やってきました沖縄観光~♫ みなさんは沖縄に来たらどこに一番行きたいですか? 美しい海が広がるビーチ、離島、有名所の観光地もいいですが、はなはなが一番来たかったのはここ波上宮(なみのうえぐう)なのです。
琉球の地で独自に発展した神社はとても神秘的であり、狛犬の代わりにシーサーが両脇を固める本殿は写真で見ただけでも行きたい衝動にかられます。
当宮は那覇空港からのアクセスも良好で、空港近くのレンタカー会社からも10分程度で来ることができるのです。
境内の反対側に回ればビーチが広がる海上の岸壁にそびえ立つ本殿を見る事ができ、ロケーション最高のまさに社名の波上も納得の神社です。
地元の方々からは親しみを込めて「なんみんさん」と呼ばれており、今回はこの不思議な場所にある神社を紐解いてみたいと思います。
アクセス、駐車場情報、観光案内、混雑状況など現地で撮って来た写真でシェアします。少しでも皆さまの旅のお役に立てれば幸いです。
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目次
波上宮について
創始年は不詳でありますが、遙か昔の人々は海の彼方、海神の国(ニライカナイ)の神々に日々の豊漁と豊穣に恵まれた平穏な生活を祈りました。
その「ニライカナイ信仰」の祈りの聖地の一つがこの波の上の崖端であり、ここを聖地として日々の祈りを捧げた場所が波上宮の始まりとされています。
由緒を書き出すときりがないのですが、その始まりには「熊野権現」が関わっていますので、興味のある方は少し調べても面白いかもしれません。
波上宮は琉球王府の信仰も深く、王自身も毎年正月には正式参拝しました。
そして、国家の平安と繁栄を祈るなど琉球国をあげての崇敬を集め、琉球八社の中でも最も重要な神社と位置づけられていました。
明治になると官幣小社に列格し、沖縄総鎮守としてふさわしい社殿が与えられましたが、先の大戦で被災してしまいました。
戦後は、昭和28年に御本殿と社務所が、同36年には拝殿が再建され、そして平成5年、平成の造営により、本殿、拝殿が再建されました。
現在は、神社本庁の別表神社に指定されており、全国一之宮会より琉球国一之宮に認定されています。
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波上宮のアクセスと所要時間
那覇空港より
自動車(レンタカー・タクシー)
国道58号線(那覇西道路)経由 4.5km 約8分
タクシーで1180円(5km換算)[普通車16年11月改訂4名乗車で一人295円]
※レンタカーの場合は各レンタカー営業所からになるので参考程度に
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ゆいレール(モノレール)
那覇空港駅 ⇒ 旭橋駅(5駅約11分) ⇒ 徒歩約15分
運賃 大人260円 小人130円
フリー乗車券
一日乗車券
大人 800 円 小児 400 円
二日乗車券
大人 1400 円 小児 700 円
路線バス
[25][26][99]で県庁北口(モノレール県庁前駅)下車 ⇒ 徒歩で1分移動 ⇒
パレットくもじ前バス停より[2][5][15][45]で西武門下車 ⇒ 徒歩3分
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波上宮の駐車場情報
①波上宮参拝者専用駐車場
営業時間
24時間
駐車料金
無料
利用台数
普通車約20台
一の鳥居をくぐり二の鳥居付近
②神宮会館駐車場
営業時間
会館営業時間内
駐車料金
1回500円
利用台数
普通車25台
自走式 高さ制限2.00m
波上宮挙式の披露宴会場になります。
TEL:098-868-2455
③波之上写真館駐車場
営業時間
写真館営業時間内
駐車料金
1回500円
利用台数
普通車20台
駐車料金は2件隣の波之上写真館で支払います
④アップルパーク若狭1丁目第1
営業時間
24時間
駐車料金
40分200円 最大料金600円(24時間)
利用台数
普通車23台
⑤タイムズ辻2丁目第2
営業時間
24時間
駐車料金
40分200円 最大料金600円(24時間)
利用台数
普通車10台
⑥リパーク那覇市若狭1丁目
営業時間
24時間
駐車料金
60分200円
利用台数
普通車10台
⑦若狭海浜公園駐車場
営業時間
24時間
駐車料金
最初の30分無料 1時間まで200円
以降1時間100円
※最大料金500円
利用台数
普通車113台
※情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
駐車場探し
沖縄は車社会であり車でしか行けない観光地も多々あります。当然観光はレンタカー利用者が多く行楽シーズンには駐車場探しに苦労する可能性が大きいのは致し方ありません。
早朝であれば安い場所を探すのもありですが、そうでなければ空きを発見したらすぐ停める事をおすすめします。
せっかくの沖縄観光ですから安い駐車場に並ばず、ケチらずで時は金なりの精神でいきましょう。
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波上宮の参拝情報
マップコード
33 185 022*01
鎮座地
〒900-0031 沖縄県那覇市若狭1-25-11
電話
098-868-3697
御祭神
- 伊弉冉尊 (いざなみのみこと)花窟神社の御祭神
- 速玉男尊 (はやたまをのみこと)熊野速玉大社・神倉神社の御祭神
- 事解男尊 (ことさかをのみこと)神倉神社の御祭神
相殿神
- 竈神(かまどのかみ)火神
- 産土大神(うぶすなのおおかみ)
- 少彦名神(すくなひこなのかみ)薬祖神
御祭神を見ても熊野権現と非常に密接な関係がある事がうかがえます。
ご利益
所願成就・良縁祈願・安産祈願・家内安全・海上安全・五穀豊穣・大漁祈願・悪縁消除
参拝時間
24時間
授与所
9:30〜17:00
御朱印
波上宮と管理している神社(天久宮・安里八幡宮・末吉宮)
4体各300円
御朱印帳
1300円(朱印料込)
大きさ 16cm×11cm
所要時間
30分~1時間
おみくじを引こう
おみくじは1回100円ですが、日本語、英語、中国語、台湾語で書かれています。さすが沖縄ですね、ちなみに大吉は「Excellent」でした。
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波上宮の歩き方
一の鳥居
一の鳥居は、道路に面した場所にあり車でもくぐれるようになっていますので、参拝駐車場や車のお祓いなどもこちらから入ります。
独特なカラーの鳥居の扁額には沖縄総鎮守と記されています。
参道と車道は赤い柵で分けられています。少しですが石段があり二の鳥居に向かって登って行きます。
二の鳥居
こちらは神社ではよく見る石の鳥居です。
波の上ビーチ
境内から本殿は見えませんが、波の上ビーチ側からは岸壁に建つ本殿を拝むことが出来ます。
波の上ビーチ
二の鳥居の所から拝殿に向かわず右にある石段を降りて行くと波の上ビーチや若狭海浜公園に行くことができます。
参拝後でいいのでこちらにも寄って崖に立っている本殿を見る事をおすすめします。
きれいな砂浜とエメラルドビーチがあるので時間があれば行ってみて損はないです。
ただし参拝者専用駐車場に停めていない人に限ります。
二の鳥居をくぐると左に手水舎。拝殿は目の前にあり境内はこじんまりとしています。
手水舎
赤い柱のよくある形の手水舎のように見えますが、屋根が赤い瓦で沖縄独特の雰囲気があります。
そんなに大きくないので観光客でごったがえす事があるかも知れません。
一般の神社と変わらず龍の口から水が出ていましたが、沖縄だと龍が似合う感じがします。
シーサー
拝殿を守るのは狛犬ではありません。ここは沖縄、一対のシーサーが鎮座しております。
シーサーとは想像上の獅子のことで、沖縄=シーサーと言ってもいいくらい知名度も高いですね。
シーサーは 沖縄の「魔除け」「守り神」として定着し、家に一対を置いておくとで『福を呼び込む』と信じられてきました。
お土産としても人気が高く、小さなシーサーの置き物など手軽な価格で売られています。
シーサーうんちく
金剛力士像と同じく片方が口を開けており、諸説ありますが一対のものは阿形、吽形にあてはまります。
沖縄では魔除けとして入り口や屋根の上に一対置き、まさに阿吽の呼吸で悪いものが家に入らないように守ってくれるわけです。
オスのシーサーは口が開いており、福を招き入れます。 メスのシーサーは口を閉じており、福を逃さず災難から守ってくれます。
置き方も向かって右がオス、左がメスになり、置く場所は常にきれいにしておきましょう。
拝殿
那覇空港から近い事もあり観光客で賑わっています。一見、日本人に見えますが、中国、韓国、東南アジア系の方々が多いです。国際色豊かでさすが沖縄ですね。
拝殿も屋根は赤い瓦で独特な形をしており、首里城のような琉球カラーといいますか、そんな雰囲気の神社です。
おそらく台風の通り道でもあるので重量のある瓦は飛ばされる心配がないのでいいのでしょう。
普段は拝殿から奥の本殿には行けませんので、本殿裏の崖の方へは行けなくなっています。
境内に参拝方法が書かれたボードなどをよく目にするようになりましたが、ここは沖縄、丁寧に4ヶ国で書かれていました。
参拝方法
沖縄の神社の参拝方法知ってますか?実は他の神社と同じ様に「二礼二拍手一礼」でいいのです。
回りをキョロキョロしなくていいので、安心しましたね。
社務所
拝殿右手にあり、こちらも赤瓦で神社全体に統一感があります。カラフルで人気のあるお守りを授かれます。
御朱印は直書きですが、観光客数に対して並んでいる列は少人数でした。
外国人には興味がないのか、授かっているほとんどが日本人であるからです。
波上宮の御朱印と御朱印帳
直書きですが、御朱印帳を購入の場合は1ページ目にあらかじめ御朱印が書いてあり日付のみ後書きです。沖縄総鎮守と朱印が押してあります。
御朱印帳のみの購入は出来ないようでした。転売目的やお土産でいくつも買っていく人がいるからでしょうか?
沖縄の伝統織物で紅型(びんがた)という伝統的な染色技法で作られています。
色鮮やかで工芸品のような美しいデザインとなっており、お土産としても人気が高く、水色、白、黄色がありますが、
売り切れることもあるそうです。運良く一番欲しかった黄色が購入出来てラッキーでした。
以前はピンクがあったようですが、現在はありません。
人気で売り切れる事も
「今度いつ来れるか分からないよ」という人は御朱印帳の購入をおすすめします。
なんといっても日本最西端の琉球国一之宮ですし、御朱印ガールならこの綺麗な御朱印帳は即ゲットですよね。
本殿
本殿は拝殿の奥の崖側に鎮座します。平成5年(1993年)に拝殿と共に造営されました。
誰が名付けたか、「波上宮」という名前にぴったりなロケーションではありませんか。本殿の裏側がよく見えます。
こちらは波之上臨海道路からのとっておきの撮影スポットです。車は止まれませんので橋の真ん中辺りまで歩いて行きましょう。
波の上ビーチ横の若狭海浜公園の無料駐車場がお勧めです。
琉球八社めぐり
沖縄には琉球八社と呼ばれ琉球王朝からとりわけ大切に扱われていた神社があります。
- 波上宮(なみのうえぐう)
- 沖宮(おきのぐう)
- 識名宮(しきなぐう)
- 末吉宮(すえよしぐう)
- 安里八幡宮(あさとはちまんぐう)
- 天久宮(あめくぐう)
- 普天満宮(ふてんまぐう)
- 金武宮(きんぐう)
琉球八社巡りを目的に沖縄に来る人もなかなかいないと思いますが、実はなかなかのパワースポットでもあったりします。
「普天満宮」は宜野湾市普天間に、「金武宮」は国頭郡金武町にありますが、
残りの六社は那覇市内にあるのでレンタカーをフル稼働すれば一日で回れない事は無いのです。
八幡神を祀っている「安里八幡宮」以外の七社は、熊野権現といわれる熊野三山の神が祀られており、こんな所で先月訪れた熊野がつながってくるとは、神のお導きなのでしょうか?
次回訪れる機会があれば琉球八社回ってみたいと密かに考えている次第です。
一年越しの願いが叶い、琉球八社巡りをコンプリートしましたのでご案内します。
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琉球八社の御朱印
関連記事 琉球王朝から崇敬を受けていた琉球八社の御朱印をコンプリートしました。
「琉球八社の回り方 御朱印拝受の方法を考察 沖縄の神社を巡る旅」を参考にどうぞ。
波上宮のまとめ
大きいパラソルのような南国ムードたっぶりの休憩所が作ってありましたので座って写真をパシャリ。
波上宮のご案内はいかがでしたでしょうか? ここに訪れたならぜひ海側に回って波上宮の全貌を見ることをオススメします。
はなはなはドラクエでいうとラスボスのいる竜宮城ようなロケーションがかっこいいと思いました。
最後に現地に行って気になった事をまとめてみました。
- 沖縄といえばマリンスポーツ、絶景観光、ショッピングのイメージが強いですが、普段初詣くらいしか神社に行かない人も訪れる価値はある。
- シーサーのいる神社はここだけですから、実はじゅぶんインスタ映えするスポットである。
- 御朱印は琉球八社でも授かれます。限られた観光時間の中で八社も回るのは厳しいですが、自分の行きたい神社があればスケジュールに組み込もう。
- 御朱印帳は何冊あっても困る事はありません。沖縄はなかなか来れませんので、旅の記念にゲットしておこう。
- お守りも沖縄らしいカラフルなものでした。こちらも見ると絶対欲しくなる
- おみくじは4ヶ国語で書かれているので絶対引こう。
- 参拝時間は30分程度見ておけばいい、駐車場を探したり参拝後に波の上ビーチの方へ行くなら1時間は欲しい。
- 波の上ビーチからは絶景。こんな神社見たこと無い。
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