忍野八海浅間神社は、その名の通り有名な観光地「忍野八海」の目の前にあり、そして桜の名所であるお宮橋もすぐ近くにあります。
富士山も見えるすばらしいロケーションに鎮座するお社は、道路から朱色の鳥居が見えるので、前を通ればすぐわかります。
富士山にはまだ残雪があり4月といえど長袖一枚では少々肌寒く、ここは山梨である事を再確認。
朝の掃除が終わり、きれいに整えられた境内の静かなたたずまいのなか鳥居をくぐると、地元の方々に大切にされている感じが伝わってきました。
車でのアクセス、駐車場情報、神社情報など撮って来た写真でシェアします。少しでも皆さまの旅のお役に立てれば幸いです。
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目次
忍野八海浅間神社について
山梨県南都留郡忍野村にある忍野八海浅間神社は、大同2年(807年)の創建といいます。
延暦19年(西暦800年)の富士山の大噴火により、多くの集落も溶岩に飲み込まれたといわれています。
その後、富士山の噴火を鎮めるため、大同2年に忍草浅間神社が創建されました。
1193年に征夷大将軍・源頼朝が富士裾野の巻狩りの際に鳥居地峠がら鬼坂までの約5万坪を境内と定めました。
地元では忍野浅間神社(おしのせんげんじんじゃ)、忍草浅間神社(しぼくさせんげんじんじゃ)と呼ばれ、崇敬されており、
一般には御朱印に書かれている、忍野八海浅間神社(おしのはっかいせんげんじんじゃ)です。
忍野八海浅間神社のアクセスと所要時間
東名高速道路ルート
東名高速道路 御殿場I.Cより 東富士五湖道路 山中湖I.C
所要時間:25.3km 36分
中央自動車道ルート
中央自動車道 河口湖I.Cより国道138号線経由
所要時間:7.9km、15分
忍野八海浅間神社の駐車場情報
忍野八海の回りに駐車場が約10か所ありますが、神社の近くはこの5ヶ所になります。
民営はどこに停めても1回300円程度ですので空きがあったら迷わず止めましょう。
忍野村営無料駐車場は平成23年4月末日をもって廃止となっておりますので、現在無料駐車場はありません。
①忍野八海浅間神社参拝者専用駐車場
駐車料金
無料
利用時間
9:00~17:00
駐車台数
普通車 約50台
※境内裏のお宮橋を渡ってすぐ右折
②③④⑤忍野八海観光者用駐車場
駐車料金
1回300円
利用時間
8:00~17:30
駐車台数
普通車 約70台
※情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
駐車の注意事項
参拝者専用駐車場は必ず停めれますが、そこに停めて忍野八海を観光するのは止めましょう。
忍野八海を観光するなら、初めから忍野八海観光用駐車場に止めた方が移動距離が少なくていいです。
民間駐車場はどこも1回300円ですし、忍野八海観光者用駐車場に停めて神社に行っても怒られませんのでOK。
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忍野八海浅間神社の参拝情報
マップコード
161 160 070*05
鎮座地
〒401-0511 山梨県南都留郡忍野村忍草456
電話
0555-84-2857
御祭神
木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
相殿神
天津日高日子番能邇邇藝尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)
大山津見命(おおやまつみのみこと)
ご利益
恋愛成就・縁結び・開運招福・安産祈願
拝観時間
9時00分~17時00分
御朱印
初穂料300円
その他、当神社の所管社・兼務社の御朱印も有(合計10体)
所要時間
参拝のみ30分
御朱印を一人で書かれていましので何体も拝受される方が重なるとかなり待ち時間が発生すると思われます。
ただし、そこまで混雑する場所ではありませんので並んでも2~3人だと思われます。
忍野八海浅間神社の歩き方
神門
金剛力士像(運慶作と伝えられる)は鎌倉時代に寄進されたもの。
現在の門は1885年(明治18年)に改築されている。
四天王のうちの2体、持国天と増長天が安置されています。
こちらを睨みつけるような感じで2体の木像がお出迎え。
なかなか迫力があり、ちょっと怖い感じの像ですね。よく見ると衣装の色、顔の色等が赤と青です。
本殿
桧皮葺屋根・三間社流れ造りの本殿は村指定重要文化財で割とこじんまりしていますが、1200年前に創建されただけあって歴史を感じさせる趣があります。
鎌倉時代の本殿には、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)・鷹飼(たかがい)・犬飼(いぬかい)坐像の三神像が祀られています。
この三神像は県内で最古の貴重なご神像であり国の重要文化財に指定されていますが、残念ながら見る事は出来ません。
忍野八海に押し寄せている中国人観光客はこちらには興味がないようで、喧騒を離れて静かに参拝出来ます。
イチイの樹
鳥居の両側にも立派なイチイの木がありますが、境内には16本ものイチイの巨木が並んでおり、県の天然記念物に指定されています。
本殿をぐるりと囲むように、高さ20メートル以上のイチイ木が群集しています。
境内も特別広いわけでもなく、本殿もこじんまりとしていますが、綺麗に清掃、整備され重要文化財に指定されているだけの事はあります。
御朱印
さあ参拝の後は御朱印を頂きます。本殿の右手にある社務所に行ってみると2名の方が並んでいました。
普通ならすぐなのですが、なかなか順番が回って来ない。それもそのはず、御朱印を頂く時に解るのですが、他に9体の御朱印と全部で10体授かれるそうです。
当然初穂料は300円×10になりますが、「遠くから来たので」とおしゃって前の方は10体拝受されていました。
境内は富士山麓5万坪ですので全てを管理、参拝すすのは難しいでしょう。遥拝所が設けてありますので所管社・兼務社の参拝はこちらから行いましょう。
御朱印最新情報
最新情報では初めの3体は見開きで初穂料900円だそうです。
平日・土日祝では混み具合が全く違います。10体全て拝受したい方は電話で確認した方がいいかも知れません。
忍野八海浅間神社 ☎ 0555-84-2857
忍野村観光案内所 ☎ 0555-84-4221 (9:00~17:00)
お宮橋
境内裏沿いを流れる新名庄川に架かるお宮橋は、富士山と桜並木で有名な撮影スポットです。
なんと神社からは徒歩1分でこの素晴らしい景色が拝めるのです。
時期によっては混雑しますので、お宮橋からの撮影は車に注意して下さい。
ちょうどこの時間帯は、雲が多く富士山がはっきり見えないのが残念ですが、こればかりは仕方ありません。
しかしながら、桜の美しさに圧倒されました。
やはり富士山は残雪があると美しい。
忍野八海浅間神社のまとめ
忍野八海浅間神社のご案内はいかがでしたでしょうか? この辺りは公共交通機関だと少し面倒ですが、富士山周辺のドライブ立ち寄り先としてチョイスしてみてはいかが?
最後に現地に行って気になった事をまとめてみました
- 「私は神社仏閣しか興味がないよ」、と言う方は別にして。せっかく山梨まで来たのですから忍野八海も寄りましょう。
- この辺りは山の中なので時間に余裕のある方以外は、路線バスの旅はおすすめしません。
- ドライブでの立ち寄りが多いので、ハイシーズンには混雑します。忍野八海の駐車場が空いていれば即停めるべし。
- 外国人観光客が多いだの、やかましいだの、声が大きいだの、なんだかんだいってもそこは世界遺産の構成資産なので、あきらめましょう。
- 土日祝は観光バスも来ますし、混雑もします。そんな観光地はあちこちにあるのであきらめましょう。
- 忍野八海浅間神社は外国人観光客は少ないので静かに参拝出来ます。
- 4月は桜の季節でもあるので非常に混みます。でも4月は桜がきれいで来る価値があります。
忍野八海が気になった方は「忍野八海の池巡り、透き通る湧き水を飲んで富士山の恵みに感謝」まで。
富士浅間神社が気になった方は「北口本宮冨士浅間神社は富士山信仰1900年の由緒ある神社 富士登山道吉田口はここが起点」まで。
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