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世界遺産

世界遺産石見銀山の巡り方 電動自転車でGo!所要時間を現地調査

更新日:

 

海があって、大きな湖があって、世界遺産があって、国宝のお城があって、国中の神が集まる大きな社がある県はどこでしょう?

はい正解~島根県ってすごい県なんですよ。

「そもそも国宝のお城があるのは5県しかないだろう」というツッコミはおいといて。

そんな素敵な島根県を旅行して楽しくないわけがありませんよね。

世界遺産にしてはマイナー?な石見銀山も行ってみたらすごく良かったので、絶対出雲大社から足を伸ばして行くべきですよ。

この記事では「石見銀山」が気になっている方、行く予定の方に回り方など現地レポでご紹介します。

例によってアクセス、駐車場情報、観光案内、混雑状況など撮って来た写真でシェアします。皆さまの旅に少しでもお役に立てれば幸いです。

 

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石見銀山とは?

石見銀山は島根県大田市にある、1526年に発見されて以来1923年の休山まで約400年に渡り採掘された鉱山です。

最盛期に日本は世界の銀産出量の3分の1を占めたともいわれ、そのかなりの部分が石見銀山の産出であったと考えられています。

石見銀山で産出された銀は、高品質で信用が高くジパング石見の名はヨーロッパ諸国にその名を轟かせました。

そしてアジア諸国とヨーロッパ諸国を交易で繋く重要な役割を果たしていきました。

江戸時代に入ると鎖国により、その優れた技術が独自の進化を遂げその証が今もなお残されている事や、銀生産に携わった集落や採掘・精錬・搬出等の痕跡が自然と調和して文化的価値を生み出している事は世界的に見ても極めて貴重です。

以上の事が評価され2007年に「石見銀山遺跡とその文化的景観」が世界文化遺産に登録されました。

まとめると、その理由は主に3つあります。

1.世界的に重要な経済・文化交流を生み出した

2.伝統技術による銀生産遺跡が豊富で良好に残る

3.銀の生産から搬出に至る全体像を不足なく明確に示す

 

世界遺産「石見銀山」は銀鉱山・精錬所から江戸時代の面影の残る町並みまで広範囲に渡り、それらが豊かな自然の中にあります。

観光エリアは道幅も狭く一年を通して車の通行規制が行われていますので、太田市観光協会では世界遺産センターの駐車場に車を停めて観光するパーク&ライドを推奨しています。

 

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石見銀山のアクセス

石見銀山は山陰の山間部という公共交通機関ではちよっとアクセスしにくい場所にあります。

ここは機動力のあるマイカーで訪れたいところではありますが、遠方からはそうもいかず飛行機なら出雲縁結び空港が一番近い。

鉄道なら最寄り駅はJR大田市駅になるが、それでもそこから路線バスに乗らなければたどり着けない。

東京・大阪方面からは、新幹線でJR岡山駅 ⇒ JR出雲市駅 ⇒ JR大田市駅、JR大田市駅からは路線バスとなる。

九州方面からは新幹線でJR博多駅 ⇒ JR新山口駅 ⇒ JR大田市駅、JR大田市駅からは路線バスとなる。

 

車(石見銀山のアクセス)

 大阪方面

ルート上に松江城・出雲大社があり楽しいドライブ旅行になること間違いなし。

名神吹田JCT ⇒ 中国道 ⇒ 米子道 ⇒ 山陰道 ⇒ 大田中央三瓶山IC ⇒ 国道9号線 ⇒ 世界遺産センター

距離:所要時間=363km:約4時間40分

 

広島方面

広島IC ⇒ 中国道 ⇒ 浜田道 ⇒ 大朝IC ⇒ 国道261・31号線 ⇒ 世界遺産センター

距離:所要時間=99.8km:約1時間40分

 

出雲大社より

島根県で一番観光客の多い出雲大社から車で1時間で来れます。

海岸線を走る国道9号線は窓を開けて走りたくなるくらい気持ちいいので高速道路は使わずに走りたい。

距離:所要時間=47.9km:約60分

 

飛行機・レンタカー(石見銀山のアクセス)

出雲縁結び空港

松江城と出雲大社の中間にある空港。島根県を遊びつくすならここで決まり。

各レンタカー会社 ⇒ 穴道IC ⇒ 山陰道 ⇒ 大田中央三瓶山IC ⇒ 国道9号線 ⇒ 世界遺産センター

距離:所要時間=66.6km:約1時間20分

 

石見空港

石見空港は、山口県北東部の萩市にもアクセス良好な島根県で3番目にできた空港です。

各レンタカー会社 ⇒ 萩・石見空港IC ⇒ 遠田IC ⇒ 国道9号線 ⇒ 世界遺産センター

距離:所要時間=98.4km:約1時間50分

 

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石見銀山の駐車場情報

石見銀山巡りは徒歩では結構な距離を歩かなくてはいけません。

駐車場とセットで便利なレンタサイクル屋さんをご案内しています。

関連記事 「世界遺産 石見銀山のお得な駐車場・レンタサイクル活用のポイントまとめ

 

関連記事 「山陰の海岸線を走る2泊3日のドライブコース 鳥取・島根の観光スポット14選

マイカーでもレンタカーでもOK!

 

※情報(駐車時間・料金)が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。

 

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石見銀山の観光情報

石見銀山世界遺産センター

 599 084 284*01

住所

〒694-0305
島根県大田市大森町イ1597-3

0854-89-0183

営業時間

8:30~17:30

展示観覧時間

9:00~17:00(最終受付16:30)
※3月~11月は30分延長

休館日

毎月最終火曜日・年末年始(12月31日・1月1日)

有料展示室

  • 一般 310円(団体:260円)
  • 小中生 150円(団体:100円)
  • 外国人 200円(小中生:100円)

所要時間

20~30分

シャトルバスの待ち時間があれば立ち寄ろう

その他

約400台無料駐車場あり(24時間)

WAONで310円⇒260円の割引あり

 

龍源寺間歩

 599 051 532*70

住所

〒694-0305
島根県大田市大森町ニ183

📞

0854-89-0347

営業時間

3/1~11/30  9:00~17:00
12/1~2/28   9:00~16:00

定休日

1月1日

入山料

大人410円 小人210円

※小人は小学生以上中学生まで 幼児は無料

所要時間

30~40分

その他

WAONで410円⇒300円の割引あり

 

石見銀山のわかりやすいMAP

一言で石見銀山といっても銀山地区・町並み地区の広範囲に分かれています。

「銀山地区」B-C区間:約2.3km 片道徒歩45分

「町並み地区」A-B区間:約800m 片道徒歩20分

A-Cに向かって区間全体で約3.1kmありにずっと登り道になりますので、高齢者や小さい子供にはきついと思われます。

はなはなのように歩き慣れていない人はレンタサイクルを推奨しますので「電動アシスト自転車」を借りてください。

 

石見銀山の基本的な巡り方

  1. 石見銀山世界遺産センターに駐車(無料)する
  2. シャトルバス(有料)で「大森バス亭」か「大森代官所跡バス亭」に移動して徒歩かレンタサイクルで巡る
  3. 大森バス停なら貸自転車 弥七・大森代官所跡バス亭ならレンタサイクル河村が近くて便利
  4. 有料施設で絶対行きたいところは龍源寺間歩。あとはお財布と相談で五百羅漢・熊谷家住宅・旧河島家あたり。
  5. 無料施設で立ち寄りたいところは佐毘売山神社・清水谷精錬所跡・観世音寺(高台から町並みの景色が見える)

町並み地区にはカフェや飲食店もあるので休憩・昼食を取ることもできます。

時間のある人は龍源寺間歩を観光したら貸自転車を返して町並み地区だけでもゆっくり観光するのがオススメ。

平日や休日早朝限定?の裏技ですが、石見銀山公園・代官所前ひろばにも無料駐車場が若干ありますので空いていれば停めることができます。

※石見銀山公園駐車場は、ここから先は車で入れないので龍源寺間歩には一番近い駐車場になります。

 

石見銀山の所要時間(レンタサイクル利用)

銀山地区

龍源寺間歩の往復で約60分

佐毘売山神社・清水谷精錬所跡を含めると約90分

五百羅漢を含めるとぎりで2時間に納まります。(電動2時間まで700円)

町並み地区

自転車で通り抜けるだけなら20分で終わってしまいます。

徒歩でじっくり熊谷家住宅・旧河島家・石見銀山資料館を見学するなら90分~120分

以上に加えて、カフェで休憩したり昼食考えているなら2~3時間は見ておきましょう。

石見銀山全体

それぞれの回り方しだいでどうにでもなりますが、自転車を使って最低3時間は欲しいです。

全て徒歩で回るなら一日は見ておきましょう。(半日では無理です)

※雨天時でも自転車を借りたい場合はカッパ持参で。(傘差し運転は違反です)

 

石見銀山の観光スポット

駐車場

  • 石見銀山世界遺産センター(約400台無料)
  • 石見銀山公園(約40台無料)
  • 代官所前ひろば(約20台無料)

※石見銀山駐車場と代官所前ひろば駐車場は観光には近くて便利なのですが、キャパが小さく土日祝はすぐ満車になるので早朝でないと利用できないと思っておきましょう。

※太田市観光協会は石見銀山世界遺産センターからシャトルバスで移動するパーク&ライドを推奨しています。

バス停

  • 石見銀山世界遺産センターバス亭
  • 大森バス停
  • 大森代官所バス亭

レンタサイクル店

  • 貸自転車 弥七
  • レンタサイクル河村

有料見学スポット

  1. 龍源寺間歩
  2. 石見銀山世界遺産センター
  3. 五百羅漢
  4. 旧河島家
  5. 熊谷家住宅
  6. 勝源寺
  7. 石見銀山資料館

立ち寄りたいスポット(無料)

  • 佐毘売山神社
  • 清水谷精錬所跡
  • 観世音寺

 

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石見銀山の歩き方

石見銀山公園駐車場

平日11時頃の到着でコロナ下なので空いているとはいえ駐車場は半分埋まってました。

龍源寺間歩へいくなら一番近い石見銀山公園駐車場をゲット。

 

貸自転車 弥七

石見銀山公園駐車場から一番近い貸自転車弥七さんで電動自転車を借ります。

駐車所前にある観光案内所の人にも「電動借りたほうがいいよ」と言われましたのでガチですね。

銀山地区と町並み地区の真ん中にあるでどちらを先に回ってもいいのですが、人が少ないうちに龍源寺間歩へ向かいました。

レンタサイクルのポイント

自転車では銀山遊歩道は走れませんので車道を走りますが、車は通行禁止なので安全です。

電動アシスト自転車を借りたいなら朝早めに行こう(土日祝)

気をつけるのは帰りで、ずっと下りなので電動を切って惰性で走ると危なくないです。

混雑時は徒歩の観光者にも十分気をつけて、特に町並み地区を自転車で走行する時も電動を切ったほうが安全です。

雨天時に借りたい場合はカッパ持参する事(傘さし運転は違反です)

 

龍源寺間歩まではずっと登り道がつづき徒歩で40~60分かかるところが、電動自転車ならスイスイ進み15分で到着です。

車は通りませんので道の真ん中を走っても大丈夫です。

 

龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)

一本道の自転車で行けるところの終点のまで行きます。

すでに先客が数台停まってますが、徒歩できている人もいらっしゃいました。

忘れずに自転車のガギをロックしてそこから300mほど川上に進みます。

 

石見銀山の有料施設はWAON割引きがあるのでWAONカード持っていくとお得に回れたりします。

はなはなも「わおん」と鳴かしてきました。

 

間歩(まぶ)とは銀鉱山を採掘するための坑道です。

石見銀山の坑道は大小600本以上発見されていますが、龍源寺間歩は最も代表的な坑道で観光客に開放されています。

 

壁や天井にはノミと金槌で掘った凸凹の筋が刻まれており、どれだけ手間と時間のかかる作業であったか考えるだけで恐ろしい。

 

ひおい抗といい鉱脈をたどるために掘られました主坑道から枝分かれした小さな坑道がいくつも伸びています。

 

岩盤が弱い? 坑道の一部が補強されていました。

 

坑道の中は17度でひんやり気持ちいい。

湿度90%は違うだろw

 

龍源寺間歩の長さは600mに及びますが、本来の坑道はここで終わり。

大人がやっと通れる大きさで観光はできませんが、江戸時代に掘られたものです。

 

平成1年に入口から157mの所に新しい坑道が設けられ観光用に出口が作られました。

 

最新の技術で綺麗に掘られた横穴は出口までまっすぐ伸びています。

 

出口付近に並ぶ電飾の「銀山絵巻」で往年の採掘の様子がわかります。

 

出口から自転車置場まで約400m。

 

佐毘売山神社(さひめやまじんじゃ)

龍源寺間歩の出口から自転車駐輪場に向かう途中にあります。

石段のひねり具合を見ても、ラスボスが潜んでいる匂いを漂わせています。

鉱山の守り神である金山彦命が祀られており、16世紀後半から17世紀初頭に銀山が栄えた頃には、鉱山集落にとって心の拠り所であったようです。

 

約100段の石段を上がり静かに佇む拝殿に参拝。

関ケ原の合戦に勝利した徳川家康が1600年まっ先に幕府直轄領(天領)とした石見銀山。

拝殿の重層屋根は天領の神社である格式を示しているという。

世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の登録資産です。

 

清水谷精錬所跡

綺麗に積まれた石垣は若干真新しさを感じる。

ここは19世紀後半に銀生産を再会しようとしたものの、既に銀は枯渇しており一年半で閉鎖されました。

 

大森銀山伝統的建造物群保存地区

大森の町並みは1600代前半から、鉱山の町として賑わいを見せてきました。

徳川家康の命により奉行所がおかれ、銀山までの一本道の両側には町家が軒を連ね侍・商人が行き交う一大都市に発展しました。

 

街道沿いの宿場町のような雰囲気を楽しめるので自転車を降りてゆっくり歩く歩けばタイムスリップしたかのような気分。

 

旧河島家

武家の一つに数えられる河島家は幕府の命を受け銀山鉱夫の監督を担っていました。

武家屋敷という佇まいではありませんが、他の古民家とは一線を画しています。

●料 金 個人:大人200円 小人100円
団体:大人150円 小人 50円
●時 間 9:00~16:30
●休 館 年末年始
●電 話 0854-89-0932

WAONで200円⇒150円の割引あり

 

観世音寺

高台にあるので大森の町並みを見渡せます。

この地域で見つかった鉄分の豊富な粘土で作られる赤瓦は、多くの屋根で使われています。

 

熊谷家住宅

河島家と異なり住宅と付いているのは、熊谷家が鉱山業で財を成した商屋であったからです。

簡単にいえばお役人の代表が河島家で、民間の代表が熊谷家という事です。

熊谷家は銀の重量・純度などの測定・管理、幕府の徴税を仲介するなど、一歩中に足を踏み入れると裕福な商屋の暮らしぶりを目の当たりにします。

●料 金 個人:大人520円 小人100円
団体:大人420円 小人 80円
●時 間 9:30~17:00
●休 館 年末年始・毎月最終火曜日・臨時休館あり
●電 話 0854-89-9003

WAONで520円⇒420円の割引あり

 

石見銀山資料館

1815年築の大森代官所跡を大森観光開発協会が譲り受け資料館にしたものです。

表門と長屋はそのままで中に入るだけでも往時を感じる風情があります。

現在は新しい世界遺産センターができたので取って代わられた感じはありますが、展示物は歴史を感じられます。

●料 金 個人:大人550円 小人250円
団体:大人450円 小人200円
●時 間 9:00~17:00
●休 館 12月~2月毎週水曜日、年末年始(12/29~1/4まで)
●電 話 0854-89-0846

WAONで550円⇒450円の割引あり

 

五百羅漢(ごひゃくらかん)

始まりは、銀山で働き亡くなった人を供養するため代官所の役人が石仏を寄進。

以降25年の歳月をかけて1766年に完成し、501体の石仏が安置されています。

●料 金 個人:大人500円 小人300円
団体:大人400円 小人200円
●時 間 9:00~17:00
●休 館 年中無休(臨時休館あり)
●電 話 0854-89-0005

WAONで500円⇒400円の割引あり

 

観光案内所

銀山公園駐車場の目の前にある観光案内所。

銀山地区と町並み地区の中間にあり、ここでワンコイン観光ガイドを頼むことも出来る。

龍源寺間歩など有料施設はそれぞれの場所で料金を払うシステムになっている。

 

 

最後になりますが、石見銀山には地域住民が暮らしています。民家や小学校・非公開の建物には立ち入らないでください。

石見銀山のご案内はいかがでしたでしょうか?現地に行って気になった事をまとめてみました。

 


 

まとめ

石見銀山のご案内はいかがでしたでしょうか?

くれくれも言いますが「電動アシスト自転車」推奨です。これは観光案内所の人にも言われましたので間違いないです。

特に他の観光地と掛け持ちの場合は、ここだけで歩き疲れてくたくたになりメインの龍源寺間歩にたどり着けないなんて事もあるかも知れません。

  • 石見銀山は車で乗り入れできない
  • 基本は世界遺産センターからシャトルバスで移動(裏技あり)
  • 観光エリアが広範囲に渡るので徒歩だと時間がかかる
  • レンタサイクルは2ヶ所で電動アシスト自転車推奨
  • 龍源寺間歩は早めの空いている時間がいい
  • 町並みエリアはゆっくり歩いて観光するのがいい
  • 有料施設ごとにお金を払うシステムでWAONだと割引がある
  • 徒歩でも自転車でも歩きやすい靴・動きやすい服装で

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。この記事が気に入っていただけましたら、はなはなの励みになりますので、ポチッとシェアしていただけると幸いです。

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