島根観光で外せない国宝松江城の歩き方 天守の見どころや所要時間をシェア

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島根県の観光客をけん引している松江市と出雲市ですが、今回は松江市を引っ張ている国宝認定5周年で絶好調の松江城の紹介です。

出雲市からも車で1時間で来れる松江城は、セットで観光スケジュールに組み込む観光客も多いのです。

きれいに積まれた石垣、黒い板張りの壁、おおきな鯱鉾、形の整った天守は実にクール。

この記事では松江城の見どころ厳選でご紹介していますので、時間の無い人でも見落としなく観光できるでしょう。

アクセス、駐車場情報、観光案内、混雑状況など撮って来た写真でシェアします。皆さまの旅に少しでもお役に立てれば幸いです。

 

松江城とは?

松江城は島根県松江市にに1607年に築かれた平山城です。

別名千鳥城と呼ばれ、現存する12天守で延床では二番目、高さでは三番目の規模を誇ります。

天守外観は4重、内部は5階+地下1階の6層構造で、最上部には存在感のある高さ210cmの大鯱。

外壁は黒塗りの下見板張りでシックなイメージですが、3・4・5階の一部分に漆喰が使われたり、3階部分の南北に花頭窓とよばれる装飾が施されたり外観に華やかなアクセントがあるのも特徴です。

関ヶ原の合戦後まもなく建てられただけあって、入口には防御用の大きな附櫓を設けてあり、鉄板の大扉で戦に備えていた事がうかがえます。

石垣は穴太積み(下記説明参照)で崩れる気配はまったくなし。

 

松江市民の願い国宝再指定

1950年(昭和25年)文化財保護法の施行に伴い、それ以前の旧国宝(国宝保護法)であったものは、全て重要文化財となりその中でも価値の高いものが国宝に指定されるのです。

旧国宝であった松江城の天守は重要文化財に指定される事となりますが、国宝には指定されませんでした。

国宝指定から外れた理由は、単純で建築された時代が不明というものでした。

松江城の他にも旧国宝は24城あったのですが、国宝指定を受けたのは、姫路城・彦根城・松本城・犬山城の4城のみとなります。

世間では格下げなどと揶揄され国宝再指定は松江市民の長年の願いであったと思われますが、平成27年(2015年)7月に天守が63年ぶりに国宝に指定されました。

その理由は製造年が慶長16年と記されていた二枚の木札が、二の丸の松江神社から見つかった。その二枚の木札が地階の通し柱に打ち付けられた跡と一致したというものでした。

まさに灯台下暗しとはこの事でしょう。

いずれにせよ、島根県民のみなさまおめでとうございます。

城郭巡りをしているはなはなとしてはこんな素晴らしいお城が何で国宝でないの?と疑問でした。

 

松江城のアクセス

最寄りインターチェンジは松江西

松江西ICより約10分・5.7km

  • 大阪吹田ICから約3時間30分(中国道→米子道→山陰道→松江西IC)
  • 岡山ICから約2時間30分(山陽道→岡山道→米子道→山陰道→松江西IC)
  • 広島ICより2時間30分(中国道→松江道→山陰道→松江西IC)
  • 名古屋西ICから5約時間15分(西名阪→新名神→名神→中国道→米子道→山陰道→松江西IC)

 

出雲大社からも近い

距離:所要時間=38.3km:約50分

 

松江城の駐車場情報

松江城には観光専用駐車場(有料)があり、土日祝のみ無料で利用できる駐車場も多く用意されていますので車で訪れる観光客には大変ありがたいです。

別記事で分かりやすく解説していますので、お得に利用しましょう。

関連記事 「国宝松江城は見どころが多い 長時間停めても安いオススメ駐車場7選

 

 

松江城の観光情報

163 501 582*50

住所
〒690-0887
島根県松江市殿町1-5


0852-21-4030

松江城からのお知らせ

新型コロナウィルス感染拡大防止のため臨時休館しておりましたが、6月1日より、引き続き感染対策を行いながら営業を再開いたしました。

感染を拡大させないために、ご来場のお客様にお願いがございます。

  • マスクの着用が確認できない方のご入場はご遠慮いただいております。
  • 発熱・倦怠感・咳・くしゃみなど、体調に不良がある方は入場をご遠慮ください。

 

松江城の入場案内

本丸への入場時間

期間 開門時間
4月1日~9月30日 午前8時30分~午後6時30分(登閣受付は午後6時まで)
10月1日~3月31日 午前8時30分~午後5時(登閣受付は午後4時30分まで)

天守閣への登閣時間

期間 開門時間
4月1日~9月30日 午前7時~午後7時30分
10月1日~3月31日 午前8時30分~午後5時

 

定休日
年中無休

 

入場料金
本丸への入場 無料

天守閣への登閣料金

区分 料金
大人 680円(540円)
小人(小・中学生) 290円(230円)
外国の方 470円(小人200円)

 

松江城の所要時間

興雲閣 約10分

松江神社 約10分

二の丸 約30分

天守閣 約40分

天守閣混雑なしの場合、最低でも1時間30分は欲しい

お堀めぐり 約50分

ちどり茶屋 約30分

スイーツや食事をとったり、お土産を買ったりトータルで3時間は必要

 

松江城の見どころ・歩き方

きれいなお堀と堀川めぐり

松江城に来てびっくりするのが、城を囲む大きなお堀です。

外堀・内堀は幅が狭くなって一部埋め立てられた箇所もありますが、築城時の姿を残しているといわれます。

このお堀は宍道湖の水をポンプで導水することで川のようにきれいになっているのです。

平成13年に再建された石垣の三つの櫓が城郭をいっそう豪華に見せます。

 

大手門前広場に乗り場がある「堀川めぐり」

全長約3.7kmのコースをのんびり進みますが、知識豊富な船頭さんの話に耳を傾けながらの遊覧時間は約50分はあっという間。

全長8m・幅2mの小さい船なので、水面近くを進みます。

幅ぎりぎりの水路を通り抜けたり、低い橋をくぐるときは屋根が下がったりとちょっとしたアトラクションのようでもある。

 

晴は桜を愛でながら・夏は風鈴船・秋はライトアップされた夜間運航・冬にはこたつが船に仕込んであったりと一年を通りて楽しめます。

料金は中学生以上が1,500円 小学生が800円。

予約なしで乗れますので、初めて松江城に訪れる人は記念に乗ってみてはいかがでしょうか?

 

松江の礎「堀尾吉晴」公とは?

入城門前で天守を指し示す秀吉・家康に仕えた「堀尾吉晴」公

関ヶ原の合戦後、徳川家康の命を受け出雲・隠岐を拝領した忠氏とその父吉晴は、拠点を松江に移し1607年築城に取り掛かります。

松江城が完成する1611年には城下町が出来、堀尾吉晴公は現在の松江の礎を築きました。

 

大手木戸門跡から入城

「堀尾吉晴」公の像の目の前にある、国宝松江城天守の石標のある大手木戸門跡。

 

松江城は天守のある本丸以外の二の丸は無料で入城でき、城山公園として整備されています。

大手門を抜けた広場は「馬溜」といって、その名の通り乗ってきた馬をつなぎ留めておく場所で、馬を洗ったりできるように井戸や排水溝も作られていました。

見事な城跡は圧巻の一言。近くまで行って見上げると高さに驚きます。

 

復元が望まれる大手門

明治初期に取り壊され現在は両側の石垣しかありませんが、左右両側に6本の柱の跡と真ん中に2本の扉の支柱跡が見られます。

正門にあたる大手門は城の顔といってもいい重要施設です。現在完全復元を目指し、発掘調査・古写真や設計図などの資料を集めているそうです。

松江市から500万円の懸賞金が出ていますが、未だ手掛かりになる資料は出てこないそうです。

 

二の丸方面から見ていますが、人と比べても門の大きさがわかると思います。二条城の正門の様な二階建ての大きなものであったと思われます。

 

一ノ門までに興雲閣と松江神社がある

天守をチラ見しながら進みます。

 

 

 

現存していない三ノ門・二ノ門を通り抜け、一ノ門をくぐったところから有料になります。

 

時間のある人は松江城天守閣・松江歴史観の2館共通券がおすすめ。

区分 料金
大人 950円
小人(小・中学生) 430円

 

千鳥城と呼ばれた天守

千鳥が羽を広げたような曲線の屋根を千鳥破風というのですが、附櫓と天守3階部分に千鳥破風が見られます。

天守の装飾としても千鳥破風は他の城でも数多く用いられている事から、松江城だけが千鳥城というのも、、、という気がします。

宍道湖の千鳥にちなんでつけられたという説もあるようですね。

 

黒い壁は要塞感があってかっこいい。

 

穴太(あのう)積みと呼ばれる穴太衆(あのうしゅう)が積んだ石垣。

穴太衆は滋賀県大津市坂本穴太に存続する石垣施工の技術者集団で、安土桃山時代には名を轟かせ信長の安土城にも携わったのだ。

主に寺院や城郭の石垣施工を行い何百年も残るい石垣として現存しているため、コンクリートブロックと並べて実験した結果、荷重200トンでコンクリートが先に亀裂が入り、穴太積みは荷重250トンでも耐えたと驚きの結果が出たそうだ。

 

天守内各階の見どころ

附櫓で忘れずに行いたい二つの事

天守閣内は靴を脱いでビニール袋にいれて持ち歩くスタイル。

階段を上がったところにある受付で購入した登閣券をちぎってもらいますが、ここで忘れてはならない事が二つあります。

  1. 100名城スタンプを押す
  2. 御城印を購入する(300円)

※なるべくおつりの無いように300円用意しておきましょう。

はなはなはうっかり忘れてしまい一方通行ですが、帰りにお願いして頂きました。空いていたこともあったかも知れませんが係の人の対応に感謝です。

 

  1. 石打棚
  2. 井戸
  3. 旧鯱と古材

 

地階は井戸・祈祷札

現存天守で井戸があるのは松江城だけ。

井戸の両側に国宝再認定の決め手になった祈祷札のレプリカが飾ってありますので、見落としの無いように。

はなはなは井戸の底を覗くのに夢中で写真を撮り忘れてしまいました。

 

地階中央の井戸は深さ約24mで本来なら底が見えるはずがありません。

覗き込むとかろうじて底が見えるのは、崩落防止のため途中まで埋め戻されているためです。

キラキラ光ってるのは、まさか誰かがお賽銭を投げ入れている?

 

一階は天守最大柱

  1. 天守最大柱
  2. 階段の引き戸
  3. 堀込番付

 

東西二本ありますが、祈祷札が地階に部分に打ち付けられていました。

姫路城と比べても細いと思われるかもしれませんが、松江城の天守は二階部分の通し柱を各階に相互かつ均等に配した「互入式通し柱」と梁を通して横方向へ荷重をずらす二つ工法を使った望楼型天守の到達点と言われています。

 

板の厚さ約10cm、階段の幅1.6m。防火・防虫のため桐が用いられた。

天守の階段は角度が急なので必ず手すりにつかまって登り降りしよう。

 

 

二階は上下階を貫く通し柱

  1. 二階分を通る様子を見ることができる通し柱
  2. 堀込番付
  3. 石落とし

 

突き抜けている階段部分の通し柱がわかりやすいです。

 

三階は花頭窓

  1. 二階分を通る様子がわかる通し柱
  2. 花頭窓

 

三階南北張出部にある花頭窓で外観上のアクセントが作られている。

 

装飾目的で自社建築に多用されていたものが、やがて天守にも取り入れられるようになった。

 

四階は梁の上から立ち上がる柱

  1. 梁の上から立ち上がる柱
  2. 国宝指定書

 

4階の四隅の梁からは5階の隅柱が立ち上がっています。

上階の荷重を梁を通して分散し下方向に伝える構造です。

 

最上階の五階に登る階段のみ真ん中に踊り場があるのです。

 

五階は天守からの景色

広さはありませんが東西南北窓があり眺望が楽しめます。

 

オススメは南方向で、お堀に水を引いていいる宍道湖が見えます。

 

最上階の天井裏はこんな感じ。

首里城の二の舞を演じないように、国宝といえどスプリンクラーは必須です。

 

 

文化財建造物に耐震補強を行う場合には、耐震性能を向上させるだけでなく、補強等によって文化財としての価値を損なわないよう配慮することも重要です。

文化財の価値がどこにあるのかをしっかりと把握し、補強の方法や位置を検討しなければなりません。

例えば、補強の量が過剰にならないようにしたり、補強によって昔から残っている貴重な部材を傷付けないよう補強部材の接合方法を工夫します。

あるいは、補強が見えることで建物の雰囲気を変えてしまわないように、補強を隠れる位置に設置したり、補強が見えてしまう場合には目立たない形状や色にデザインするなどの意匠上の工夫が必要です。

また、将来より良い補強方法が見つかった場合、取り付けた補強を取り外して元に戻せるようにしておくことも重要です。

さらに、見る人に文化財としての建物を正しく理解して貰うために、建物の既存の部材と補強部材が判別できるようにすることも検討すべきです。

文化庁

簡単にまとめると

  • 意匠を損なわないこと
  • 部材を傷めないこと
  • 可逆的であること
  • 区別可能であること
  • 最小限の補強であること

 

はなはなが天守閣内攻略で実際かかった時間は、待ち時間なしですいすい登り降りできて40分といったところです。

これにて国宝5城制覇したことをご報告します。

 

城跡内にある見どころ

興雲閣

松江城内を天守に向かって歩いていると突然現れる大正ロマン。

1903年(明治36年)に明治天皇行幸時の御宿所として建設された洋風建築の迎賓館でした。

 

年中無休・入館無料なので立ち寄らない手はないでしょう。

 

松江神社

国宝再指定の一因にもなった築城時期を特定できる「慶長拾六年正月吉祥日」などと書かれた祈祷札が見つかった松江神社。

興雲閣の隣にあるので、ぜひ参拝して行くといいでしょう。

 

1877年(明治10年)松江藩の有志が松平直政を御祭神とする楽山神社(現松江市内)を創建。

1898年(明治31年)松江市内にあった東照宮と合祀し、翌年松江城内に遷座し松江神社と改称。

現在の社殿は堀尾忠晴公が創建した東照宮の社殿です。

1931年(昭和6年)松江開府の祖「堀尾吉晴公」と松江藩中興の明主として仰がれた七代藩主「松平治郷公」を配祀。

 

東照宮「徳川家康」も合祀されていますので、三つ葉葵の朱印が押されています。

 

ちどり茶屋

奥がちどり茶屋、手前が観光案内所。

二の丸の立ち寄りやすい場所にあるので、行きに観光案内所に立ち寄りパンフレットを入手して、天守に登ってひと汗かいたら帰りに「ちとり茶屋」でスイーツ休憩がおすすめ。

 

はなはんは、名物「出雲そば」をいただきました。

そば3枚で660円、しじみご飯としじみ汁のセットで1,050円。

 

松江城の見どころをざっとまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?

タイミングがいいと「まつえ若武者隊」のみなさんに出会えるかもしれません。はなはなもちゃっかりおもてなしを受けてきましたよ。

しめになりますが、現地に行って気になった事をまとめてみました。

 

まとめ

  • お堀は宍道湖から水を引いて、当時の姿を保っている
  • 二の丸内の興雲閣は入館無料なので入ろう
  • 松江神社は国宝再認定の祈祷札が発見された場所
  • 大手門の再建は市民の必願。当時の情報に懸賞金500万円
  • 天守は2015年国宝指定、時間をかけてじっくり見学したい
  • ちどり茶屋はスイーツだけじゃない。出雲そばをいただけます。
  • 時間があれば人気のお堀めぐりでのんびり風情を味わいたい
  • 所要時間は1時間半~3時間は欲しい

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。この記事が気に入っていただけましたら、はなはなの励みになりますので、ポチッとシェアしていただけると幸いです。

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