蓮と共に泳ぐ鯉の写真で、クロード・モネの睡蓮をほうふつとさせるとして、モネの池と呼ばれるようになりました。
地元の自治体では「名もなき池」「モネの池」として観光の起爆剤にとHPに観光案内を掲載しています。
ピーク時には1日3,000人が訪れた日もあったようですが、現在は休日で1,000人程度に落ち着いているそうです。
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モネの池のアクセスと所要時間
カーナビでモネの池で探しても住所がありませんので、近くの喫茶店「風土や」岐阜県関市板取400-1で設定しましょう。
関東・関西方面
東海北陸自動車道 美濃I.C→国道165号線→県道81号線 美濃橋右折→国道256号線 26.6km 約39分 推奨ルートです。全て片側一車線の道ですので運転に不安のある方でも安心して行けます。
※県道290号は近道に見えますが、センターラインの無い細い山道でトンネルもあるので、運転に自信のない方は避けましょう。推奨ルートと比べても距離も時間もそんなに変わりません。
北陸方面
国道
東海北陸自動車道 郡上八幡I.C→県道315号→国道256号線 23.3km 約34分
※国道256号線は細い山道もありますので譲り合いですれ違うとき注意が必要です。
モネの池の駐車場情報と混雑状況
観光客数に対しての駐車場のキャパが圧倒的に少ないです。元々観光用の池では無かったので仕方ありませんが、自治体も観光PRするならまず駐車場の整備をして頂きたい所です。公共交通機関で行くより車の方が圧倒的に便利がいいので仕方ありませんが、ハイシーズンには国道256号線が渋滞します。
板取川沿いを走る国道256号線は「あじさいロード」と呼ばれ日本の道100選に選ばれております。街道沿いに約7万本のあじさいが植えられており見頃の6~7月は混雑します。
現在無料駐車場は何ヶ所かあるようですが、1か所有料があるようですのでそこには停めない方が無難です。
個人的な感じですが1番が池からは離れていましたが空きがありました。逆に言うとここが満車なら他も満車でしょう。
5番は池の隣で一番近いのですが、駐車台数が少ないので早朝でない限り行かない方が無難です。
4番は唯一のトイレがありますが1つしかないので混雑必至です。
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モネの池の観光案内
駐車場、入場とも24時間無料 夜間は暗いので池の様子が解りません。
睡蓮は品種によって違いがありますが、4月下旬に咲き始めます。5月中旬には大部分の開花が始まり、5月の下旬には見頃を迎えます。見頃は5月下旬~7月中旬まで続き、最盛期は7月上旬になります。
撮影時間
睡蓮の花は午後には閉じてしまう為、午前中に訪れた方が良さそうです。
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モネの池の歩き方
駐車場に車を停めたら、鳥居を目指して進みます。このように人だかりが出来ているので迷う事は無いと思います。
当然池の周りにはトイレはありませんので、注意しましょう。滞在時間は30分と言った感じで駐車場の回転は速いと思われます。
パット見は何のへんてつもない細長い池です。池の東側は神社の森になっており木陰が出来ています。この木陰部分を狙って撮影します。
雑草も混ざっていますが、蓮(ハス)との違いがあり、丸い葉に切れ込みがあるのが睡蓮です。睡蓮は午前中に開花し14:00頃には閉じてしまいます。睡眠する蓮で睡蓮なのです。
そんな大きい池ではありませんのでぐるっと一周して光の当たり具合を調べましょう。
山側から湧き水が流れ混む場所に橋が架かっています。人の目には普通の池なのですが、レンズを通すと光の加減でガラッと色彩が変わります。この池にはまる人が多いのもうなずけます。
睡蓮が多く生息している方は鯉が隠れて見えません。こちら側に鯉が出てきた時が撮影タイムです。
鯉がいなくても綺麗なのは蓮の葉がカラフルな為です。
池底の砂が白い事も透明度が高く見える要因かも知れません。どうですか?鯉が浮いている様に見えますよね。
鯉がまとまってくれるといいのですが、こればかりは鯉の気分しだいです。その為かエサを与える方がいらっしゃるようで「えさやり禁止」の看板も立っています。水質保全の為にもそういう事は止めましょう。
モネの池の撮影ポイント
私達が訪れたのは7月24日の午後からですので睡蓮の見頃は終わっています。若干遅咲きの睡蓮が残っていました。
ぐるっと一周して色々な方面から撮影してみましょう。光の加減で映えたり映えなかったり一枚一枚確認しましょう。
睡蓮の葉の多い場所は睡蓮の花が無い時期は葉っぱだけでいい写真がとれません。
橋の近くは睡蓮が少なく撮影ポイントです。橋の上からより反対側から橋方面がいい写真が撮れます。
鯉が集まっている場所は華やかです。鯉の気まぐれに期待しましょう。
お昼時は太陽が真上から指すので日影が無く水面がキラキラ反射して水中が見えにくいです。
午前中がベストと言われますが、私の写真は14:30~15:00に撮っています。午後からでも太陽がギラギラしてなければ大丈夫です。またギラギラしている場所をフレームから外して撮れば落ち着いた写真になります。
色々書きましたが、素人の私でもそこそこの写真は撮れましたのでご安心下さい。
おすすめ観光地
犬山城
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東海北陸自動車道経由
美濃IC ⇒ 関IC
約1時間1分 48.8km
杉原千畝記念館
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和紙の里街道/県道81号 経由 1時間14分 55.9km
モネの池のまとめ
以上、モネの池のご案内ざっと状況をお伝えしましたがいかがでしたでしょうか?
観光時間は1時間もいりません。写真を撮るだけなら30分もあればいいでしょう。
現地に行って気になった事をまとめてみましたので見て行って下さい。
- 鯉にえさを与える事で水が濁ってしまうので禁止になっています。「えさやり禁止」の立て看板があるので注意しましょう。
- 駐車場は狭いので事故には注意しましょう。折角の観光がだいなしになってしまいます。
- 雨の日と後日は避けましょう。池の水が濁り、透明になるまで数日かかります。
- トイレはないと思った方がいいです。来る途中のコンビニで済ませましょう。(近くにはコンビニはありません)
- 駐車場のキャパからしてもどうせ行くなら早朝をお勧めします。
- ずばり見頃は5~7月です。梅雨にかかると池が濁る日が増えますので梅雨前がベストです。
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