いくつか伊勢神宮の御朱印を拝受してきましたが、今回は内宮の外宮「伊雑宮」です。
ここからはいよいよ伊勢市外になってきますので、少し距離もありますし、移動時間もかかります。
別宮の御朱印を授かるモチベーションがないと難しいかもしれませんが、伊勢市内の別宮(月夜見宮・倭姫宮・月讀宮)を回られた方なら必ず訪れたくなるでしょう。
ネットで伊雑宮を調べてみるとパワースポットの文字が踊りなにやら騒がしい感じがします。
実際はどうなんでしょうか?見てきたままを簡単にまとめましたのでちょっとお立ち寄りください。
アクセス、駐車場情報、参拝情報など撮って来た写真でシェアします。少しでも皆さまの旅のお役に立てれば幸いです。
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目次
伊雑宮について
伊雑宮は、倭姫命(やまとひめのみこと)が志摩の国を巡られたとき、伊佐波登美命(いざわとみのみこと)に命じて造営され、皇大御神の御魂をお祀りしたと伝えられています。
ですので、10社ある内宮別宮の中で荒祭宮、月讀宮、瀧原宮に次ぐ順位とされており、御祭神は天照坐皇大御神御魂(あまてらします すめおおみかみのみたま)です。
伊雑宮(いざわのみや)は皇大神宮(内宮)の10別宮うちの1社であり、「いぞうぐう」「いぞうのみや」とも呼ばれる、志摩国一之宮です。
多くは伊雑宮と表記されていますが、正式には雑の旧字体「雜」が正しいです。
度会郡大紀町の瀧原宮とともに、天照大神の遙宮(とおのみや)として地元の人々の信仰を集め親しまれてきました。
伊雑宮の御田植式は国の重要無形民俗文化財に登録されており、毎年6月には田植祭の様子がニュースで伝えられます。
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伊雑宮のアクセスと所要時間
自動車
内宮より県道32号、国道167号線経由 16.7km 27分
方角的には志摩スペイン村パルケエスパーニャの近くになります。
国道167号線 伊雑宮の案内板を左折すぐ。
電車
近鉄鳥羽線で鳥羽へ、近鉄志摩線、上之郷駅より徒歩3分
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伊雑宮の駐車場情報
利用時間
下記参拝時間に準ずる(夜間駐車は禁止)
駐車台数
普通車約30台(田植祭以外は満車にはなりません)
利用料金
無料
※大きく参拝者駐車場と書かれていますので迷う事はないです。
見どころ
駐車場の隣は、毎年6月24日に行われる伊勢神宮に奉納するお米の田植えが行われる場所です。
日本三大御田植祭のひとつで、重要無形民俗文化財の磯部の御神田(おみた)「伊雑宮御田植祭」が行われます。田んぼの前に鳥居が建っており神の田である事を感じとれます。
芝生に囲まれた長方形の田んぼが整然と並んでおり、きれいな田んぼです。ちょっと歩いて見てみるのもいいでしょう。一度はニュースなどで見た事があるはずです。
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伊雑宮の参拝情報
鎮座地
〒517-0208
三重県志摩市磯部町上之郷374
電話番号
神宮司庁 0596-24-1111
御祭神
天照坐皇大御神御魂(あまてらします すめおおみかみ のみたま)
参拝時間
1月・2月・3月・4月・9月 5:00~18:00
5月・6月・7月・8月 5:00~19:00
10月・11月・12月 5:00~17:00
授与所
通常時は1名で拝受されていますので、参拝開始時間の30分後くらいから参拝終了時間の1時間前を目安にすると良いでしょう。
御朱印
300円(書き置きはありません)
所要時間
約30分
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伊雑宮の歩き方
道路に面した場所にある鳥居は一つで入口はここのみになります。
神宮の別宮は伊勢市外になるとたいへん静かで、それもそのはず参拝者ははなはなを含めて3グループという少なさ。
もちろんその厳かさが良いのです。
鳥居の左側には衛士派出所。
「えし・えじ」と呼びますが、派出所と付いているのはかつて警護に国が従事していた頃の名残で、現在は神宮の神職が担当しています。
手水舎
小さいですが参拝者数からすればこれでじゅうぶんです。
きれいに整えられた玉砂利の参道を奥へ進みます。
境内はそんなに広い印象はないですが、木々が生い茂り参道は日陰になって気持ち良い。
忌火屋殿(いみびやでん)
「忌火」とは神聖な火という意味です。ここは神様に供えする料理を作る場所です。
祓所(はらえど)
神職の方が身を清める場所となります。
夫婦杉
45度に傾いたまま成長を続ける様はものすごいパワーだそうです。
みなさん触っていかれますが、中には木の皮を剥がして持ち帰る人がいるようで、竹で包み保護しています。
古澱地
遷宮されるまで鎮座されていた跡地であり、次回の遷宮で社殿が建設される場所。
正殿
正殿の造りは内宮に準じ、千木が内削ぎで鰹木が六つの神明造。
こちらでお祀りされているのは一柱のみ。
順番がないので簡単ですね。
勾玉池(まがたまいけ)
外宮にもある勾玉池、こちらはサイズが小さめ。
この池の周りから奥は社の原生林が広がっており立ち入り禁止になっています。
巾着楠(きんちゃくくす)
まさにパワースポットの塊のような楠。
樹齢700年と言われていますが、こんな木は見た事がありませんが、一体何があったんでしょうか?
多くの方がこちらもさわってパワー授かって行かれるようです。
伊雑の社には楠の巨木が根元で二股に分かれて成長を続ける大木もあります。
こちらも真っ直ぐに伸びた木の高さを見れば神秘的であり何がもの凄い力があるように見えます。
宿衛屋
社務所とか授与所とか言いますが、神宮では宿衛屋といいます。
お神札、お守り、御朱印はこちらで。
御朱印
神宮系のシンプルな朱印です。
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まとめ
客観的にみてパワーがありそうな物はたくさんあった伊雑宮のご案内はいかがでしたでしょうか?
伊雑宮も内宮と同じ倭姫宮が造らせていますので、その事からみても何百年もの歴史を語り継いできた特別な場所である事がわかります。
境内には何かしらの力が加わったとしか思えない木々もあり、一部では神宮最強パワースポットの呼び声も高くその力を授かろうと遥々来られる方もいるようです。
- 伊雑の杜は広いが境内はこじんまりしている
- 本殿は一柱のみなので順番はない
- 参拝だけなら10分あれば済むが、パワースポットの散策と御朱印を授かるなら30分くらい
- 駐車場隣の磯部の御神田は、鳥居しかないが見に行きたい場所
- 磯部の御神田一般的な田んぼとは一目で違いがわかる特別な田んぼでニュースで見たことがあるかも?
- パワースポットと呼ばれる大木は見て触っておこう
- 場所的に自動車のほうが行きやすい
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